命展と共に… | 特定非営利活動法人C.O.N

特定非営利活動法人C.O.N

地域猫活動、公営住宅とペット、ペット防災、多頭飼育崩壊、高齢者とペット問題など、人と猫にまつわる様々な社会課題に取り組んでいます。高齢者とペットの安心プロジェクトは5年目になりました!人と動物が共に生きる、ワンウェルフェアの実現を目指しています。


 ~C.O.Nスタッフの独り言~

 私は泣きません。
 
あえて泣くことをしません。

 
 19年前のあの日も泣けませんでした

 
 
あの大きな揺れで目覚めた日。

 轟音とともに空が稲光り、
 
不謹慎な表現をお許し下さい、
 
第三次世界大戦が始まったのかと思い飛び起きました。

 

 その前日、決して耽美派ではない友人達と、
 なぜか美しい月夜を眺めていました。

 

 うささんのあの絵と違うのは、
 冴えた月光が星の瞬きを消していたことぐらい

 

 だけどその次に心に蘇るのは、
 崩壊した街のモノクロームと無音

 ゆっくり夜空を眺めたのは
 どれぐらいあとのことだったのだろう。

  

 今回準備を進めていくなかで、とてつもない不条理感が、
 怒りとなって爆発しそうになりました。

 
 
私達は、ただ、目の前にある小さな命を守りたいだけなんです。
 ただそれだけ

 

 最終日、梱包を終え会場をあとにし、
 帰宅後猫を抱きしめました。

 泣きました。大泣きです。

 
鬼の撹乱か!はたまた狂乱か!
 猫たちは、イカ耳になって私を見つめます。

 
 
うささん、そして命展から、
 泣く強さ、をいただいたのだと思います。

 
 
あの日から来年で20年になります。

 
 
すべてを矜持し、凜と前を向いて、
 粛々と進んで行きたいと思います。

 
 
パート3でお会いするまで、またその後も、
 震災で消えた小さな命展と共に