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It's a Beautiful World!

夜が明けたら/CastingAroundドラムヒロヤユウコの日々のお話です

宮城県東松島でのボランティア、2日目。


It's a Beautiful World!


朝、ざわざわと物音がして、畳の上に並べた3枚の座布団の上で目を覚ますと、もう周りはすっかり起きて着替えたり、朝ごはんを食べたり動き出していました。


眠っていたのはわたし一人。

聞くところによると、みなさん4時半には起きて散歩に行ってきたとのこと。

昨夜遅くまで起きていたわたしは全然気づかず眠りこけてしました。

眠い目をこすって、あわてて準備をしました。


それぞれの準備が終わると、公民館のお掃除です。

ホント、学校生活みたいで懐かしい気持ちになりました。


掃除が終わったら一夜の宿に別れを告げて出発。

今日もまた、東松島の野蒜小学校まで行くのでこれから約2時間の道のりです。


寝不足だったわたしはバスが動き出すと一瞬で眠りに落ち、しばらく眠っていましたが、やがて目が覚め、窓の外を眺めていると、バスは南三陸を通過していました。


南三陸は東松島と打って変わって、その海岸沿いの街はまさに廃墟でした。

海も緑も命をつむぎ続けているなか、倒壊した建物に違和感を感じた東松島。

でも、ここはホントに一目で津波の恐ろしさを感じるくらい、すさまじい状況でした。


It's a Beautiful World!


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「このあたりはずいぶん栄えていたんですよ」

仙台出身のボランティアの主催のかたが話されていましたが、もはやその街には機能している建物はありませんでした。

骨組みだけになった建物、倒壊した家屋、積み上げられた瓦礫の山、動かなくなった車たち。

街がひとつなくなってしまうなんて、改めて恐怖を感じます。


そんな景色を眺めながら長い道のりを走り、ふたたび野蒜小学校にやってきました。

二日目の朝は、作業の前に避難所でありながら津波が押し寄せ、多くのかたが犠牲になった体育館にある祭壇にみんなでお祈りしました。


It's a Beautiful World!


14時46分で止まっている時計。(少し進んでいたようですが)

津波に飲まれた体育館はいたるところが破損してはいますが、とても静かで、怖くなるほど穏やかで、何度想像してみてもどうしても信じられません。


この大震災で犠牲になられたすべての方のご冥福をお祈り申し上げます。

一日もはやく、この東北の地と被災者のみなさまの生活が穏やかで美しい姿を取り戻しますように。


わたしもこれからも何か少しでも、力になりたい、手を合わせながら心から思いました。


2日目の作業は海沿いの道の草刈りと清掃です。

前日と違って日差しをさえぎるもののない道でとても暑く感じました。



It's a Beautiful World!


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それでも、青く美しい海を眺めながら、太陽の下で働くのは、爽快ですね。

体を動かして汗を流す、かつてはそんな風に働いていたのに、今では涼しいオフィスに座って、涼しい顔して働いていることが少し悲しくなってしまいました。

この体が働いている実感というのはこんなにも清清しいのに。


作業の途中で、通り沿いに水産工場がありました。

ここの外壁に「うに丼 1200円」と書いた看板が貼ってあったのですが、昨日も見かけた仲間のひとりが食べたいなぁと思って電話したら、やってない、と言われたそうです。


お盆だから休みなのかな、と話していたのですが、工場を覗き込んで見るとどうやら稼動している様子。

ちょっと聞いてきてよ、と仲間に言われたので中に入って、「うに丼やってますかー?」と大声で聞いてみました。


すると一人の体格のいい男性のかたがでてこられて、やってないよ、と言われました。

話を聞くと、お盆だから休みなのではなく、震災以来、漁にでられなくなってうに丼は作れなくなったそうです。

このあたりの漁師さんは船を流された人も多く、今はみなさん日雇いの瓦礫撤去で働かれていると話されていました。


でもあたりの堤防には釣り人がいっぱいいたので、そのことを聞いてみると、なんと震災で養殖のしゃけが全部海に流れ出て、それがいま育って、そこら一帯つり放題なんだそうです!


