ナポレオン1-獅子の時代
長谷川哲也著 

ヤングキングコミックス

 

 

 

<気に入った漫画は何度でも読む>

2003年というから随分、昔の漫画だ。どこからともなく湧いてきたのをまた読む。漫画のいいところは、すぐ読み終わるところだ。だから、気に入ったものは何回も読むことになる。この点、紙の本はいいな。

<好みが分かれる長谷川の漫画>
第1巻は三帝会戦から始まる。長谷川の漫画は荒々しい劇画調なので好みが別れるところだ。細かなエピソードは別にして割と史実を追っているので、歴史好きの人はそれなりに楽しめるのではないかと思う。

<ナポレオンの名を不滅にした三帝会戦>
三帝会戦はナポレオンがオーストリアのアウステルリッツでオーストリアとロシアの連合軍を一瞬にして壊滅させた戦争であり、これによりナポレオンの名はヨーロッパで不動のものとなり、フランス革命の理念をヨーロッパ全体に広めてゆくのに大きな役割を果たした。ナポレオンの意図がどうであれ、国民軍のフランス軍の行くところ、フランス革命の精神がヨーロッパの隅々まで浸透し、当時の帝国の支配者達を震撼させた。

<フランス革命の精神を世界に広めたナポレオン>
コルシカ出身のナポレオンは、士官学校では不遇ではあったが、類まれな軍事的才能で頭角を現し、フランス革命の混乱を収めていく。その後、ヨーロッパを支配し、フランス革命の精神を歴史に刻んだ、まさに世界史でも重要な人物であった。

<フランス革命を長谷川の漫画で振り返ろう>
コロナで混乱の時代、世界史を長谷川の漫画、ナポレオンで振り返るのも悪くはないのではないだろうか。

 

*他にもナポレオン獅子の時代について書いたよ*

 

ナポレオン-獅子の時代(2)、(3)、(4)、(5)

 

ナポレオン 獅子の時代 6、7,8