感動があるおもてなしとは?
皆さま、こんにちは。
日本プロトコール・マナー協会の船田でございます。
ちょうど1週間前のこと。
久しぶりに「感動があるおもてなし」の場に参加させていただきました。
現在の当協会のプロトコール・ロイヤルコースのカリキュラムには、
パーティー実践を組み込んでおりませんが、
以前は、学んでこられたマナーの集大成としてロイヤルコースの最終回に、
パーティー実践を開催いただいておりました。
ですが、「あまりにも大変過ぎます・・・」と、生徒さまからお声をたくさんいただき、
考えた末、パーティー実践をカリキュラムから外しました。
ただ、パーティー実践をご希望される方には、ご卒業後でありましても、
企画書の確認から当日の運営のお手伝いをいたしますので、開催していただくことは可能ですと
いうことはお伝えしておりますが、なかなか、実践される方はおりませんでした。
このたび、2年ぶりにプライベートレッスン生がパーティー実践にチャレンジされました。
志高く、「これ!」と思ったことは、とことん突き詰める素晴らしい生徒さまです。
お仕事でも、会社の一大イベントがおありで一番多忙な時期だったようですが、
細やかな企画書作成と完璧な準備には、わたくしも流石に頭が下がりました。
パーティーテーマ、コンセプト、お料理、紅茶、コーディネートをはじめ、
すべてが参加者への思いやりにあふれている内容でした。
まさに、もてなす側の心の表現の場、いいえ、もてなす人そのものを表現する場が
おもてなしなのだということを体感できるパーティーだったと思います。
お料理ひとつとっても、お野菜がお好きなゲストのことを想い、とことん考え抜いたメニューに、
皆さまとても感動され、4名では食べきれないような量を、あっという間に食べきっていらっしゃいました。
(お写真に写っていないお料理もいくつもあります。お料理は、全部手作りでした!)
ゲストの皆さまは、お野菜が好きということで、生春巻きも、通常のライスペーパーではなく、
人参や大根などで作られたベジシートで作られているのです。
これには一同、驚きの嵐で「人生で食べた春巻きの中で一番おいしいよ」
「いくらでも食べられるよ」というご感想で盛り上がるほど^^
わたくしの分までお作りくださり、頂戴いたしましたが、
皮と具材のバランスもよくさっぱりとしていて美味しく、暑い時期には最高でした。
いくらでも食べられる理由が分かりました。
会話もいい塩梅で進められ、間合い、聞き方も上手でいらっしゃり、
とても温かく楽しい空間が出来上がっておりました。
会話上手というのは、決して「話すことが上手である」ことを指すのではありません。
いかに「間合い」を上手くとるかということも重要なポイントなのです。
企画から当日の運営まで、一貫して「お相手への思いやりを表現する」という軸が通っておりました。
皆さまがお帰りの際に、楽しかったお時間を物語るようなキラキラとした笑顔をされていたのが
印象的でした。
おもてなしとは、もてなす側が、「お相手に何を伝えたいのか」そして「お相手への思いやりを如何に表現するか」
ということを考え、自分の持てる力を駆使して発信し、そこにゲストの皆さまがが共鳴し、感動を共有すること。
それが最高で、感動のあるおもてなしであるとわたくしは考えます。
心からお相手と共鳴し感動した経験というのは、お互いに忘れることのない
人生の宝の一つになります。
わたくしは、サポート役としてキッチンにひっそりとおりましたが、
このような感動あるおもてなしの場にいることができ、幸せのおすそ分けをいただいた気分になりました。
Yさん、感動があるおもてなしをありがとうございました。
お忙しい中、ゲストとしてご参加くださいました皆さま、心から感謝申し上げます。
感動があるおもてなしを多くの方々と経験することで、
皆さまの人生がより豊かで幸せなものになりますよう願っております。
日本プロトコール・マナー協会
オフィシャルサイト
http://www.protocol-manner.com/
【お知らせ】ただ今、リニューアルに向けHPも修正中でございます。
来週末にはほぼ仕上がるかと存じます。
無料ガイダンスや体験講座に関しましては、明日、HPのトップページやブログにて公表いたします。