遅ればせながらあけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします!
年末年始は長めにお休みで、とてもよい時間を過ごすことができました。
たぶん今だからこそできたことを、今じゃなかったらできなかったこともたくさんでいい思い出になりました。
先日、生まれて初めて劇団四季の公演を見に行ってきました。
ライオンキングはアニメ映画も実写映画も見たのでお話はよく知っているのですが、いろんな驚きがたくさんで素晴らしくてとても楽しかったです!
上手でびっくりなんて言ったら失礼だと思うのですが、歌もダンスもすごい迫力で、これが生なのかと驚くほど完璧ですごかったです。
キャストのかたはもちろん、ライオンキングの世界をこうやって表現するのかという舞台の装置や小道具、演出にも驚きの連続でした。
そして、全力で歌い、踊り、演じて、ライトを浴びて汗が光るシンバたちの姿を見たとき、最後の最後でキャストのみなさんの満開の笑顔を見たとき、なんだか胸が熱くなりました。
わたし自身は気を付けながら普通に生活しよう派なのでバンドもずっと続けてきましたが、やはりこの世界の雰囲気に後ろめたさを感じたりすることも当然ありました。
何が正しいのか誰もわからないなかで価値観の違いなどでひとと軋轢が生まれることもあります。
エンターテインメントは不要不急かなんて話もずいぶんあったかと思いますが、こうして人間が懸命になにかを作り上げているものの素晴らしさや熱を目の当たりにするとそんないろいろがすべて吹っ飛びました。
確かにここにしかないものがあって、この熱によってしか生まれないものがあって、それをなしになんてできなくて、それがなくては生きていくことはできないなと思うのです。
単純にそれが大好きで、たとえ世界が一変しても、なくなってほしくはないなと思います。
この時期に素晴らしいものを見る機会が持てて本当によかったです。
わたしは年末から再びテレワーク生活になりました。
テレワークは本当に楽です。通勤のストレスもないし、誰かと触れ合うこともないので全然嫌な思いをしなくてすみます。
このままずっとこんな生活が続くと、傷つくこともないし痛い思いもせずに穏やかで幸せだろうと思います。
でももしかしたら、そんな風に嫌なことも傷つくこともまるでない世界だったら自分は音楽をやってはいなかったかもしれないなと今回思いました。
そしてまったく今の自分とは違う人間になっていたと思います。
敵がいないと進化なんてしようもないのかもしれません。
だから、確かに今は穏やかで平和ですが、やっぱりあえて傷つきながら生きていたいかもしれません。
誰かと触れ合って傷ついたり泣いたり笑ったりする世界がステキなんだと思うのです。
先行き不透明な年明けですが、心に光射すものに触れ合えたおかげでとても清々しい気持ちになりました。
わたしも今できることを模索しつつ、どんな世界であっても光あふれる1年にしたいです。