このあたりの海産物はこの美しい海から想像できるとおり、とてもおいしいものばかりだそうなので、うに丼が食べれなかったのはホントに残念でしたが、また再びおいしいうに丼が食べれる頃にぜひ遊びにきたいです。

この松島の地が、また再生する姿をこの目で見たいです。


その後も水産工場のひとは、いろいろと震災のときのこのあたりの話や、復興チャリティーで作ったTシャツがかっこ悪いという話など聞かせてくれました。

仕事中に、よそ者が邪魔したのに笑顔で答えてくれてうれしかったのですが、なにより、底抜けに明るいのにぐっときました。

あれだけの体験をされたのに、この地でこうして笑顔で元気に頑張っているなんてすごいことだと思います。

水産工場も今はよその土地でとれた魚の加工をしているとのことでしたが、またこの海での漁とそれに関わる暮らしを取り戻すまで頑張る、という笑顔に、なんだかものすごいパワーをもらいました。


その方にありがとうと告げてまた作業に戻っていると、また水産工場の前で別の従業員のかたにあったので、「こんにちは」というと、その方はわたしたちに向かって「ボランティアのかたですか?すみません、ありがとうございます」と言われました。


わたしは今度は泣きそうになってしまいました。

わたしは震災の影響もない九州に住んで、なにも変わらない生活を送って、申し訳ないくらいなのに、同じ国内にいながらこの不公平なんて恨まれてもいいくらいなのに。

ありがとう、って言ってもらえる立場じゃないのに、でもその気持ちがうれしくて、そんな気持ちを持てることに感動して胸がいっぱいでした。


お盆休みということで、来るときに高速道路がとても混んでいたので、帰りははやめに出発しようということになり、昼過ぎ予定よりはやめに作業を切り上げて、わたしたちのボランティアは終了しました。

道路もすっきりきれいになりました!


お盆休みで予定の場所にいけなかったことと、道路が渋滞していたことがあって、通常のボランティアよりは少ない活動時間でしたが、少しでも何かできてホントによかったです!


小学校に戻って、着替えをして、まだ作業にあたっているボランティアのかたに手をふって、帰路につきました。

たった二日間、でもホントにたくさんの思い出ができ、いろんなことを考え、充実していました。

ありがとう!


帰り道では道の駅でごはんを食べたり、サービスエリアで東北の名物を食べたり、最後まで満喫しました。

みんなお金を落とすのもボランティアなんだーと言いながら、たくさん食べて、お土産もいっぱい買って、普通の旅行のように楽しんでいました。

道中はやはり予想通りずいぶん混んでいましたが、おしゃべりしながら帰ってとても楽しかったです。


品川に着いたのは予定時間をかなり過ぎた23時頃。

関東地方のみなさんはこのまま明日お仕事のひとが大半で頭が下がります。

でもみんな疲れたといいながらも、笑顔で元気に手をふって帰っていきました。

わたしもすごく体は疲れていたけど、なんだか心は、生まれ変わったみたいに元気でした。


It's a Beautiful World!


こうしてわたしの2日間のボランティアは終了しました。


わたしがした作業は復興に向けてほんのひとかけらだと思います。

わたしが見た被災地もほんのごく一部です。

まだまだわたしの知らない現実があり、人々の想いがあり、これから必要なことも山ほどあると思います。


それでも、こんなたったひとかけらでも、わたしは自分で見て、触れて、経験することができてホントによかったと思います。

ずっとずっと、何かを共有したかったんです。

この国で起きたこと、外から眺めているだけじゃなくて、わたしも、わたしの方法でちゃんと共有していたいです。


ここで感じたことを忘れることなく、また自分も何かできることをしていきたいです。

何より、遠く離れた福岡に住んでいるので簡単にはいけないけど、また時間を作って実際に被災地にも行きたいです。


そのときはまた、今回みたいに思いっきり楽しんで元気に働きたいです。


そしてそんな今は被災地から遠く離れて安全な場所にいるわたしでも、生まれていたからにはいつかは消える命です。

どんなカタチであれ必ず最後はやってきます。


被災地の美しい海を、山を、揺れる緑の水田を、太陽に向かって咲き誇るひまわりの花を見て思いました。


生きている限り、ただ生きるために生きる。

命はただシンプルにそんなものなのかもしれません。


いろんなきっかけを、感動を、出会いをくれた2日間に感謝です。


ありがとうございました!

