現在は東京大学になっていて、校内には庭園跡の三四郎池や将軍家斉の21女が輿入れする際に作られた赤門が残る。
東大紛争の舞台になった安田講堂にも歴史を感じる。
余談だが、家斉は55人の子供がいたと言われるすごい将軍で、この子供たちは全国の大名の養子になったり輿入れしたりした。
猫も杓子も大学に行くようになるとその価値が低下するのと同じように、家斉は将軍ブランドの価値を棄損してしまったのだと思う。
将軍家と血縁であることが特別でないとの認識が幕末における各藩の行動に影響したのではないだろうか。