皇族・国公賓をお迎えするおもてなしに学ぶ | (一社)日本プロトコール・マナー協会 理事長 船田三和子のインナービューティーライフ

皇族・国公賓をお迎えするおもてなしに学ぶ

皆さま、ごきげんよう。日本プロトコール・マナー協会の船田でございます。

 

プレミアムプロトコールアドバイザーコースの講義が続いております。このたびの講義内容は「プロトコール(国際儀礼)の専門知識Ⅱ」ということで、ご自身磨きのためのテーブルマナーなどだけではなく、現場で使われているプロトコールの専門知識を活かしながら、皇族の方々や国公賓のおもてなしの仕方について学んでいただきました。

 

当協会では、日常のマナーを身につけたい方から、お仕事で海外の方と接する方、エグゼクティブ、皇族や国公賓をおもてなしする方々などなど、国内外の個人様から法人様まで幅広くお伝えしております。お仕事で必要とされる方だけではなく、わたくしたちの日常を本当に豊かにする極意がちりばめられているので、お仕事でプロトコールを使わない方々にもお役立ていただける内容でもあり、幅広い層に大好評をいただいております。年々、アドバイザーコースへの評価が上がっております。

 

実際に、わたくしが海外の方と接したり、お仕事をする中で培ってまいりました当協会ならではのお話も沢山お聞きいただけます。だからこそ、堅苦しくなく「へ~、そのような心遣いは日常でも使えますね」「へ~、とても興味深く、生涯忘れることなく、ことあるごとに思い出すと思います」「他では聞くことができない貴重なお話をありがとうございます」「ロジカルで凄すぎる学びをありがとうございます」など、ご感想をいただきます。

 

皇族や国公賓をお迎えする場では、プロトコールが極めて厳格に求められます。
しかしそれは、形式やルールを守ることだけが目的ではありません。

国賓・公賓・公式実務訪問賓客といった区分や接遇基準は、相手の立場と訪問の目的を正確に理解し、ふさわしい敬意を尽くすための指針として定められています。

 

注目すべきは、例えば日本では、天皇陛下が「国の大小」「国賓か公賓か」といった区別なく、常に公平で平等なお心配りをされている点です。準備には細心の注意を払い、随行員にまで心を配り、形式の奥にある“人”を見つめていらっしゃる。
こちらに、日本のプロトコールの精神があります。

 

そして、実はおもてなしの立役者となるものの一つは「食」です。

食べることは、心をひらくこと。

古今東西、食事は人間関係を築くための最も重要な場でした。
ウィーン会議で外交官タレーランが語った「外交には腕の良いシェフを用意せよ」という言葉は、「食べることは支配すること」という本質を突いています。

 

日本の歴史においても、宮中晩餐会は国の命運を左右する舞台でした。大正期、後の昭和天皇が主催されたイギリス皇太子歓迎の晩餐会では、
・日本の食材
・相手国の食文化
・提供順や演出
すべてが緻密に計算され、料理を通して敬意と友好の意思が伝えられました。

大切なのは、「何を出すか」以上に「なぜ、それを出すのか」。

これは、私たちの日常の食卓や接待、ホームパーティーにもそのまま通じる考え方です。

そして、アドバイザーコースの5回目・6回目の内容に続きますのが、すべての土台にある「異文化理解」と「異文化コミュニケーション」でございます。そのことにつきましては、また次回、アップしたいと存じます。

 

冒頭にも記載いたしましたように、これらの皇族や国公賓のおもてなしは、決して特別な人だけのものではありません。日常生活に次のように活かすことができます。

・相手の立場を想像する
・必要な情報を収集しておく
・笑顔と優雅な振る舞いを忘れないこと
・TPOに合った言葉遣いを大切にすること
・食事の時間の全てを大切にすること

それらの積み重ねが、
家庭、職場、地域、そして社会全体の空気をやわらかく整えていきます。

「一人から、二人へ。二人から、三人へ。」
和の心をもって、人と人をつなぎ、平和の“和”を紡いでいく。
それこそが、プロトコールとおもてなしが目指す本質でございます。

 

日常のご自身の言動をエレガントにするだけで、実は平和に貢献できているのです。ご自身がエレガントに見えるだけではなく、

世の中の平和に役立つことができていると想像するだけで、気持が豊かになりませんか。ちなみに、「エレガント」というのは、外見だけの事ではございません。


わたくしのプロトコール熱が強いため、語りすぎて引かれてしまうといけませんので、本日はこのあたりで、ごきげんよう。

 

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