Sherry Museum館長[中瀬航也]のオフィシャル・ブログ-tabaco

休みだった今日、煙草の先生である福田さんに御誘い頂いて、
平うち麺のラーメンで腹ごしらえしてから
地元大井町に去年暮に出来た小さなシガー・バー「Long Ash」にお邪魔。

大井町駅裏のごちゃごちゃした中の2階・・・
席も6席ほどにマスターが一人・・・

特に酒にこだわって…という店ではないが、
「煙草好きの隠れ家」で、まさに「スモーカーの巣」・・・(笑

福田さんには以前、自宅に来て頂いた際に
紙巻き煙草の話と
「その巻き紙がスペイン産が多い」
という話しで盛り上がったが、

今日はその第二弾!

久々にパイプをふかしながらモルトを頂き・・・

順に紙巻き煙草の話題へ・・・
紙巻きといっても、自分で巻くヤツである!

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(赤い巻紙はバルセローナ産!)

僕はまだ全然上手く巻けないが、
まぁ手早くキレイに巻くものだ・・・(感心!
流石、師匠!

そうこうしていたら、
福田さんの15年来のお知り合いのIさんが来店、
一度お会いしたことはあるものの・・・という感じだったが、

聞けば御爺さんが専売公社の方で、
ご自身は米国などで映像や音楽の仕事をされていたとか・・・

そんなIさんと、福田さんの煙草話しに火がついて
気付けば二人の話しの真ん中に・・・

これって特別講義?(嬉!

Iさんが店に持ってきていた「マルタの鷹」のDVDを観賞しながら、
この映画の時代、原作が書かれた時代を踏まえながら、
映画の中でカッコ良く描かれる紙巻き煙草の映像に見入った・・・

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原作は1930年、映画公開は1941年、
主演はあのハンフリー・ボガート!

1930年と言えば世界大恐慌の頃・・・
禁酒法下のアメリカでは1920代からシガレットが大流行していた・・・
そんな時代の映画だ・・・

カッコイイ・・・

「あの頃は、加湿なんて気にしない・・・ほら、見てみ!粉々だ・・・」

あぁだから、ああやって上向きに巻いてるのか・・・

「あれを巻いて差し出す秘書がまたいいんだな・・・」

etc...

煙草は嗜好品でありながら、
流通や税金、戦争の影響をもろに受ける・・・
それでも人は吸う・・・工夫をして・・・

煙草が何百年も薬だったという話もしらずに
煙草が体に悪いだの、
ニコチンが痴呆症にいいだのという話しはどうでもいい・・・

嗜好品はそういうものなのだ、
体にいいものと言われるものだけ食べて、
健康にいいという生き方をして、
それで楽しいのなら結構・・・邪魔はしない。

でも、そんな嗜好品の否定や
嗜好品だからと自慢のネタにするのは愚かだ・・・

そんなことより、マナーを守って、
今ある煙草を楽しみながら、
時代ごとの嗜好品の文化の話に花を咲かせよう。
それこそが大人の遊びってもんだ・・・

煙草も酒も同じ・・・

全くだ・・・

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お二人の話をずっとききながら、
葉巻や、巻いて頂いた紙巻きを楽しみ、

ペール・ラバ50と
マッカランを舐めながら時間は過ぎていった・・・

音楽「ラロシフリン」の話・・・

小説「心の旅路」の話・・・

今日は師匠の福田さんを介して
改めてI氏という巨人にお会いできて
お二人のとめどない煙草文化論が聞けて凄く楽しかった・・・

まさに今日は「白熱煙草教室」だった・・・

気付けば5時間をゆうに越していた・・・
楽しい時間、有意義な時間と言うものは過ぎるのが早い・・・

まさにメメントモリである・・・

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今日お邪魔したのはココ。お近くの方は煙草を持って是非。
店に葉巻も置いてあります。

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お知らせ

福田さんを講師に招き、
実は煙草とつながりの深いシェリー酒も楽しみながら、
【紙巻き煙草を巻いてみよう】
という講習会を予定しております。

決まりましたらまたこのブログなどで
ご紹介させて頂きたいと思います。

ご興味ある方は是非!