東京で一番好きなイタリアンレストラン | お局秘書の日記

お局秘書の日記

酸いも甘いも噛み分けた(?)お局秘書のありふれた日常を、つらつらと綴ります。

其処は、実は余り教えたくないお店なのですが・・・
昨日ちょっと嬉しい事があったので書きます。

其処と言うのは、食通の間でも「東京一のピエモンテ料理」と評判の西麻布交差点に程近いイタリアンレストラン「トルナヴェント」のこと。


男性の好みも音楽もレストランも、全て所詮は主観だと思うのですよ。
ここが一番と言うべきものではない。
ただ、東京で生まれ育ち、若い頃からそこそこの数のお店には行ってきたと回想する私が個人的に「東京のイタリアンレストランで一番好き 」なのがトルナヴェントなのです。

このお店には、今のところ或る一人の男性としか行ったことがありません。
実は昨日もその人とランチに行く予定でした。ところがどっこい!土壇場になってその方が来れなくなってしまいました。

正直困惑しましたよ。
私は結構「お一人様」平気な人なのですが、ランチとは言え、リストランテで女独りってどうよ?(-。-;)
でもね、お店にしたら二人ドタキャンてのも迷惑だよ~マジで。

という訳で、私も十二分に大人のオンナなので(苦笑)行きました、独りで。

お出迎えしてくださったシェフに「ごめんなさい!今日私独りになっちゃいました。」

最初に頼んだスプマンテを持ってきてくださったマダムが、グラスと一緒にテーブルにそっと置いてくれたメモには
『お一人でもご来店頂き嬉しいです。スプマンテ、サービスします❤』と書かれていました。
ドタキャンされて陰が差した私の心が、温かくなったのは言うまでもありません。

普通は、二人で予約してどちらかダメならキャンセルされることが殆ど。それなのに一人で来店してくれるなんて嬉しいねとシェフと話したのだそうです。

どんな場面でも、関わる相手を思いやる気持ち、礼を尽くす気持ちが良い関係を築くのだし、結局自分が幸せな気分になれるのだと再認識しました。

いつも私の期待を裏切らない美味しいシェフのお料理と、チャーミングなマダムに会いたくて、リピートしてしまう「本当は秘密」のお店です。