キミのことよく知っているのにね、誰かの瞳に映るキミを見ていたらわかんなくなってしまうよ。

わたしはきっとまだ何も知らないんだ。


キミのことも、世界のことも。



ライブ明けて日曜日はStellaの練習でした。

こちらもライブが近いので毎週練習しています。

次回のライブでは全曲カバーなんですが、なんせ曲数が多いのです。

ライブでは30分のステージを2セット演奏するので今10曲ほど練習しています。

ようやく全曲なんとかカタチになってきたので、あとは本番までしっかり練習して、自分たちのものにしていきたいです。

そして当日は思い切り楽しむ!

いつもStellaの練習では穏やかな空気の中でぽつぽつ言葉をかわして笑いあってとても楽しいので、初ライブもきっと楽しくなるはずだと信じています。


練習後は長崎から来ていたくうるさんと暖暮に行きました。

2日連続とんこつラーメンはかなりきましたが、それでもやっぱりおいしかったです。

ちゃんと替え玉もしました!

いろいろ話をして楽しかったです。

言葉にするということは行き先もなく、何の解決にもならないとしても、それ自体が救いなのかもしれません。



こうして毎日いろんな人にあって、言葉を尽くして、たくさんの気持ちを共有するけど、ふと、わたしは大切な人たちのこと、ホントはどこまで知っているのかなと思います。


何年も近くにいる人の心もまるで果てしない銀河のようで、わたしが両手いっぱい触れた星屑は宇宙のほんのひとかけらに過ぎないなと途方に暮れてしまうことばかりです。



でもだから願ってしまうんだね。

そして求めてしまうんだ。

今日のその澄んだガラスの底を覗き込んで。


そうして触れたかすかなぬくもりと引き換えに、終わりのない孤独を渡されるとしても。


It's a Beautiful World!


土曜日は天神の四次元でライブでした。


福岡では1ヵ月半ぶりのライブ、四次元は2回目半年ぶりでした。

最近はエキマエ音舗が続いたので、天神にライブにくるとなんだか新鮮な雰囲気ですね。

3ピース時代を思い出します。


この日は出演は3組でわたしたち以外はアコースティックだったので、ステージをキャスアラ仕様に組み替えてもらいました。

写真からお分かりいただけますでしょうか、ドラムのところに段があって、わたしは一段高いところで叩きました。

いつもはかんぶんとハの字型に並ぶ感じですが、今回はわたしが奥の高いところで、かんぶんが前にでる、という並び方でした。


いつもと違うセッティングでしたが、リハーサルはじっくり時間をかけてさせてもらえたので、リハの間に慣れることができ、よかったです。

リハーサルのあとはハシモトさんが差し入れを持ってきてくれたので、3人でドトールでお茶しました。

穏やかな昼下がりで、これまたいつものライブ前とは違った雰囲気で楽しかったです。


雨上がりの天神、濡れたアスファルトは夕暮れの日差しを浴びてきらきら眩しく、夏雲が赤く染まる空もとてもきれいでした。

きっと何度も見た懐かしい景色、それでいて新鮮なこの街が、わたしはやっぱり好きなのかもしれないね。


そんなノスタルジーを感じていたらなんとびっくり、その日の出演者さんたちは全然知らない人ばかりと思っていたら、縁もゆかりもある人ばかりでした。


最初に出演されたフジモトジンさんは、以前BAND Aというバンドでベースを弾かれていたそうで、かれこれ5、6年前に絶頂天というイベントで共演したことがありました。

