中国料理の食卓作法
皆さま、ごきげんよう。
日本プロトコール・マナー協会の船田でございます。
8月から3か月にわたり開催しております特別講座、「Imperial Table Manners Lesson~一流のお料理とともに~」。
昨日で早くも第2回目のフランス料理のテーブルマナーの実践講座が終了いたしました。残るは、来月開催いたします第3回目:日本料理の食卓作法となりました。
本日は、第1回目の中国料理の食卓作法の実践講座のレポートをアップいたします。
「食在広州(食は広州にあり)」という言葉がありますように、食に対するこだわりが中国の中でも特に強いと言われております広州。広東料理が美味というだけではなく、中国の人々が「広州人が食べられないのは、四足ならテーブルと椅子くらいだ」と冗談を言うくらい^^、食材の種類が多く食す部位も広範囲に及ぶ食文化がございます。その広東料理で、かつ洗練されたお料理をご提供されている赤坂璃宮銀座店赤坂璃宮 銀座店ページ (rikyu.jp)にて開催いたしました。
お部屋に通されますと、食の大切さが書かれた立派な書と、人間国宝「井上萬二」氏の作品の有田焼のお皿が飾られており、とても感激いたしました。わたくしたち一人ひとりのお席にも同じ飾り皿がセッティングされており、貴重な体験でございました。
初めの講義では、
・中国料理の種類と特徴
・中国料理の流れ
・テーブルセッティング
・中国料理の食卓作法
についてご説明をいたしました。
講義後、コース料理をいただきながら実践してまいります。
中国料理といえば、大皿に盛られたお料理を皆で取り分けて食べる「集餐」スタイルを思い浮かべられる方が多いかと存じますが、現地でも、日本でも、一品ずつ個人別にお料理がサービスされる「分餐」スタイルで提供されるお店が増えてまいりました。
この日も、「分餐」スタイルでしたので、途中でお料理を取り分ける煩わしさがなく衛生面も保つことができますので、スムーズに進めることができました。
中国料理の食卓作法は、根底には「儒教」が根付いているため、席次をはじめ目上の方への「礼」を大切にしなければなりません。日本でも、目上の方や主賓の方に配慮をすることは大切ですが、それ以上に厳しいことが多いため、知っておいた方がよい心得でありマナーであります。
いただき方のマナーとしましては、一番の違いは「乾杯」の仕方や意味合い、お酒の飲み方です。
そのほかは、日本とそう大きく違うところはございませんが、器やレンゲの扱い方、音に対する配慮が違います。それらを考えますと、中国で麺類をいただくときには、注意が必要です。
そのようなことに気を付けながら、まろやかで調和のとれた美味しいお料理と皆さまとの会話を楽しみながら、和やかに進行してゆきました。
中国料理は、道教や陰陽五行説の思想をもとに発展してきました。中国の「医」と「食」に対する取り組みに影響し、食はおなかを満たすだけではなく心身の健康を考えて摂るもの、人間はどの季節に何を摂取するとよいか、体のどの部分にはどのような食物がよいのかということなどを考慮して作られております。耳にすることも多いかと存じますが、「不時不食」「薬食同源」「薬食一如」という言葉がございますね。ちなみに、「医食同源」という言葉は、日本人が作った造語です。
本当にその本質が伝わってくるかのような、暑さで疲れている身体に優しくスーッと染み入るようなお料理で、お食事が終わった後には、身体が喜んでいるのが感じられました。受講生の皆さまも、お越しになったときよりも、お帰りのときの方が、お顔色もよくお元気なご様子とお見受けいたしました。
受講生の方から、とても嬉しいご感想を頂戴いたしました。
「帰路につく前後、とても心が軽く本当に参加してよかったなぁと嬉しさがこみあげるような実践講座でした。
お料理はもちろんのこと、全ての雰囲気、そしてなによりも、船田先生をはじめ温かなオーラの皆さまとご一緒できて、沢山パワーをいただきました!
普段の賑やかな生活とは距離を置き、新しい場所や初対面の方々とお会いしたりすることは、自分にとってよい心の刺激になると体感いたしました。」
お忙しい毎日の中で、このようにご感想をくださるお心遣いにありがたい気持ちでいっぱいになりました。わたくしの次への活力にもなります。
そして、サービススタッフの皆さまも、終始にこやかに親切にサービスしてくださり、安心した気持ちで講座を進めることができ
感謝の限りでございます。
主催者がわたくしでありましても、わたくしだけでこのような場を作り上げることができるわけではございません。素晴らしい受講生様、サービススタッフの皆さま、その場にかかわるすべての方々のおかげで、心豊かで有意義なお時間となるのです。
受講くださいました皆さま、当日お世話になりました赤坂璃宮銀座店の皆さま、誠にありがとうございました。
心から深く感謝申し上げます。
日本プロトコール・マナー協会
オフィシャルサイト
日本プロトコール・マナー協会 (protocol-manner.com)


