静かなる海 

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<珍しい韓国の宇宙SFドラマ>

韓国の宇宙SFドラマは珍しい。あるいは、私が知らないだけか?月をめぐる話だ。宇宙開発と言えば、アメリカ、ロシア、中国、そしておそらくインドが主役となるだろう。現在でも宇宙開発を巡っては苛烈な競争が行なわれているが、そこに韓国が参入するとは考えづらい。このドラマでも、宇宙開発大国が月に見切りをつけて、火星へと飛び立つ中で、リソースの少ない韓国は月開発を継続し、ついに画期的な資源を見つける。

 

<その頃地球は?>

砂漠化が進行し、海が干上がり、地球の水が枯渇する。人々は水を求めて水配給所に殺到する。水は、人間の生存に不可欠な物質だ。その水が枯渇したら?そらを解決する切り札が韓国が月の沈黙の海に建設したバレ基地だ。

 

<バレ基地は突然閉鎖>

ソン・ジアン博士は密命を受けて月のバレ基地探索隊に加わる。ソン博士の姉、ソン・ウォンギョンはバレ基地の研究責任者だった。その謎の死を解明するためにもバレ基地のデータを探る。なぜか、バレ基地の研究データは消されていた。

 

<月の水の恐ろしい特性>

韓国のバレ基地が発見した月の水は、地球の水と組成は同じだが、恐ろしい特性があった。ソン博士の姉は局長からの圧力に負けて、禁断の手段に手を染める。人体実験だ。探索隊が見つけた少女はその実験の生き残りだった。果たして彼女を無事に助け出し、地球を救うことができるのか?

 

<繰り返される人体実験>

第二次世界大戦での日本軍による731部隊の人体実験はあまりにも悪名高いが、連合軍のアメリカはその点では負けてはいない。731部隊の実験に携わった医師たちは研究データと引き換えに免責され、戦後日本の薬剤メーカーの幹部となった。すでに大勢が決まっていた第二次世界大戦での広島、長崎の原爆投下とその人的被害のデータも極秘にアメリカへと渡っている。軍事が優先されるところでは、決して人間も人権も守られない。

 

<見ごたえのある韓国宇宙SFドラマ>

全編を見終わった感想を言えば、見ごたえのあるドラマだった。チャンチャンバラバラ、銃の打ち合いは少ないが、次はどうなるか?と感じさせる展開の見事さ、是非、お奨めです。眠れない夜に。最後まで見てみよう。