祝儀不祝儀袋でご質問が多い内容 | (一社)日本プロトコール・マナー協会 理事長 船田三和子のインナービューティーライフ

祝儀不祝儀袋でご質問が多い内容

皆さま、ごきげんよう。

日本プロトコール・マナー協会の船田でございます。

 

太陽の光が真夏のように照りつけた本日、お元気でいらっしゃいますでしょうか。明日は、少し気温が落ち着きますようですので、どうぞお身体をお休めくださいませ。わたくしは、連日、プライベートレスンの嵐でございます^^

 

さて本日は、今週のプレミアムプライベートレッスンでもご質問があったり話題に上がった内容で、最近多くいただくご質問についてお書きいたします。

 

「贈答のマナー」について講義をする機会が多かったのですが、その際に、「不祝儀袋で黄白の水引」についてのご質問がございました。関西などの皆さまにはお馴染みかと存じますが、不祝儀袋に黄白の水引が使わるれる地方がございます。不祝儀袋の多くは、

「白黒」あるいは「双銀」をお使いになるかと存じます。ですが、地方によっては「黄白の水引」を使用する慣習もございます。

なぜ、黄白の水引ができたのかという由来もご説明いたしました。

その昔、皇室献上の品には紅白の飾り紐に、「紅」の部分は、濃い玉虫色を使用しておりました。濃い玉虫色は、黒と見分けがつかないことがあり、弔事と誤解を招かぬよう、京都を中心に弔事には黄白が使われるようになりました。

 

ではなぜ、そのほかの色ではなく「黄色」なのかと申しますと、中国の五行説に由来します。詳細は、受講生さんにのみお伝えしております。ご興味おありの方は、お調べいただけたらと存じます。

 

そして、次に多いご質問としましては、「お見舞」のご祝儀袋になぜ赤い色を使用していたり、紅白の水引を使用するのかということです。

お見舞いの祝儀袋は、回復や復興を願い、よりよい状態へ向かうようにと前向きな想いから、左縁に赤い線が入っているものや、紅白の結び切の水引の祝儀袋を選びます。ただし、のしはついていない祝儀袋を選びます。

 

表書きの文字数に気を配り、「お見舞い」と4文字(日本では「4」は「死」を連想させ縁起が悪いとされております)にならないよう、「お見舞」と書きます。

 

もっと細やかなマナーがあるのですが、それはご受講くださった方にのみお話しております^^

 

「贈答」は、贈り方を間違えると人間関係が悪くなってしまいます。お相手との関係、状況に見合った贈り方ができるよう正しいマナーを知っておくことが大切です。

 

当校の贈答のマナーのレッスンでは、祝儀袋の作成も実際に行います。そうすることで、どのように贈ることで、贈り手と受け取り手の気持ちが通いあったり、気持が伝わるかということを体感できるからです。

日本の贈答の文化を知り、お相手により気持ちが伝わる贈り方をし、人間関係を円滑にしてまいりたいものですね。

 

それでは、よき週末をお過ごしくださいませ。

 

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