エサやり禁止看板と「地域猫・報告書」 | 特定非営利活動法人C.O.N

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尼崎市を中心に地域猫活動を行っています。地域社会の様々な猫問題に取り組みながら、『共に生きる未来』をめざしています。



2月10日(水)10時~


公園課担当者さんに
お時間をとっていただいた。




目的は、公園に設置された
エサやり禁止看板を
撤去してもらうことではなく、






とにかく、
何しろ、


何をおいても、



この活動を
『正しく』伝える事。




もちろん簡単に
理解してもらえない事が多い。(ほとんど)


が・・・、
知っていたら、防げたのに、
知っていたら、やってたのに、




知っていたら、
こんな事になっていなかったのに、




という話しは、もっと多い。







先日の現地調査で、
エサやりさん、苦情主さん
双方のお話しを聞いた。



猫に魚の煮物の残飯を与え
そのまま放置する人もいたらしく
そんなのも、すべて
このエサやりさんのせいになっていた。







よくよく話を聞いてみる。



これが、けっこう
大切だと思っている。



苦情主の話しも同じく。




「公園の砂場がフンだらけで
幼稚園児たちが砂遊びができなない!」







苦情主には、
お孫さんがいて、



怒りの矛先が、
自宅以上に公園の砂場に
向けられているようだった。






『エサやりさんは
公園のお掃除も
されているようですが・・。』







と説明しても、



『あぁ、そうでしたか。
 それなら良かった。』




なんて事には、
絶対ならない。




『掃除のフリしてるだけや、
手術だってホンマにしてんのか!!』



と、これが普通。



というわけで・・



苦情主さんには、
『現地調査の結果を報告書にするので
一度、見てくださいね。』
ということにした。



報告書というと
大げさだが、
活動日誌のようなもの。



内容は、



エサやりさんが、これまで、
沢山の猫の手術をしてきたこと。




その猫たちには、
手術済みの目印として
耳先にVカットが
入っていること。







幾度となく子猫が捨てられ、
その子猫たちを保護し、
里親探しをしてきたこと。






フン掃除をしている場所は
このあたり。






















苦情主の庭のフン掃除も
しようと思っていたが、
なかなか言い出せなかった事。


など・・・。




伝えたい事は
たくさんある。





エサやりさんから、一週間もかからず、
活動をまとめたものが届いた。



「●●公園の地域猫の報告書」



今いる猫の写真と今までの活動を
簡単に箇条書きにしてくださいと
お願いしていたのだが、
そのまま使える資料になっていた。



エサやりさんこそ、
伝えたいことが
たくさんあっただろう。










自分の言葉で
簡単なもので十分。




正しく伝えるために、



報告書を作って
活動を「見える化」しよう。



けっこう強い味方に
なってくれる。