ふと気づくと小さめペットボトルに山椒の枝が刺さっていた。
あら、彼が取ってきたのかしら。
聞くと、親戚の家の庭の枝をもらってきたと言う。
うちのベランダにも山椒がある。
昨年15cmくらいの背丈だったまだ若い芽ものを植え替えて、全く伸びずに冬になってしまった。
すっかり葉が落ちて、半年間1ミリたりとも成長しなかったし、あぁもう死んでしまっているのかしらと思った。
それでも水やりだけはネコヤナギたちのついでに続けながら迎えた春。
新芽が出ると突然思い出したかのようにメキメキ育ち初め、驚くほど背が伸びた。(今では3倍くらいの背丈)
よかった生きてた。捨てなくてよかったと安堵した。
そんな我が家の山椒と、彼が取ってきた山椒は種類が違うような気がする。
この山椒の枝のおかげで、土曜日の【おばさんの引越しのお手伝い】が信ぴょう性を帯びてきた。
親戚の家に山椒の木があるかどうかは知らないけど、少なくともマンションの敷地とかに生えているものを勝手に手折ったりはしないだろう。
一応、ハサミで切ったような断面だったし。(切り口が変色していたから切り直したけど)
それに、以前にも山椒の枝を持って帰ってきて、根が出ずに枯れてしまったことがあった。
その時もおばさんの家の庭から取ってきたと言っていた。
とりあえず、土曜日はほんとうだったと信じることにした。
さて、今回はちゃんと根が出て植え替え出来るだろうか。
とても香りが良い
炊き込みご飯や焼き魚に飾ると一気に映える