最後は88年以降の各メンバーの作品で、今回アナログで入荷したものをご紹介して「シリーズYMO伝説」は終了したいと思います。本当は紹介したいレコードがまだ十数枚あったのですが、針とびなど盤質に問題のあるものはご紹介することができませんでした。入荷したものが全て良盤、美品というわけにはいかないのが中古レコードの宿命というヤツでしょうか。
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桐島かれんをヴォーカルに迎えての「サディスティック・ミカ・バンド」再結成の一年前にリリースされた高橋幸宏88年のアルバム「EGO（イーゴ）」。久々ロック的なガッツの入った作品で今聴いても最高にクールな名盤です。88年という年はCDの生産量がレコードを完全に上回っており、幸宏作品でもこれが最後のアナログでのリリースとなりました。
高橋幸宏 / EGO（イーゴ） (LP)
高橋幸宏がYMO時代から親交の厚かった元「ジャパン」スティーヴ・ジャンセンとの97年のユニット「PULSE」。アルバムから6曲をセレクトしてのアナログ・ミニ・アルバム。UKのクラブ・ミュージックへの関心は後の「スケッチ・ショウ」ひいてはYMOの再結成へと繋がるものです。
PULSE / PULSE×PULSE (LP)
90年代以降の細野晴臣のアンビエント・ミュージックへの傾倒はファンなら誰もが知るところですが、こちらはチルアウトDJ、Kay Nakayama主宰の「Chillscape」からリリースされたコンピレーション12インチ。細野作品も収録されています。
V.A. / Chillscape Vinyl 1 Lightwell (12inch)
90年代の坂本龍一はニューヨーク・ハウスをはじめクラブ・ミュージックへ強い関心を示しますが、そのフィードバックとしてヒットを飛ばしたのが、ご存知「ダウンタウン」とのプロジェクト「ゲイシャ・ガールズ」。テイ・トウワやサトシ・トミイエといった「弟子筋」と共に、ダウンタウンの漫才を素材にしてのヒップホップ～ハウスは、今聴いても凄く刺激的なトラックに仕上がっています。こちらは94年の12インチ。
GEISHA GIRLS / GEISHA Remix GIRLS (12inch)
こちらは「ゲイシャ・ガールズ」95年のアナログ12インチ。「少年」、「ビー玉」といった楽曲のリミックスですがかなりドープなサウンドで今聴いても非常にカッコ良いです。
GEISHA GIRLS / The GEISHA Remix GIRLS Show 続・炎のおっさん (12inch)
最後は坂本龍一98年の「ワーナー・ミュージック」移籍第一弾アルバム「BTTB」の限定2枚組みホワイトカラーレコード。全編書下ろしのソロピアノ・アルバムですが、YMOでおなじみの「東風」の再演もあり。
坂本龍一 / BTTB (LP)
以上、今回入荷したYMO関連のアナログをブログで十回に渡ってご紹介致しました。お付き合い頂いた方、ありがとうございました！
シリーズYMO伝説 まとめ
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