こんな時間にこんばんは。くろねこです。

 

神田沙也加さんの訃報に接し、心よりお悔やみを申し上げます。

 

わたしが彼女の舞台姿を観たのは、数年前の「1789」くらいなんですけど、

宝塚OGさんとの共演も多い方だったので、

なんか勝手に「ジェンヌの妹」みたいな感覚で捉えてたところもあり、

他の芸能人の方の訃報よりもショックが大きいというか何というか・・・。

偉そうに語れることなんて1コもないくせに何を言ってるんだって感じではありますが、

今はもうただただ、安らかに・・・という思いでいっぱいです。

 

「キューティーブロンド」観に行けばよかったな・・・。

 

 

 

閑話休題。

 

今週末に千秋楽を迎える星組東京公演。

先日わたしもmy楽を迎えて今年の観劇納めをいたしましたので、

簡単ではありますが、感想を残しておきたいと思います。

 

「柳生忍法帖」、とっても有名な小説なんですね???

私は子供の頃から小説と呼ばれる書物を全然読んでこなかったので、

今作のラインアップが出て、初めてその名前を知ったレベルの素人です。

 

余談ですけど、そしてとっても個人的な意見ですけど、

最近のタカラヅカは男性ファンを増やそうとしているのかな?って邪推してしまうくらい、

男の人が好みそうな作品を上演しているような気がしていて、

この柳生忍法帖も、男性の方がファンが多そうな感じの作品なのかなと思いました。

(この時代に「男性向け」「女性向け」と区切るのもナンセンスだなとは思うけれど・・・)

 

で、そんな作品を日本史大好きな大野先生がどのように演出されるのかなと思っていたら、

ちゃんとタカラヅカナイズドされた作品になっていて、

私個人としては、けっこう面白い作品だったなと思っています。

(まあ私はたいていの宝塚の作品を全力で楽しめる人間ではあるのですが)

 

大野先生の作品の良いところはですね、まず何より音楽が良い!!!

今回も、琴ちゃん(礼真琴さん)が演じる十兵衛先生が、

大勢の敵をばったばったとなぎ倒しながら歌う主題歌が、疾走感があってとても良い!!

ちょっと少年向けアニメの主題歌っぽい感じがしなくなくもないんだけど(どっちだよ)、

琴ちゃんが持っている少年性とも合うし、何よりめっちゃヒーロー感ありません!?!?

(しかも、琴ちゃんは軽々と歌ってるけどなにげにこの歌めっちゃ音程難しいよね)

 

そして大野先生ってわりかし下級生まで満遍なく役を振ってくれる印象があるんですけど、

今回は娘役さんにもたくさん印象に残る役をたくさん振っていて、

色んな人に見せ場があったことが、個人的には見ていてとっても楽しかったです。

 

あと、個人的には衣装がすごく派手派手しくてめっちゃくちゃ凝っていたのが、

派手好きとしてはとても楽しかったですね。

河底先生、洋物の時はどうも私の好みとは合わないことが多いんですけど(小声)、

和物の時の柄×柄の合わせ方とか、色遣いはとっても個性的で好きなんですよね。

今回、会津七本槍の皆さんの衣装デザインが七人七様で違っていて、

しかもそれぞれがめっちゃ傾奇いててカッコ良くて好きでしたね~。

そしてそんな個性派集団の七本槍を束ねるおゆら殿と銅伯様の衣装も妖しくて、

おゆらの赤い帯の柄が孔雀の羽根っていうのもなんだか禍々しい感じがするし、

銅伯様の袖にドクロが描かれた黒い着物はインパクトといいデザインといい、

後世に語り継ぎたいレベルに素晴らしい衣装だったのではないかと思っています。

 

 

登場人物が多かったのでキャスト毎の感想は簡単に・・・。

 

柳生十兵衛:礼真琴さん。

知る人ぞ知る剣豪で、剣の腕はめっちゃ強いけど女性にはからっきし弱い感じ???

