名古屋城(尾張国・愛知県名古屋市) | おしろまなぶ の お城を学ぼう

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訪問したお城について書いていきます。

今回は「尾張名古屋は城で持つ」(伊勢音頭)で有名な、名古屋城です。

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名古屋城は市営地下鉄名城線の市役所駅7番出口からおよそ10分弱歩いたところに正門があります。

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市役所前駅7番出入り口。
城門のような形をした出入り口です。

日本100名城の1つ(44番)で、国の特別史跡に指定されている名古屋城は、1610年(慶長15年)に徳川家康が天下普請によって築城した城です。

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名古屋城の正門(再建)。
1910年(明治43年)に旧江戸城から蓮池御門を移築しましたが、太平洋戦争で焼失してしまいました。
織田信長生誕の地とされる那古野城跡に造営された名古屋城は、豊臣秀頼を牽制する意味合いが深く、大坂城を超える非常に大規模なものでした。

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金鯱。
城内に入ってすぐのところにあります。

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西南隅櫓(現存)。
訪問した時は保存工事中で、足場が組まれていて、クレーンが何かを持ち上げていました。

名古屋城の造営には、加藤清正、福島正則、前田利光、黒田長政ら西国の大名を総動員して建てさせた城です。

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東南隅櫓(現存)。

工事費を外様大名持ちにすることで、財政を窮乏させる狙いもあったようです。

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空堀の中に鹿(?)が生息していました。エサは十分確保できるのでしょうか?

家康は九男・義直を尾張国53万石に封じて以降、名古屋城は徳川御三家の筆頭・尾張徳川家代々の居城となり、水害や水攻めのリスクが高い清洲城に代わる東海道の要所として、重要な役割を担いました。

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1958~59年(昭和33~34年)にかけて外観復元された大天守。
江戸城や徳川時代の大坂城の天守閣に次ぐ大きさだったといわれています。

明治維新後は一時期、名古屋離宮となりますが、昭和5年に名古屋市に下賜されて一般公開されましたが、太平洋戦争で焼夷弾の直撃を受け、大天守を含む大部分の建造物を失いました。

名古屋城大天守を木造復元しようという動きがありますが、賛否両論のようですね。

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大天守からみた名古屋の街並み。
http://www.nagoyajo.city.nagoya.jp/index.html
名古屋城の公式サイトは↑↑


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名古屋城内の売店で買い食いした五平餅。
とても味噌が香ばしく、美味しかったです。

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ジョージアでら!珈琲。
名古屋限定らしいですが、最近のトレンドである糖類ゼロでほのかな甘さが絶妙でした。

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名古屋と言ったら味噌カツ、味噌カツと言ったら「矢場とん」ですねww
わらじトンカツ定食(1,680円)がとてもボリュームがあって美味しかったです。


名古屋城の近くには名古屋市役所と愛知県庁が並んで建っています。

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名古屋市役所本庁舎。
1933年(昭和8年)に建てられた非常にレトロな建物です。

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愛知県庁本庁舎。
1938年(昭和13年)に建てられたものなのですが・・・、下はレトロな洋風建築で、屋根は城・・・?すごいセンスですねwww

では、話が脱線し始めましたので、この辺で。


御城学。