夜半の月 第15夜 | It's a Beautiful World!

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夜が明けたら/CastingAroundドラムヒロヤユウコの日々のお話です





きっといつの日か恋しく思い出すよ、今宵の愛しい月を。


東京で初めての風邪ひきから初めてのイベントまで怒涛の一週間でした。
言葉を紡ぐのもそこそこになってしまいましたが、たくさんの感動と感情の嵐に飲み込まれたこの一週間。
言葉にしたいことは果てしないです。
少しずつ綴っていこうと思います、いつまでも忘れないように。


12月10日は東京にきて初めての自主企画イベント「夜半の月 第15夜」を三軒茶屋ヘブンスドアで開催させていただきました。
東京にきてたった半年、自主企画を東京のライブハウスでするなんてちょっと時期尚早な気はしましたが、ヘブンスドアのスタッフのショウヘイさんのご厚意により、多少の無理を乗り越えてでも開催しようということになったのです。

東京ではまだまだ知り合いも仲間も少ないわたしたちですが、昔からの仲間や新しく知り合ったひとに声をかけさせていただき、素晴らしいバンドさんたちが集まってくれました。
ホントにこんなに快く出演をOKしてもらえるとは思ってなかったので、とてもうれしかったです。
出てほしいと思って声をかけたひと、みんながOKをくれ、それだけでもうイベント大成功になったような気がしたくらいです(笑)


1番目に出演してくださったのは1303。




キャスアラの前ベーシストだいちゃんが東京で結成したバンドです!

1303はこの日初ライブ、だいちゃんはわたしたちと最後にステージに一緒に立って以来のライブ出演とのことでしたが、そんな風には全然見えない堂々のライブでした。
見ていたひとみんなが絶賛していましたが、とにかく曲がとてもいいです。
アレンジが秀逸でいろいろおもしろいことをしているのですが、歌がイチバンにまっすぐ届くという音楽好きをうならせる楽曲たちでした。

1303の曲はコチラ で視聴できます!

だいちゃんがキャスアラでベースを弾いてくれたのは約1年という短い期間でしたが、ものすごく濃い時間でした。
ツアーに行って、自主企画を毎月開催して、毎月シングル発売しました。
ものすごく全力でバンドして苦しいことも楽しいことも山ほどあった1年でした。
それまでのキャスアラと何かが変わったと思うのも、そしてそのあと続けてこれたのもこの1年があったからというくらいの大きな意味のある1年でした。

そんな時間を共有しただいちゃん、就職で東京に行ってバンドメンバーではなくなったのですが、今もこうして音楽を続けていて、また同じステージに立てるというのはホントにうれしいことです。
素晴らしいメンバーといいバンドを結成されたので。これからもまたいろんなこと一緒にできるね。
メンバーのみなさん、出演いただきホントにありがとうございました!
これからもよろしくお願いいたします。


2番目はElement5。




わたしたちが東京で初めて出演したイベントに呼んでくれたElement5。
ボーカルのまなべくんはかんぶんの高校の後輩で元バンドメンバーです。
実はだいちゃんキャスアラのときにまなべくんの前のバンドとも共演したことがあるという、とてもとても縁深いバンドです。

相変わらずのかっこいいライブで素晴らしかったです。
曲も歌も大好きなんですが、個人的にはここのリズム隊が素晴らしすぎて釘づけです。
ホントにめちゃくちゃうまい!
タイトで音もいいし、抜群のビート感で曲とライブをものすごくいいものにしています。
ホントに勉強になります。

メンバーさんはみんなおもしろくていい人で、音楽への愛があふれるステキなバンドです。
一緒にライブできるだけで楽しくて幸せな気分になります。
東京にもこんな仲間がいてくれるからわたしたちもここで頑張れるのです。
ホントにありがとう!
これからもっともっと一緒に楽しいことしよう!


3番目は佐藤達生IMPOSSIBLEさん。




ドラムのはまてふ氏が大学の同級生で同じサークルの仲間でした。
わたしやかんぶん、だいちゃんが所属していたフォークソング部です。
フォークソング部といいますが、フォークソングやっていた人なんて誰もいなかったです。
大学には4つのバンドサークルがあったのですが、その中で一番メタラー保有数が多いというサークルでした(笑)

そんなサークルでイチバンドラムがうまく、とにかく神秘的なほどに美しいプレイをするはまてふは今でも音楽活動を続けている貴重な仲間です。
東京にきてからもいろいろお世話になりましたが、この日はわたしたちのイベントのためにとっておきのメンバーとバンドを結成して出演してくださいました。