まさに少年漫画に出てきそうなキャラクターではありますね。

琴ちゃんの高い運動能力を生かした素早い殺陣は見ていてスカっとしました。

 

おゆら:舞空瞳さん。

冒頭のわらべ歌みたいなのを歌いながら鞠をついているような仕草の時の、

ぼうっと浮かび上がるような妖しさは、ちょっと人形でもあってゾクっとしましたね。

初見の時は急な心変わりにびっくりしましたけど(笑)、

回数を重ねると、ちゃんと要所要所で心の動きが見えるようにお芝居をされていて、

はは~ん、ここで恋に落ちたのねぇ~としっかりと腑に落ちましたので、

千秋楽のライブ配信をご覧になる方はぜひそこに注目していただけたらと思います。

 

芦名銅伯:愛月ひかるさん。

愛ちゃんにとっては、これが宝塚では最後の役となる銅伯様。

もうさすがの存在感で、出てきただけで「あ、この人がラスボスだな」って分かるのがすごい。

愛ちゃんの素晴らしいところは、白い役も黒い役もこなせる役幅の広さだと思うんですけど、

明らかに常人ではないラスボス・銅伯と、世のために仏の道を選んだ天海大僧正と、

黒と白をしっかりと佇まいだけでも表現しきったところはもう、さすがだなと思いました。

ところで余談ですけど、天海大僧正が仕切る(?)なんちゃらっていう法曹(?)が終わってから

改めて会津七本槍や銅伯を討つっていう風にはできなかったんだろうか・・・???

 

漆戸虹七郎:瀬央ゆりあさん。

ぱっと見は普通の剣術が強い人って感じよね?(原作読んでないからね)

七本槍のリーダー的な感じの様子は見られたけど、

他の六人が「どう見たって常人じゃないでしょ」的な雰囲気を出しまくっていたので、

虹七郎がとっても普通の人に見えたのがなんかちょっと・・・消化不良・・・・

そして、十兵衛から「実質俺との一騎打ちだぜ」的なことを言われて嬉しそうに見えたのが、

この人単なる剣術バカ(褒めてるよ)なのでは?っていう邪念が生まれてしまいました・・・。

 

他の七本槍の皆さんはどれもこれもキャラが立っていて、

この人達だけでもう1つ作品が作れるのでは?と思えるくらいの個性派揃いでしたね。

個人的にはあかさん(綺城ひか理さん)の拳法使いの人の武骨な感じと、

かなえさま(漣レイラさん)の非情っぷりが特に印象に残りました。

それと、極美慎くんのナチュラルキラーな感じも美しすぎて怖かったですね。

(その昔はめっちゃポヤポヤした桃太郎だったのに・・・とか遠い記憶を辿ってしまった・・・)

 

千姫:白妙なつさん。

今回のMVPでは???

徳川家の娘であり豊臣家とも縁のある、誰もが平伏す最強のお姫様の千姫。

籠から出てきて堂々と立っているだけで、あの七本槍でさえビビっちゃうくらいの威厳と、

超有名なおうちに生まれたからこそ歴史に翻弄された悲しい過去があって、

同じような境遇になった女性達を助けたいっていう、「武家の女たちの母」みたいな母性と、

その両方を見事に体現されていたな、と思いました。

あくまでも女性だけの力で敵討ちをさせるっていう千姫の信念みたいなものは、

女性が社会進出するようになった現代だからこそ、より共感を得たのではないでしょうか。

いや~千姫様かっこいい~!!上司に居てほしいタイプですね。

 

加藤明成:輝咲玲央さん

セクシー&ダンディーなイメージしかなかったので、コミカルでおバカでかわいかったです。

終始女を漁ることしか考えてないしすぐ十兵衛に捕まるし、ホントどうしようもない主君・・・。

でも、けっこう銅伯と七本槍が残酷なことを色々やっていてドキドキするところが多かったので

殿がちょこまかと小物感たっぷりに動いてくれている時はなんかほっとしました(何故)

 

そうそう!堀一族の女子達の衣装が七色に色分けされていて、

もちろんお顔は分かるものの、七コイチになっていなかったところも良かったですね。

敵を倒す時に、女子達が声を掛け合って励まし合ってる姿が、

某イッテQの女芸人たちが合宿して楽器の演奏とかに挑戦するアレみたいな感じで、

なんかカワイイし結束の強さにグッとくるところもあるし、ついつい応援している自分が居て、

みんなで力を合わせて敵を倒した時は観ているこちらもスカっとしました。

 

いや~やっぱり女は強い!!!

 

 

 

今週末は大好きな瀬戸さんのクリスマスディナーショーに行ってきま~す!!