今日も多頭飼育崩壊、寸前… | 特定非営利活動法人C.O.N

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地域猫活動、公営住宅とペット、ペット防災、多頭飼育崩壊、高齢者とペット問題など、人と猫にまつわる様々な社会課題に取り組んでいます。高齢者とペットの安心プロジェクトは5年目になりました!人と動物が共に生きる、ワンウェルフェアの実現を目指しています。

 
 
 
 
 
多頭飼育崩壊と
崩壊寸前・・・
 
 
 
昨年3月以降
これでもう9件目?
 
 
 
『こんなに増えてしまって、
 もう飼えない、
 もう限界、
 保健所で殺処分されても仕方ない・・・。
 
 
 
 
お金もないし、
病気だし、
このままやったら、
自分も家も壊されてしまう。』
 
 
 
だいたいみんな
そんなふうな話をする。
 
 
 
 
今日のおばあさんも
例にもれず。
 
 
 
もちろんたったの1匹も
不妊手術はされていない。
 
 
 
ここの猫たちは、
おばあさん以外が家に入ると
ちょっと異常なパニック状態に
なる。
 
 
 
20匹の黒猫がムササビのように
部屋中をグルグル飛びまくり、
まるでマグロの群れのような勢いで
ノンストップになる。
 
 
 
4畳半ほどの部屋の中、
まともに立っていたら
頭や顔に激突されそうで、
身の危険を感じるほど。
 
 
 
 
外で待っていたスタッフによると
家が揺れていた・・・とのこと。
 
 
 
 
で、今日は三度目の訪問。
猫たちがパニックになるので
玄関先で要件のみ済ませ、
別の多頭飼育のお宅へ向かう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
うちの会は、
TNRや地域ネコ活動を
10年やってきた。
 
 
キャパがないので、
会としての保護譲渡には
かかわらずやってきたが、
 
 
 
ここにきて
なぜこれほど多頭飼育に
巻き込まれているのか・・・?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
今日のおばあさんも
言っていた。
 
 
 
『できるなら、どこか遠くの公園に
 捨てに行こうと思ったけど、
 車もないし猫を運べない・・・』
 
 
 
これが、
ノラ猫の発生源なのだと
つくづく、
つくづく、
痛感している。
 
 
 
きっと、
捨てるだろう・・・。
 
 
 
誰も手を差し伸べなければ。
 
 
 
これ以上避けて通れない、
ノラ猫問題の蛇口に直面している。