ナポレオン 獅子の時代 6、7,8

長谷川哲也

少年画報社 Kindle版

 

<電子書籍版を読む>

電子書籍を購入。読み始めたが、やはり紙の媒体の方が読みやすいな。といっても、家では本が溢れているので、できるだけ紙の本は買わないようにしないと。。。

 

<暇な日が続く、こんな日はナポレオンを>

ナポレオンを飲むという話ではない。ナポレオンを読むというか、見るという話しです。漫画は読むのか、見るのか微妙なところだな。。

 

<軍事の天才、ナポレオン、怒涛の進撃>

今日も、仕事がないので、「ナポレオン-獅子の時代、6、7、8」を読む。長谷川哲也のマンガは劇画調でハチャメチャな展開と描写が魅力だ。といっても、かなり史実に忠実に展開している。漫画で歴史を学ぼうとは思わないが、あらましを知るにはいいメディアだと思う。何しろ、面白くなるように史実を脚色してあるので、面白い。ただ、登場人物がやたらに多いので、誰が誰だったか分からなくなり、混乱。こんなとき、紙の漫画だとパラパラとめくって、誰だったかな、とすぐに確認できる!いや、単に、電子書籍に慣れていないだけか?

 

 

<第6巻-ヴァンデミエールの反乱>

さて、6巻だが、ナポレオン不遇の時代から好機を掴む話だ。本屋で働くナポレオンの前に客としてミュラが現れる。女たらしのミュラがエロ本を買うのをナポレオンは軽蔑したが。。。ヴァンデミエールの反乱で再開して、この男はナポレオンの副官となる。

 

ナポレオンの兵役になくてはならないベルティエもこの巻で登場。ミュラとは違い、ベルティエは「孫子の兵法書」を購入し、ナポレオンの関心をひく。ナポレオンの有能な参謀として以後、活躍する。

 

ヴァンデミエールの反乱がこの巻では描かれる。この反乱は1795年10月5日に発生した王党派の反乱で、ナポレオンは抵抗する王党派にぶどう弾を大砲でぶっ放して鎮圧し、国内軍司令官バラスの副官として頭角を現す

 

 

<第7巻-イタリア方面軍司令官に就任>

この頃のフランスを指導する五人の総裁。首領格のバラスは別として残り四人の中でも別格な、ラザール・カルノー。「勝利の組織者」と呼ばれ、フランスの軍制改革を行い、フランスを復興させる。この眠らない男とも呼ばれるカルノーによって推挙され、イタリア方面軍の司令官にバラスにより抜擢される。ここからナポレオンの快進撃が始まる。

 

 

<第8巻-ロディ会戦>

この戦いでオーストリア軍は叩きのめしたことにより、ナポレオンは一躍神格化される。しかし、実際にはオーストリアの主力は後退することに成功、まだ決定的な打撃を与えられてわけではない。漫画ではこの辺のところを劇的になるように描いている。

 

<その後の話も読みたいと思わせる画力の素晴らしさ>

激動のフランス革命を、ナポレオンを中心に劇的描く。迫力のある長谷川の劇画が息もつかぬフランス革命の展開を読ませる。実際のフランス革命もこれくらい残酷だったんだろうなと思う。何しろ、人権などという思想が全くなかった時代だから。

 

<人類に平和な事態は来ないのか?>

とはいえ、今の時代でもエチオピア、スーダン、シリア、アフガンと残虐な戦いには事欠かない。いつになったら、人類は平和な時代を実現できるのだろうか?

 

*他にもナポレオン獅子の時代について書いたよ*

 

ナポレオン1-獅子の時代

 

ナポレオン-獅子の時代(2)、(3)、(4)、(5)