2番目のquadのボーカルさんは、なんどサークル時代の後輩の女の子でした。

わたしが引退したあとに入学したので直接一緒に活動はしていないのですが、別の後輩とのライブなどで何度も会ったことがあるかたでした。

入学した18歳の頃しか知らなかったので、とてもきれいになっていて最初は誰だかわからなかったのです。


そんな訳で一気にアットホームな雰囲気になってライブが始まりました。


1番目のフジモトジンさんは、弾き語りを始めて1年と言われていましたが、それが信じられないくらい、楽曲もボーカルも完成度が高く素晴らしかったです。

MCで「最近ボーカルとしての意識改革をしました。前は聞いてくれ、という感じにやっていたけど、最近は自分がプロジェクターのようにいろんなものを映していたいです。」と言われていた通り、景色と感情の見えるいい歌でした。


2番目のquadは、ボーカルの女の子は後輩と言えど、その歌声を聴いたのは初めてだったのですが、とてもよかったです。

歌も上手だし、楽曲も好きなことを楽しんでやっている雰囲気がすごくステキでした。

わたしたちのいたサークルはよくも悪くもとても真面目で独特の社会があったのですが、いい意味で脱皮というか、すごく自由に音楽をされていて、見ていて楽しくなりました。

男女のユニットなんですが、ご結婚されるとのことで、おめでとうございます!


わたしたちのステージは3番目で最後だったのですが、前のふたつを楽しんで見れたので、とてもリラックスして臨むことができました。

いつもと違うステージからの景色。

四次元ではすべてを飲み込むかのように音が渦巻いていて、演奏していてとても気持ちいいです。

ホントに最初から最後まで心地よく演奏ができ、楽しかったです。


ライブのあとも、四次元で出演者みなさんやお客さんと乾杯があっていろいろお話していい時間を過ごしました。

締めは長浜公園横、やまちゃんでラーメン。

やっぱりおいしいですね。暖暮と甲乙つけがたいです。

そしていつもよりはやめに解散して四次元ライブの日は終了しました。



2ピースとして活動再開して2年。

わたしが福岡に帰ってきて1年。

不安だった2ピースのキャスアラもカタチになって、今の自分たちの音を見つけていくことができました。

ひとつ納得のいくカタチにはたどり着けました。

だけどそろそろ次のステージに行きたいと、そう強く思います。


ひとつひとつ積み上げてきたもの、全部壊して、そして何度でも進んでいきたいです。

破壊のあとの再生をわたしはいつも望んでいるんです。

ここはすごくステキだけど、今、この音を何よりも愛しているけど、それでもどんなに素晴らしい場所でも、留まることなんてできないんだよね。


過去に触れ、また未来を願った夜でした。



ご来場いただいたみなさま、ありがとうございました!

9月はライブがたくさんで、3本も決まっています。

次に向けて、ぶち壊して生まれ変わって歩いていきます。



2011.08.27(sat) CastingAround セットリスト


1. なくした空

2. トラベラー

3. 夢蛍

4. 月

5. 世界の果て

6. 花

わたしはもう傷つかないよなんて、
それは幸せなことなのかな。


明日のライブに向けてスタジオ練習でした。

雨の中、久しぶりに都市高で太宰府まで。
思えば夜の練習も久しぶりです。

明日はどんな音になるのか、前日練習を経てもなぜか今回は全然予想できないけど思い切りやりたいです。
またたくさんの新しくて懐かしい景色に出会えますように。

お時間あるかたはぜひ遊びにきてください!
お待ちしてます!

2011.08.27(Sat)
SPACE SONIC@Public Space四次元

【open】19:00
【start】19:30

【ticket】1500yen (+1DRINK ORDER)

【cast】
CastingAround/quad/フジモトジン

*キャスアラの出番は3番目、20時50分を予定しています。

宮城県東松島でのボランティア、1日目午後。


It's a Beautiful World!


