日々のしるし -202ページ目

移動と責任と義務

『あなたは本部に行くべき。もういい歳なんだから』

わかってます。

『派閥だけはだめよ。その為には広い視野を』

わかってます。

でも

今このままあたしが本部に行ったら、
今まで積み重ねてきた五年の日々は
なんだったのか、と。

理事は本部行きを望んでる。

現場はそれどころじゃない。

でもあたしはもう本当にいい歳で。


あたしは自分の居場所を自分でなんとかしなければならなくなった。


そんな中、あの人は付き合うのか別れるのか求めてきて。

正直、あたしあの人のことあんまり知らないし、待ってほしい、時間くださいって伝えたけど、そんな訳にいかなくて。

あたしの事大して知らんのに好きとか意味わかんないし。
なんかとにかく一人で突っ走ってて。


で、研修の実習に行って、あたしはかなり打ちのめされて。

あたしには時間ないって、嫌ってほど気付いた。


あたしの生きてきた道は、嵐が多かった。だから、

まだ幸せになっちゃいけない。
楽になっちゃいけない。

でも、ね


ほんとはさ


三輪さんの嫁になりたかった。


あんな事さえ
なかったら。


三輪さん、
ごめんね

なんのことやら

なんなんだろねあの人。

いきなり、
『彼氏になれるん?』
に始まり、
『やっぱりだめなんだね、今までごめん』
と突っ走り、いきなり着信。
話す事、一時間。
『俺、まゆが大好き。でもまゆが迷惑ならひく。でもまだ好きでも』的やりとりをさんざん聞いた挙げ句(あたしの口をはさむ隙は全くなかった)、『また連絡する、そして正式に告る。それまで俺から連絡はしねえし!』で落ち着きやがりました。
マジであの人はなんなんだろうか、正直、だんだん鬱陶しくなってきました。

うざ

『彼氏になれるん』

知らないからそんなの。

あんただって、
『友達でかまわない』
って言ったじゃんか。

もうやめてよ、うざいんだって。

嫌いになりそうじゃん。