コートドボーヌの赤ワインが好きだ。
安いし(ニュイにくらべての話)、探せばいい造り手がいっぱいいるし、
飲み頃が早い。言うことなし。
そんなわけで長らくボーヌ派のわたくしのところに
先輩ソムリエが持ち込んだのが写真のワインたち。
シャンドンドブリアイユです。うぉ~~~大好物!
名前から想像するとおりモエの親戚ですが、
こちらはお金に魂を売らない伝統主義者です。
左から、サヴィニィ レ ラヴィエール
ペルナン レ ヴェルジュレス
ペルナン イル デ ヴェルジュレス
全部2001年。
同じ年で同じ造り手、全部地続きの畑なんですが、
並べて飲んでみると‥ぜんぜん味がちがうやん。
て言っても造りかたは同じなので劇的に違うってことはないですが、
でも誰でもわかるくらいの差が確かにありました。
昔別々に飲んだときはここまで差があるとは思わなかった。
まず、最高にワタシ好みなイルデヴェルジュレス。
軽やかで繊細でいながらなぜか飲むと激情に駆られる、ブルゴーニュの真髄。
ヴェルジュレスはそれを小さくまとめたような感じ。
ジャスト飲み頃でおいしいけれど、格は落ちる。
そしてラヴィエール。これが一番濃密でふくよか。
一般受けしそう。上の二つとは明らかに方向性が違う。
地続きなのに不思議。
飲みくらべて一番驚いたのはサヴィニィとペルナン2つに明確な線引きがあったこと。
自分の中ではどっちも繊細で軽やかなイメージだったんだけどなぁ。
昔トロボーのサヴィニィ(繊細)とボーヌ(ぼってり)をくらべたときくらいの差が
今回のサヴィニィとペルナンのあいだにもあった。
村の境界って単に行政上の線引きだけじゃないんだね。
なるほどって感じ。ブルゴーニュは不思議なことだらけです。
いや~難しいねぇ~~。だから面白いんだけど。
それにしてもブリアイユはなに飲んでも旨い。
それだけで死ぬほど幸せ。ごちそうさまでした。
今週の寝酒
リエッシュ シルヴァネール ヴィエイユヴィーニュ 2008
アルザスの白。
すがすがしさ、少々。清涼感が少々。
柑橘類の果実味が少々。アクセントに苦味が少々。
自然派の生命力が少々。バランスは‥最高。
要はすべてが小さくまとまってます笑
でもまとまってるのは大事。美味しいワインの条件。

