$Sherry Museum館長[中瀬航也]のオフィシャル・ブログ-georgemikes
【ジョージ・ミケシュ George Mikes】
1912-1987


ハンガリーの南で法律家の息子として生まれ、
ブタペストでジャーナリストとして働いた後、
英国ロンドンに移住し帰化したジャーナリスト。

「英国人入門」How to be a Brit

「外国人処世訓」How to be an alien
などを、

イラストレーターの
$Sherry Museum館長[中瀬航也]のオフィシャル・ブログ-bentley
【ニコラス・ベントレー Nicolas C. Bentley 】
1907-1978
と世に出し、そのユーモアさから
ベストセラーとして話題になった。

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彼が帰化した1946年の英国は、
ゲルニカ以後のシェリー不買運動に加え、
皮肉にもスペインはフランコ政権への非難から、
国連会議で排斥され孤立…

ところが1950年、
国連によるスペイン排斥の解除が成されると、
英国でのシェリーの消費は急上昇…

ロンドンには、
「〇〇・ロッジ」と称する
多くのシェリー・バーが誕生した…

ジョージが盛んな時期を過ごした30代後半から50代は、
20世紀におけるシェリーの全盛期でもあり、

それまで
食中、食後、寝酒だった
シェリー(オロロソ系)から、
辛口のシェリー(フィノ系)が
広く支持された時代でもある。


そんな時代に彼が言った言葉

"シェリーは
アペリティフとしては結構だけれど
それは
ドライ・シェリーにかぎる"



流石、How toものを書くジャーナリストの御言葉。

シェリーの違いを解った上で、
食前にどんなシェリーがイイのかを、
ストレートに表現した言葉…

因みに、ドライ・シェリーDry Sherryとは
「フィノ Fino」や
「マンサニージャ Manzanilla」
のことを指します。


フィノ Finoと言えば、
飲み易い「ティオ・ペペ Tio Pepe」や
落ち着きの中に頑固さがある「ラ・イーナ La Ina」
癖のあるのがお好みの方には「フィノ・キンタ Fino Quinta」

マンサニージャ Manzanillaと言えば、
飲み易い「ラ・ヒターナ La Gitana」や、
国外でも人気の高い「サン・レオン San Leon」
癖のあるのがお好みの方には「アレグリア Alegria」

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食事の前に、そして食事と共に
フィノやマンサニージャを飲んで、
大人な時間を決め込んで見ませんか?


きっと、文化の香りがしますヨ…

五反田Bar "Sherry Museum"でお待ちしています。

$Sherry Museum館長[中瀬航也]のオフィシャル・ブログ-georgemikes

参考:Book:"How to be a Brit" by George Mikes
Wikipedia:George Mikes
Wikipedia:Nicolas Bentley