僕らの街、僕らの音 | It's a Beautiful World!

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夜が明けたら/CastingAroundドラムヒロヤユウコの日々のお話です


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10月1日土曜日は、ミュージックシティ天神に出演してきました。


天神の街中に音楽のあふれるこのイベントも、もう今年で10年目。

実は出演するのは今年が初めてでした。


天神中にたくさんのストリートステージが設置され、ライブハウスもミュージックシティのライブでいっぱいになるという大きなイベントですが、この日わたしたちたちが出演することになったのは、大丸パサージュ広場のステージ。

とてもきれいな通りで、普段はアコースティックイベントがメインで行われているCastingAroundらしくはない場所でしたが、逆にそれが新鮮で楽しみにしてきました。


わたしたちの出番はすべてのライブの一番最初、土曜日の12時からでした。

出番の前に少しだけサウンドチェックがありましたが、心配していた通り、轟音のキャスアラの音は、この通りではさすがに音量オーバーということで、音量はめいっぱい下げることになりました。

ドラムも生音で、いつもより音量を落として叩く、という非常に難しい課題を抱えることになりました。


近隣の商店のかたの迷惑にならないように極力音量は抑えて、それでいて自分たちらしさを壊さないように、心を決めてステージに挑みました。


12時ジャスト、ドキドキしながらわたしたちのステージは始まりました。


音量は精一杯下げたものの、天然リバーブであたりいっぱいにきれいに音が鳴り響きます。

いや、でもこれがもう、ホントにどうしようもなく気持ちよいのです。


音量を気にして叩けないかと思いきや、不思議なことに自然に肩の力が抜けてものすごくいいバランスで叩け、自由に音になれました。

見上げれば、高く高くガラスの天井越しに秋の青い空。

通りを吹き抜ける風はどこまでも心地よくて、言葉にはできないくらい最高の気分でした。


目の前にはいつも来てくださる人たちの笑顔。

通りがかりの人の驚いたような顔。

歩みを止め、真剣に聞いてくださる人の顔。

大丸の2階通路からも覗き込んで聞いてくださっているかたもいて、ホントにうれしかったです。


今、この場所は僕らのもの。

この音は僕らのもの。


10年間この街で音楽をしてきたいろんな思い出や想いや、この瞬間の気持ちよさがごちゃまぜに込み上げてきてホントに言葉にできないくらい最高でした!



やはり、音量的には少しオーバーだったみたいで、途中でちいさくしましたが、それでも、そんなことなど何一つ問題ではないくらい最高のライブができました。

めちゃくちゃ楽しかったです!

ホントにホントにありがとうございました!


ライブのあとは、見に来てくださった方々とランチを食べて、ケーキを食べて楽しくおしゃべりして、最後に天神地下街で同じくミュージックシティに出演されていたフジモトジンくんのライブを見て帰りました。

ホントに充実した楽しい1日でした。



わたしのミュージックシティは自分の演奏でほとんど終わっちゃいましたが、2日間いろいろな会場でいいライブが繰り広げられたようで、みなさん楽しまれ、大成功のイベントだったそうです。


この街で音楽を愛し、音楽を続けてきている人にプロやアマチュアの差はなく、平等にこんな機会を与えてくれるミュージックシティ天神は素晴らしいイベントだと思います。



この街でずっと音楽をしてきて、楽しかったり苦しかったり、いろんなことがあって、ホントに語りつくせないくらいいろんなことがあったけど、それでも、それなのに、この手には何もないや、なんて思うこともあります。

だけど、そんなことはないんだよね。

カタチなどなくても、こんなにたくさんのものがここにはあるんだね、そう思えました。


この街にこなかったらわたしはきっと音楽をしていませんでした。

よろこびと痛みをくれた街。

夢と絶望をくれた街。

愛と孤独をくれた街。

大好きなこの場所でこうして演奏できたことが、なんだか夢みたいで、どんなに言葉を尽くしてもこの気持ちを正確に伝えれそうもありません。


なので、もう月並みな言葉を何度も繰り返します。

ホントに気持ちよかったよ!

ホントに楽しかったよ!

最高のライブでした!


足を運んでくださったみなさん、立ち止まって見てくださったみなさん、ミュージックシティ天神スタッフのみなさん、そしてたくさんの感動をくれ続けたわたしのミュージックシティ=天神に、心から、ありがとう!