ノラ猫の不妊手術に、たどりつけない。 | 特定非営利活動法人C.O.N

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地域猫活動、公営住宅とペット、ペット防災、多頭飼育崩壊、高齢者とペット問題など、人と猫にまつわる様々な社会課題に取り組んでいます。高齢者とペットの安心プロジェクトは5年目になりました!人と動物が共に生きる、ワンウェルフェアの実現を目指しています。

どこからかやってきた

1匹の猫が庭で子猫を産み、

子育てをしています。





4匹いたはずの子猫は、

カラスに襲われて

2匹になっていました。








母猫は少し人なれしているようで、

飼われていた猫みたいです。




可哀想に。




猫好きとかでは

ないのですが、




子猫を守っている母猫を見ていて、

自然とエサをあげるように

なりました。



2匹の子猫は何とか育ち、

母猫といっしょにエサを

もらいにきています。









近所から苦情が

出ないだろうか。




このままだと、

また子猫が産まれてしまう。




せめて不妊手術をしないと

と思い、

動物病院に聞きましたが、

野良猫の手術はしていないと

言われました。




役所にも電話しましたが、

こうしたらいいという

答えはありませんでして。









尼崎市には平成19年から

野良猫の不妊手術の

助成金ができています。

最近では余すほどたっぷりの

予算がついています。




捕獲送迎をしてくれる

TNR専門病院や

ボランティアさんもいます。





なのに、








住民が野良猫の不妊手術をしようと

あちこち相談したのに、




つながらないのは、

なぜだろう?









通りがかった大阪の方が

子猫を見かけ、

わざわざ車を停めて

この方に状況を聞いてくれて、

当法人につながったのですが、




これは、たまたま、

運良くです。








子猫を捕獲し、

来週には母親の手術を

することを話すと、




自分も高齢だし、

このままエサをやって

どうしたらいいのか

心配で心配で、




本当に助かったと

と言われました。











必要な人のところに、

必要な情報が

届いていません。




これでは、

また、

野良猫が増えてしまいます。




で、

エサやりが悪いと

ひとくくりに

されてしまいます。




私たちも行政も、

ここは、

もっともっと考えないと。