春のソウルへ④-2 昌徳宮(チャンドックン)の秘苑(後苑)
後苑は王と王室家族の休息のための空間ですが、王が主管する様々な野外行事が
開かれる場所でもありました。
自然の地形をそのまま生かし、谷には全て庭園を造り、池を設け、川の周辺には東屋を
建てることで自然の美しさを引き立てていました。
ガイド付き観覧のみ可能で所要時間約2時間、日本語のガイドツアーは10:30からと14:30からの2回あります。私達は10時30分からのに参加しました。
宙合楼
芙蓉池のほとりに1777年に建てられた2階建ての楼閣で学問研究の場。
入り口の魚水門は芙蓉池の魚が通って龍になるという門。
芙蓉亭
芙蓉池のほとりに建ち王が釣りを楽しんだ場所。科挙に合格し、宙合楼で研修に励んだ
者が国王や重臣から祝賀を受けた場所でもありました。
金馬門
尊徳亭一帯は池と東屋が調和してことさら美しい所です
玉流川へ向かう途中の林には早春の花が可憐に咲いていました。
自然を生かしながら、よく手入れされています。
玉流川一帯に坂道を下ります
玉流泉
1636年第16代国王・仁祖の時岩を削って造られた泉です。歴代の王たちはここで詩を
詠む曲水宴などの風流遊びに興じ、その時詠んだ詩が岩に刻まれています。
アンチェ(女性の空間)とサランチェ(男性の空間)を別にした造りで、
宮殿の建物でありながら丹青(彩色)が施されていない素朴な姿で、
王の仕事は大変な重労働で、朝5時から夜の11時まで働きました。
だから、平均寿命は短く40歳代だそうです。
王妃はさらに短く、30歳代で、それは、宮廷の決まり事がたくさんあり、
常にそれに気を配りながら生活しなければならなかったからだそうです。
林の中の新緑の道をぬけ、昌徳宮の正門の方に来ました。
ここでガイドツアーは終了です。
素敵なガイドツアーの女性に案内され、秘苑で優雅な宮廷気分を味わいましたが、
気苦労が絶えなかった宮廷生活を想像すると、今のドラマの世界だけの体験が一番かなと思えてきました。
障子の格子が素敵だと評判の楽善斎には是非行きたいという事で再び秘苑入口までもどりました。
楽善斎
1847年、第24代国王・憲宗が後宮のために建てました。
その後も後宮や女官が余生を送る場所となり、
梨本本家から嫁いだ方子も晩年をここですごしました。
ランチはレジデンス近くの冷麺の美味しいお店です。
つながった長い冷麺はハサミでチョキチョキ切ります。
さっぱりとして、ちょっとキムチ味の辛さがアクセントになって美味しかったです。
帰宅したのはちょうど日付が変わる辺りでした。
たっぷり充実した春を満喫したソウルへの旅でした。
韓国をよく知っている友人のおかげで、地下鉄とバス、歩きでの移動で
観光も、食事も、お土産も、すべてに満足した思いで深い旅になりました。
お世話になり、ありがとうございました。






