午前中の作業が終わったあとは、みんなでコンビ二に行ってお昼ごはんを食べました。

昼ごはんは持参してください、と事前に言われていたので、きっと休む暇もなく働くんだ、と思っていたのですが、コンビニに連れていってくれ、ゆっくり休憩だったのでびっくりしました。


暑いので熱中症にはならないように、たくさん休憩をとるそうです。

万が一、救急車を呼ぶような事態になっても、すぐには対処できないから、と言われました。


たくさん食べて飲んで、よく休んで午後からの作業に出発です。


午後からは道路の草刈でした。

なんだか震災ボランティアといって想像していたのと全然違う作業で拍子抜けしたのですが、ここは移動して再開した小学校の通学路になった道路で、今は草がぼうぼうに生えているので、新学期までにきれいにしたい、ということでした。

来るまではボランティアといえば瓦礫撤去の仕事かな、と思っていたのですが、仕事はいろいろあるようです。

直接震災被害の片づけから、こういった今地域のみなさんが直接作業に当たれないことまで、まだまだやることは山ほどあるといわれていました。


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のどかな緑あふれる田舎道。

夏の匂いに懐かしさがこみ上げてきます。


草刈りかぁ、なんて思ったものの、いざ始めてみると気温が高いのもあって意外と重労働でした。

機械で草を刈る人、残った草を抜く人、掃除をする人、それぞれ役割分担をして作業にあたりました。


ここは一般の車道なのでクルマの行き来もぼちぼちあったのですが、しばらくすると一台のクルマが止まり、なにやらわたしたちに差し出されました。

ビニール袋に冷えたジュースがいっぱい!


午前中清掃した大浜の隣の月浜、とい地区の地区長さんだそうで、わたしたちに差し入れをくださったのです!

なんだか胸がいっぱいになりました。

わたしたちは勝手に来て作業しているだけなのに、みんな自分たちの暮らしで大変なのに、別にわたしたちにそんな気を使わなくてもいいのに、でもその心遣い、その優しさがうれしくて感動しました。

逆にわたしのほうが心を救われたようです。

いただいたジュースは冷たくて、どんな飲み物よりもおいしく感じました。


太陽が傾き始める頃まで一生懸命働いて、無事道路は予定区間の端から端までとてもきれいになりました!

疲れたけれど、それを見たらとてもうれしくて清清しい気持ちになりました。


それからバスに乗り込んで、再びボランティアセンターである野蒜小学校に戻りました。


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小学校の1階はまだ地震の爪あとがひどく、泥で汚れた天井が津波のすさまじさを物語っています。


ここは今までもボランティアセンターとして活動拠点だったのですが、これからは宿泊もできるようにするとのことで、小学校に畳を搬入する作業を手伝いました。

畳を運ぶことってなかなかないですが、結構重たいものですね。

2階の教室まで運び込んで本日の作業は終了です!

おつかれさまでした!


バスに乗り込んで本日の宿泊場所に出発です。


車窓からはあふれる緑、田園風景。


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そして、水没した地域。遠くに見えるガレキの山。やはり何度見てもこの美しさと静かな恐ろしさの違和感を感じます。


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宿までは結構な道のりでした。

本来、作業は気仙沼か南三陸でする予定だったので、宿は岩手県の一関市にされていたそうなのですが、今回は東松島になったのでかなりの距離を帰ることになったのです。

大体2時間くらいはバスに揺られていたと思います。

とはいえ、最初から最後まで爆睡だったので、わたしとしては一瞬だったのですが(笑)


宿に行く前に近隣の「たまごの湯」という温泉に行きました。

ここの温泉はある意味秘湯というのにふさわしいような温泉でした。

山里のなか、大きな看板もなく、明々と電気が灯っているわけでもなく、到着したときもどこに温泉があるの、と思うくらいでした。

ちいさな古い温泉でお風呂も数人入ればもういっぱい、というくらいの広さでみんなでかわるがわるに入りました。


でもこういう温泉ってお湯はいいんですよね。

暑いお湯に入って疲れも一気に癒えました。

お風呂あがりにはすごくフレンドリーな温泉の主のおじちゃんおばちゃんの話を聞いて、アイスクリームを食べて、すごく和んで楽しかったです。

ボランティアに参加するときには予想もしていなかった楽しみがあってよかったです!


