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行こう、行こうと後回しになっていた
【空海と密教美術展】
に、少し涼しくなってきたので、

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単衣の着物を来て行ってきました。


前評判と宣伝のせいか、
酷い混みようだと言われていましたが、
さほどでもなく、普通に見れました。

前々半を観て、イヤホンガイド無しには無理と判断。
入口に戻ってイヤホンガイドを借り、
初めから見直しました。

乗っけの「空海は弘法だが筆は厳選した…」という内容の説明には
少し可笑しかったですが、
写経をやった際に、筆の重要性を肌で感じたばかりだったので、
如何に弘法でも…やはりね…とは恐れ多くも感じました…

こうして見始めた今回の展示…

仏教はもちろん日本史も不勉強な自分には、
いささか難しいテーマの展示でしたが、
色々と感じるものはありました…

8世紀という空海の生きた時代と、
空海自身が【書】主体から【曼荼羅】や【仏像彫刻】へ
その表現方法を変えていったことへの興味は、
今回、改めて湧きました。

それと、単純に曼荼羅とは?とか、
空海は最後の偉業?として
何故、曼荼羅を立体にしたかったのか?
する必要性があったとしたら、それは何なのか?とか、
芸術を楽しむというより疑問だらけの展示観察となりました…

と、仏教が解っていない自分が感じたのは、
表現方法は国や時代、その主導者や表現者によって変化するものの、
表現されるモノ自体は、

生や死、善や悪の他、
火、水、木、風などの四元素的なもの、
そして解りやすい表情の表現であり、

芸術性をあえて排除して考えてみると、
その宗教にどこか共通したメッセージを
感じれたような気がします。

千手観音のモチーフは枝の生い茂った木がモチーフかな?とか、
多くの像がはためかせる着物は風がモチーフかな?とか、
頭部の後や剣に、諸刃ではあれ、火の力を表現しているのかな?とか、
蓮の花の上に座るのは、水の上という意味合いがあるのかな?とか…

他にも、
特にキリスト教などと比較した時に、
仏教には「魂」や「霊」などの表現が無いように感じた事でした…

もちろん後の仏教自体の発達や変化の中には、
本来無かったはずの地獄思想の中でまた
出てくるものなのかもしれないのですが…

その結果、キリスト教が
血としたワインと、体としたパン、
と、そこに魂的哲学を加えたことで伝播していったのに対し、
仏教とお酒や米の繋がりが殆ど見られないため、
逆を言えば、文字が読め学のある王侯貴族や役人には支持されたものの、
庶民には全く響かず、布教という意味では、
その影響力が結果的に低かったのか…

などなど…
興味と仮説は堪えません…

比較論的には、この手の勉強も必要ですね…

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外には夏の最後を想わせる夕焼けと、
秋を感じさせるイイ風が吹いていました…

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その後、場所を銀座に移動し、
プラプラ東銀座辺りで今日の晩飯処を探していて、
ふと目に「鯛めし おでん 揚ひな鶏 お新香」という文句が留まり、
「麹の宵」という店に入りました。

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ハイボール飲みながらメニューを相談…

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鶏シャブのサラダやら、

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摂るように言われている「鉄分」を、
と「馬刺し」を…タテガミと食べると旨っ!

馬はこれからも生で食べれるから安心!

と、日本酒のメニューを見ていたら、

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「男山」が目にはいり、
札幌の祖父を思い出し注文…

ま、これを飲んた祖父は嫌いでしたが、
大通りに、丸山公園に、雪祭りにと、
何処へでも連れて行ってくれた、
大好きな、大好きなお爺ちゃんでした…

それにしても…
なんだか洒落た出し方だなぁ~(笑
日本酒ファンには邪道?…

日本酒が入ると、どうも酒のアテが欲しくなり、
鯛飯が出てくるまで…と、

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気になった「砂肝の塩辛」を…
うん、悪くない…てか、酒がススムわ(汗;

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最後にメインの鯛飯を頂きました!
あぁお腹イッパイ!
また食べすぎちゃった…

明日から控えなきゃ…