平成22年3月4日
尼崎市議会
代表質疑 福島さとり議員
改革改善項目の具体的な取り組みの一つに「歳入確保に向けた一層の強化」とあります。その中には、議会から提案した“ネーミングライツ”や“公有財産の活用”などが入っていますが、後は、受益者負担の適正化で使用料・減免制度の見直しなど後ろ向きのものばかりになっています。歳入を確保するためにはもっと知恵を絞るべきですが、昨年の9月議会で私が提案をした「動物愛護基金の創設」はどうなっているのでしょうか。あの時は1000万円の寄付が集まりますという話をしましたが、何事もタイミングが重要です。時期を逸するとだめです。スピードと決断で行政運営をすべきです。
改革改善項目の具体的な取り組みの一つに「歳入確保に向けた一層の強化」とあります。その中には、議会から提案した“ネーミングライツ”や“公有財産の活用”などが入っていますが、後は、受益者負担の適正化で使用料・減免制度の見直しなど後ろ向きのものばかりになっています。歳入を確保するためにはもっと知恵を絞るべきですが、昨年の9月議会で私が提案をした「動物愛護基金の創設」はどうなっているのでしょうか。あの時は1000万円の寄付が集まりますという話をしましたが、何事もタイミングが重要です。時期を逸するとだめです。スピードと決断で行政運営をすべきです。
お尋ねしておきます。
財源の確保といいながら、「動物愛護基金」を何故創らないのですか。理由をお聞かせください。
本市は、犬繁殖業者による狂犬病予防違反と建築基準法違反を黙認したとして、マスコミに大きく取り上げられています。動物愛護基金を創設することは、動物愛護について尼崎の姿勢を全国に向けてアピールし、汚名返上する絶好の機会です。市長が言われる「ピンチをチャンスに」とはまさにこういうことを言うのではないでしょうか。
【市長答弁】
議員ご提案の動物愛護基金につきましては、現在、研究を進めております。
市財政が厳しい中、貴重なご提案でございますので、前向きに検討をしたいと考えております。
この基金は、動物愛護行政に賛同される方々の寄付金を原資にするというものでございますが、基金の規模であったり、どのような事業に使わせていただくか、というような検討課題がございます。
特に、どのような事業に使っていくか、ということにつきまして、例えば野良猫対策は現在の懸案事項であり、すでに取組をしておりますが、その拡充ということが考えられます。また、動物愛護普及啓発に役立つ事業に充てるとしても、内容、方法、経費などを検討する必要があります。充当する事業につきましては、慎重に検討する必要があると思っております。
また、ご承知の通り昨年末以来の犬繁殖業者の問題で厳しいご指摘をいただいている中、業界の指導強化も喫緊の課題になっております。
そのような中、直ちにスタートするのは困難な状況でございますので、今しばらくお時間をいただきたいと思います。
議員ご提案の動物愛護基金につきましては、現在、研究を進めております。
市財政が厳しい中、貴重なご提案でございますので、前向きに検討をしたいと考えております。
この基金は、動物愛護行政に賛同される方々の寄付金を原資にするというものでございますが、基金の規模であったり、どのような事業に使わせていただくか、というような検討課題がございます。
特に、どのような事業に使っていくか、ということにつきまして、例えば野良猫対策は現在の懸案事項であり、すでに取組をしておりますが、その拡充ということが考えられます。また、動物愛護普及啓発に役立つ事業に充てるとしても、内容、方法、経費などを検討する必要があります。充当する事業につきましては、慎重に検討する必要があると思っております。
また、ご承知の通り昨年末以来の犬繁殖業者の問題で厳しいご指摘をいただいている中、業界の指導強化も喫緊の課題になっております。
そのような中、直ちにスタートするのは困難な状況でございますので、今しばらくお時間をいただきたいと思います。