プロフェッショナルコース:冠婚葬祭のしきたりについて | (一社)日本プロトコール・マナー協会 理事長 船田三和子のインナービューティーライフ

プロフェッショナルコース:冠婚葬祭のしきたりについて

皆様、ごきげんよう。

一般社団法人日本プロトコール・マナー協会事務局の福田でございます。

 

日増しに寒さが増してまいりましたが、皆様、お変わりございませんでしょうか。

 

本日は、先日、プロトコール・アドバイザーコースの第2回目の講座に参加させていただきました、わたくし福田の感想を皆様と共有させていただきたいと存じます。

 

内容は、冠婚葬祭についてでございました。わたくしたちの何気ない日常では、いろいろな決まりや儀式がありますが、それらには、すべてひとつひとつに意味があり、「日本」や「日本人の精神」につながる深い意味があるということを改めて考えさせられました。

例えば初誕生(赤ちゃんの満1歳の誕生日を祝う行事)で、歩き始めの時期に、健康で力強い一生(一升)が送れるようにという願いを込めて餅をつき、その重たい餅を、小さな子供に背負わせて歩かせる儀式があります。今日では、早く独り歩きができるようにとの願いが込められているといいます。昔は、基本的にはお餅がとても重たいので歩けない子が多かったのですが、まれに歩くことができる子もおり、わざと転ばせていたそうです。それは、いったいなぜでしょうか。

 

こういったところ一つにも、実は「日本」ならではの深い意味があるのです。もちろん、早くに転ばせ尻もちをつかせることで「厄」落としの意味もあるのですが、昔から早く歩ける子は、「家」を早く捨てて出ていく子が多かったそうです。

したがいまして「家」にいてほしい、「家」を継いでほしいという家族の想いを込めて歩かせないように、このような風習になりました。

 

このように、ひとつひとつの行事をとりましても、昔の方々の深い意味が込められています。

上記は、ほんの一例に過ぎませんが、本日は、船田理事長からひとつひとつ、丁寧にこのようなお話をたくさん聞くことができました。

わたくしを含め受講生の皆様は、感心されうなづかれながら、いつも以上に深い内容で頭がいっぱいになってしまいつつも、終始和やかに、あっという間の時間の経過の速さに驚かれていらっしゃいました。

 

またわたくしが、船田先生から本日聞いたお話の中で、印象に残りましたのは、ひとつひとつのお祝いや儀式は、きちんと感謝し心を込めてお祝いすることが、とても大切であるということです。

 

どういう意味かと申しますと、「どなたであっても、きちんと心を込めて門出を祝ってもらったり、節目節目で感謝や祝意の気持ちを表してもらえたことは、それは一生心に残って忘れないものです。あたたかな想いとしてその人の中に生き続け、人生の糧となることもあるでしょう。もっと成長しなさい!などと、怒られたり叱られるよりもても大事なことですよ。」と先生がおっしゃっていたことが、とても印象的でした。こういったところにも、「日本人」としての思いやりを感じました。

 

グローバル化が進む今の世の中で、海外の方々もこの日本に多くいらっしゃいますが、多くの方が日本文化に興味をお持ちで、そのことについて質問される方が多いことと存じます。

 

そのときに、日本文化やの日本人の根本になる考え方をご自分なりに表現できると素敵ですよね。

 

そして、それは「自他共に思いやりのある小さな民間外交」になることでしょう。

 

わたくしもまだまだではございますが、毎回船田理事長のお話を受講生の皆さまと楽しく聞きながら、共に成長できる喜びに感謝いたしております。

 

本日も最後までお付き合いくださりありがとうございました。

 

日本プロトコール・マナー協会 

事務局 福田

 

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