Sherry Museum館長[中瀬航也]のオフィシャル・ブログ-バベット

シェリー・ミュージアム主催
ディナー・パーティー
【バベットの晩餐会】


2012年
映画の中でも食事会の日となった
12月の15日に
銀座ルクラージュにて

1987年公開の映画
「バベットの晩餐会の再現食事会」
を開催いたしました!

*****

この様な映画公開当時から、
様々な場所で再現会が行われてきましたが、

今回の目的は再現だけではなく、
その映画の中に表現された
時代背景、料理に関するエピソード、
キリスト教と食に関する話しをさせて頂きながらの
食事会とさせて頂きました。

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会場は昔の職場で先輩だった
石田オーナーシェフの銀座ルクラージュです!

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今回用意したのは
ハリファ・アモンティリャード・ヴィエホ
ヴーヴクリコ・マグナム
クロ・ヴジョ:ドメーヌ・ノエラ 2000年


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「海亀に見立てたスッポンのスープ」
スープには雄と雌を使い、
中には甲羅と卵が入っています!

繊細香り系なハリファ・アモンティリャード・ヴィエホが
スッポンのスープ抜群にあいました!

ここでは当時何故、海亀のスープだったのか、
またスープとアモンティリャードを合わせるという
スタイルについてのエピソードについて解説w

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この日使った雄雌のスッポンの甲羅w

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「キャビアのドミドフ家風」
キャビアはかなり高騰していたのですが、
前職の食品商社と交渉してタップリ確保が出来ました!

繊細な泡とキレのあるブーブ・クリコが
キャビアにもクリームにもあいました!

ここではキャビアについての解説・歴史話、
またドミドフ家風とはどんなものだったかについて解説w

また当時のシャンパン事情・嗜好の変化や
クリコ未亡人を象徴とする
当時の女性に対する社会感などについても解説。

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「鶉のパイ詰め石棺風」

今回のクロ・ヴジョもなるべく古いものを用意したく方々探して、
最終的には前職の三田シュバリエの大谷町セラー熟成の
2000年ヴィンテージを確保!

当日開催の三時間前に抜栓しておきました!
鶉を食べる頃には凄い香りが開いていて最高のコンディションでした!

もちろんフォアグラが入った鶉とトリュフ・ソースと
香り高いクロ・ヴジョの相性は溜息ものでした~w

ここでは鶏料理に関するキリスト教感と、
それが石棺に入っているという一つの象徴について、
またクロ・ヴジョの誕生と名称に隠されたエピソード、
またフランス革命後のブルゴーニュの歴史などについて解説w

他に
「サラダ」
「フロマージュ」


デザートで
「ラム風味のサヴァラン」
を頂き、

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「カミュ・ジョセフィーヌ」
サヴァランに使った
「トロワ・リヴィエールのラム」

食後のコニャックは
この映画の一つのメッセージである「女性」に因んで
「カミュのジョセフィーヌ」
で香りを楽しみ、

最後は
「コーヒー」
で閉めましたww

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会には私を入れて10名。
前職しぇりークラブのオーナー高橋美智子さんと、
なんとアナウンサーの宮川俊二さんもご参加頂きました!

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皆さま、ご参加ありがとうございました!

会場と料理を提供下さった
ルクラージュの石田シェフありがとうございました!