![$Sherry Museum館長[中瀬航也]のオフィシャル・ブログ-guindas旧](https://stat.ameba.jp/user_images/20110824/14/catador/9a/bd/j/t02200328_0550081911438390896.jpg?caw=800)
(ちょっと前まで使われていたラベル)
アンダルシアでよく見かける
「ギンダスGuindas」
という名のリキュールがあります。
これはセヴィージャSevillaから北北東、
カサージャ・デ・シエラCazalla de Sierraで造られています。
現在はシェリー蔵カバジェロCaballero社の傘下です。
ギンダスGuindasというのは
「サクランボ」という意味。
ミウラ*Miuraはブランドの名前。
*Miuraに関しての話も面白いので、これもまたいずれ…
クレマCremaといのは文字通り
クリーム/クリーミーという意味で、
糖分を含んだこの手のリキュールには
よく使われる表示です。
クレマがつかないと、ただのサクランボになっちゃいますからね(笑
この蔵は古くからアニス・リキュールLicor de Anisで有名で
(これに関しては、また別の機会に…)
アニスの香りの付いたスピリッツに、
地元のワイルド・チェリー、
シロップを加えて造られます。
色はロゼ・ワインの様で
香りはどちらかというとアニスのニュアンスが強いですが、
慣れてくるとホロ甘苦いチェリーの香りがしてきます。
味わいは甘すぎず、チェリー由来の豊かな酸味があり、
シェリーのミディアムぐらいの甘さで、後味もわりにスッキリです。
食後や、歓談時、疲れた時や、寝酒に如何でしょうか?
食中もお肉系煮込み料理やスパイシーな料理と一緒にやるのもイイです!
リキュールとしては、
やや低目の20%という度数で、
現地では、冷して*ショット・グラスか、
ロックcon Hieloがポピュラーな飲み方です。
*冷凍庫保存は不可
他には、
デザートのソース的に使ってもいいでしょうし、
ソーダ割りで飲んでも美味し他、
お肉の煮込み料理等の仕上げにかけると
赤ワインにも合います!
日本での輸入元は大阪の【T.G.A】さんです。
主にスペイン南部で見かけるリキュールです。
スペイン北部では「パチャランPacharán/Patxarann」という、
また別のリキュールがポピュラーです。
(パチャランに関しては、またいずれ…)
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(現在、この「ミウラ・クレマ・デ・ギンダス」は、
このNEWラベル↑に変わっています!)
なお、ポルトガルの「ジンジーニャGINGINHA」は
ギンダスによく似ていますが、ジンジーニャはアニス風味が無いので、
アニスが苦手の方は、
このポルトガルのジンジーニャがいいかもしれません。
(ジンジーニャに関してもまたいずれ…)
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