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地震で製造がストップしたアイスクリーム。在庫限りだそうです。

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お風呂が終わったら今度は買出しにいきました。

近くのもう閉まっているコンビニを無理言ってあけてもらったそうで、そこで飲み物や次の日の朝ごはんを買ってようやく宿に着きました。


宿、と言っても宿泊場所は公民館です。

一関市の小梨公民館というところを貸していただきました。


晩ごはんは近くの農家レストランからお弁当のデリバリーをしてもらったので、みんなでそれをいただきました。

畳の大きな部屋に長い机をロの字型に並べて、みんなで一緒にご飯を食べました。



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ご飯を食べながら一人ずつ自己紹介と今日の感想を言いました。

全部で何人いたのか、正確にはわからないのですが、大体25人くらいのみなさんのプロフィールを聞きました。

ほとんどが関東のかたでしたが、年齢や職業、またボランティアに参加した動機も様々でとてもおもしろかったです。


いろんな経歴の方がいろんなきっかけでここに来られていました。

意外だったのが、誰もボランティアに参加して、「いいことをしている、何かしてあげている」という感じのかたがいなかったことです。


わたしはもともとボランティアというのは苦手でした。

ボランティアやチャリティーイベントというのはどこか偽善的で敬遠していました。


だから今回も地震のあといろいろ考えたのですが、ここに参加している人たちからはそんな「してあげている」的態度は一切感じました。

みんなきっかけは些細なことでした。

会社で言われたからとか、なんとなくという人もいたくらいです。


だからといって真剣に考えていないわけでもなく、なんというか、すごくバランスよく取り組んでおられたのが印象的でした。

やっぱり何かしたいからこうして働く、でもそれは自分も楽しいから、来たからには楽しく働こう、そんな感じで、わたしも何の躊躇もなく入っていくことができました。

今回来られたいた方の中には毎週来ているかた、もう何度も来ているかたもいらっしゃいましたが、そんな無理のない感じだからこそ長く続けていけるのかもしれません。

わたしもまたたくさんの考えるきっかけをもらいました。


ご飯を食べた後もみんなお酒を飲んだりしてくつろぎながら、いろんな人とお話しました。

いろんな出会いがあってホントに楽しかったです!


楽しい夜ははやいものであっという間に就寝の時間になりました。

畳の大広間をふすまで区切って男女に別れて、眠ります。

ベッドも布団もないので、座布団を3枚並べて布団にしました。


おやすみ、と言ったと思ったらすぐに女性の部屋はあっという間に眠りについてしまいました。

時間はまだ0時前。

わたしはなんだか目が冴えてしまってちっとも眠くならなかったので外に出てみると、男性のかたが何人かと女性が一人、外でおしゃべりしてたのでわたしも混ざりました。


静かで涼しい山の夜。

真っ暗な公民館の玄関に座り込んでしゃべって、修学旅行か一人旅でのゲストハウスの夜みたいで、すごく楽しかったです。

みんな修学旅行なんて年齢ではないのだけど、たくさん動いて汗をかいて食べて、いらない重たいもの全部どこかに置いてきたみたいで、ホントに無邪気に笑えて幸せな気分でした。

こんなときには何の抵抗もなく心の扉を開くことができて、あっという間にみんな友達になってしまうから不思議です。


「明日はやいからもう寝ようか」と2時前くらいに解散になりましたが、長い一日を思い返してはいろいろ考えて、なかなか眠りにつけませんでした。


なんだかボランティアにきてわたしのほうがいっぱいもらったみたいな気がするよ。


夏の夜風と笑い声は心地よくて、まだまだ夜に揺られてたいんだ。


(2日目に続きます)