ベースのぽんちゃんさんは福岡にいたこともあったそうで、だいちゃんと昔バンドをやっていたことがあったり、福岡に共通の知り合いがいたりと思わぬつながりもありました。
ボーカルの佐藤達生さんは普段はmadmantailsというバンドをされているとのことで、はまてふが絶賛していただけのことはあって素晴らしいボーカルさんでした。

圧倒的な存在感、聞いているほうがライブを楽しまずにはいられないエンターテイナーっぷりに感動しました。
でも歌はしっかり聞かせる、ひとつのライブのなかに春夏秋冬、喜怒哀楽、全部詰め込んでくるようないいライブでした。
それに加え演奏陣も素晴らしいのでずるいくらいのライブでした。

この日はみなさん忙しいスケジュールの合間をぬって出演していただきました。
ホントにありがとうございました!
これからどうぞよろしくお願いいたします!


4番目はBenfica。




唯一東京にきてからの知り合ったバンドさんです。
ここヘブンズドアで共演して、同じ世代、好きな音楽も共通しているということで意気投合させていただき声をかけさせていただきました。

この日は新しいサポートギターの方が入られたとのことで4人での出演でした。

やっぱりステキです。
バックグラウンドに同じ大好きな音楽の存在を感じつつも、自分たちの歌と音と世界を作り上げていて素晴らしいライブでした。
ステージから常に流れ出る光のような明るさと楽しさと音楽への愛がとても好きです。

こんな素敵なバンドさんと知り合えて、イベントにまで出ていただくことができ、ホントにうれしかったです。
ありがとうございました!
また次回の共演も決まったし、これからもどうぞよろしくお願いいたします。


そして最後がわたしたちの出番でした。

東京にきてからこんなにあたたかく迎えられたことはなかったです。

東京にきて半年、もちろんライブハウスでアウェイなのは覚悟の上でしたが、それに心折れそうな日もたくさんありました。
誰もわたしたちを知らない、だから少しでも爪痕を残さなくては、そんな焦りで必死でした。

もちろんいつだってステージで音を出すのは楽しいし、ライブは大好きだし、それなりにうれしさや楽しさを感じることだっていっぱいあったけれどね。

それでもひさしぶりにこんなに心から楽しいと思いました。
やっぱり共有してほしいと思っていたんだと痛感します。

投げて受け取って楽しんでみんなでライブという空間を作り上げていたんだと思わされました。
そういう場所が大好きなんだと思わされました。

バンドが好きで、ライブが好きで、そこでつながる人が好きで、そして生まれる世界が好きでここまできたんだった。
ずっとずっとその幸せを確固たるものにするために、たくさんのものと引き換えに東京にきたんだった。

光にあふれる景色に溶けながらそんなことを思いました。


ひさしぶりのわたしの長々MCでも話しましたが、夜半の月というのは百人一首にでてくる言葉です。

「心にも あらでうき世に ながらへば 恋しかるべき 夜半の月かな」

この息苦しい世界でも、生きながらえばいつかきっと恋しく思い出す、この夜更けの月を。

まさにこの瞬間の気持ちでした。
今夜はそんな月です。
きっとこれからも息苦しさだって続くだろう、そんななかでわたしはこの日を思い出すでしょう。
そしてその輝きがわたしにまたチカラをくれるのです。

バンドをすることを、誰かに響く音楽を生み出すことを、それを共有する感動を、この世界でイチバンくらいのハイな気持ちを諦めたくないんだ。

なんだかふつふつしていた気持ちも全部吹っ飛びました。
ホントにホントに幸せな時間でした。

最初から最後までみんなで楽しみ盛り上がった素晴らしいイベントになりました。
そんな美しい夜を共有してくださったすべてのみなさんにただただありがとうです。
無料音源も全部お持ち帰りいただき感謝です。


わたしたちはこれからもこんな時間を作っていきたいと思います。
バンドが好きで、ライブが好きで、それを好きなひとが好きで、そんな永遠の初期衝動のもとにこのちいさなひかりを大きくしていきたいです。
そんな情熱と愛でこのちいさな世界を少しだけ動かしてみたいです。

またみなさんに夜半の月の下でお会いできる日まで、この夜もらったちいさな光を灯して歩いていきます。

ありがとう!


2014.12.10 (wed) CastingAroundセットリスト

1. ムーンライト
2. さくらさくら
3. 世界の果て
4. 流星
5. 春待ち
6. 国道三号線

アンコール 花