シェリー酒の歴史研究をしていく時、
どうしても必要なのがシェイクスピアの研究。

その時代背景や作品中でのシェリー酒がどうであったのか?

シェイクスピアの作品には
ヘンリー四世や12夜、じゃじゃ馬馴らしなど、
シェリー酒が登場する作品に事欠きません。

もちろん、同時代のベン・ジョンソンの作品なども参考になりますが、
シェイクスピア作品ほど研究テーマに挙げられた題材も他になく、
英語はもちろん日本語の参考資料が多いのは非常に助かる話です。

以下に、シェリー酒研究、洋酒歴史研究などをする方に
お勧めな本を紹介しておきます。

Sherry Museum館長[中瀬航也]のオフィシャル・ブログ-shakespeare
「シェエクスピア薬品孝」藤本豊吉著
1979 ☆☆☆☆
作品中の薬に関係する全てのものをピックアップして解説。


Sherry Museum館長[中瀬航也]のオフィシャル・ブログ-shakespeare
「シェイクスピアの香り」熊井明子著
1993 ☆☆☆
作品中に登場する香りにスポットをあてた本。


Sherry Museum館長[中瀬航也]のオフィシャル・ブログ-shakespeare
「シェイクスピア食べものがたり」今井香代子著
1999 ☆☆☆
作品中に登場する食にスポットをあてた本。


Sherry Museum館長[中瀬航也]のオフィシャル・ブログ-shakespeare
「シェイクスピアのタバコ」青木芳夫著
2006 ☆☆☆
シェイクスピア時代は煙草流行の時代だったが、
実は作品中に一度も出てこない…それは…


Sherry Museum館長[中瀬航也]のオフィシャル・ブログ-shakespeare
「シェイクスピアのワイン」アンドレ・シモン著 多田稔訳
2002 ☆☆☆
以下の英文の翻訳本


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$Sherry Museum館長[中瀬航也]のオフィシャル・ブログ-shakespeare
"Wine in Shakespeare's Days and Shakespeare's Plays"
1964 ☆☆☆
ワイン界の知の巨人アンドレ・シモンが作品中お酒にスポットをあてたもの。
元原稿は、1931年に氏が所属する研究クラブにて
199部のみ配られたというもので、
1934年にシェイクスピアの生誕400周年記念で出版。


Sherry Museum館長[中瀬航也]のオフィシャル・ブログ-shakespeare
"A Shakespare Glossary by C.T.Onions"
1966 ☆☆☆
作品に登場する言葉の辞典


Sherry Museum館長[中瀬航也]のオフィシャル・ブログ-shakespeare
"The Reader's Encyclopedia of Shakespeare"
1966 ☆☆
残念ながら酒類情報は皆無…


sherry museum
"Dining with William Shakespeare"
1976 ☆☆☆☆
作者の想像も含め当時の食事の再現レシピが満載


sherry museum
"Shakespeare and Alcohol"
1978 ☆☆☆☆
作品中にどんな酒類がどこに出てきたかを紹介。
付録の表がマニアックw