風そよぐ、春の空に手を伸ばせど。
ひさしぶりに大きな予定のない週末でした。
土曜日、ゆっくり起きて、窓を開けて。
今日の天気は風マーク。
先週の寒さは通り過ぎ、季節の変わる匂いがします。
昨日とは違う空気の匂いと風の音に、やっぱりわけもなくざわざわするのです。
もうここに痛みなどないのにね、細胞が覚えているせつなさは。
桜の季節も終わり、近所には薄いピンクや白のハナミズキが咲き誇っています。
青い空に、さらさらと。
焦がれて花開き、花を散らす。
今日も世界のどこかで。
午後からは春風に吹かれてお散歩して、新宿の美容院に行ってきました。
ひさしぶりに美容院に行きましたが、新しい髪形はちっとも似合ってないので公表しません(笑)
あっという間に夕暮れが訪れた街にも春の風。
どこかそわそわ浮き足立ってしまうね、失くしたあの日が見つかるような気がしたりしてさ。
せっかく街まででてきたので次回ラーメン会の会場の下見に行ってきました。
新橋の呑龍というお店へ。
古びた店構え。
ラーメンはさらっと薄味、塩味濃いめのどこか懐かしい風味。
現代アレンジではないですけど、これもなんだか博多っぽいです。
サイドメニューも充実していましたのでここのお店を予約してきました。
次回ラーメン会は4/22 (水) 20:00からここ呑龍で行います。
テーブル席をおさえていますので参加希望のかたはご連絡ください!
ちなみにこの店に決める前、金曜日には錦糸町の一竜にも下見にいってきました。
こちらは席が少なく予約不可ということで諦めました。
ちなみに今週はちょっとラーメン食べすぎで、水曜日は旨辛ラーメン表裏。
ここのラーメン大好きです。
辛さのなかにしっかりうまみがあって最高です。
木曜日はカップめんの龍上海。
ずいぶん再現度高くてびっくり、あまりにおいしかったので自宅にあった袋ラーメンで替え玉したら微妙でした(笑)
麺は大事ですね。
ちょっと調子乗ってラーメン係数オーバーしてしまいましたので、ラーメン会までは自粛します!
ラーメンを食べたあともあまりにこの風が心地よかったので少し夜の街をお散歩することにしました。
新橋から銀座へ。
普段暮らしている東京とは別世界のような、だけどこれこそが東京というイメージの景色です。
引っ越してくる前、よく東京に遊びにきていた頃の東京といえばこのあたりだったのにね。
かつて東京に来ていた頃、こんな街並みを歩いてはいつも胸がひりひり乾いた痛みを感じていました。
そして東京に住んだらこの痛みにも慣れて何も感じなくなってしまうのかななんてぼんやり思っていました。
実際住んでみるとゆっくりと鈍くなっていくどころか、最初からなかったかのように日常という色でべた塗りされていました。
思いの外普通の日常で、何の含みもない生活がありました。
そんなものかな、なんて思っていたけれどね。
この春風に吹かれて歩くと一気によみがえってきます。
よそよそしいままの街の灯り、遠い喧騒。
大きな街の、世界の中心で。
暗闇の空は高く、深く。
目に映るにぎやかな人ごみは果てしなく無機質な遠い出来事で。
それはきっと春風のせいだよ。
そうやって答えた、あの日と同じ涙をぬぐっていたよ。
叶わない、叶うはずのないことを、受け入れて諦めて僕らは大人になってきたと。
届かない、届くはずのないことを、曖昧に笑ってごまかして、前向きである正義を選択してきたと。
忘れていたはずのこと思い出し過ぎてしまいました。
ごめんね、無条件に優しい今という日々に罪悪感を感じるくらいにね、いまだ心を揺さぶられるなんて。
銀座から京橋、東京駅八重洲口、日本橋までゆっくりお散歩して、日本橋のカフェでコーヒーを飲んで帰りました。
1日経って、日曜日の朝になるともうあの風も吹いておらず、季節の変わる匂いもしませんでした。
せつなさが続かないことをせつないだなんて思ったりもするけれどね。
これはあの日と同じ涙な訳なんてありえないと知るのだけれどね。
それが正しいか正しくないのか、すぐ神様に問いかけてしまうよ。
そんなわたしにキミは無意味だと言うけれど。
正しくありたいと願うのです。
そして空を見上げる、花びらに触れてみる。
風に吹かれて、その声に耳をすます。
もしも心が揺れたらさ、わたしは正しいんだって。
そう言い聞かせたりしてみてさ。










