週末のお話ですが、日曜日にはアーティストワークスlamp主催の合同展覧会「Nipponia nippon」を見に福岡県立美術館に行ってきました。
絵画や写真、クラフト、様々な展示がなされている、ということで楽しみではありましたが、正直わたしは詳しくないのでわたしにわかるのだろうか、と不安でもありました。
ところがこの展示スペースに一歩入ると、そんな不安も一気に吹き飛ばすくらいの美しくそしてとてもなじみやすい作品たちがたくさん待っていました。
lamp主宰の桐さんの水墨画は今まで何度かライブアートで見たことがありましたが、こうして展示してあるものはまたいつもと少し違ってとても素晴らしかったです。
墨一色でこんなに表現できるんだ、とは桐さんの絵を見るたびに思いますが、このシンプルな美しさは桐さんの人柄そのものだなとまた深く思いました。
ライブで写真を撮ってもらったこともある中井さんの写真は、ホントにアートってそのひとが世界をどんな風に見ているかなんだな、と考えさせられました。
「世界を救う前にたった一人の自分を救え」という中井さんのメッセージもよかったです。
山口さんというかたの水彩画には、色鮮やかさは色がたくさんあることじゃないんだなと感動させられました。
紙と絵の具で光を生み出しているようでとても素晴らしかったです。
その他のかたもみなさんホントにすごかったです。
ワイヤークラフトや家具を出展されておられるかたもいらっしゃいましたが、何でもない素材がまるで命を吹き込まれたようで不思議な美しさに魅了されっぱなしでした。
わたしは絵や写真、クラフトなどはよくわからないのですが、やっぱりアートって同じだなぁと感動しました。
そう、やっぱりアートはとことんエゴでいいんですね。
自分がこうしたい、自分はこういうものを作りたい、そんな本気のエゴがカタチになったとき、なんであれそれにはこんなにも感動させられるものなのですね。
誰もがそうして始めたアートでも、ただそれだけのために存在していたアートでも、この世界では誰かのつくりあげた価値観や大義名分で押しつぶされそうになって、そんなことさえ否定されたり忘れられたりしてしまいそうになります。
それだけじゃいけないんじゃないか、と見えない圧力につぶされてしまいそうになることもあります。
この展覧会にきて、ここにある作品たちに触れてまた強く思いました。
そんな圧力と戦い、ただ自分自身のためだけに存在しているアートに触れてまた強く思いました。
これでいいんだ。
この姿こそが誰かの心を動かすんだ。
今回出展されていたアーティストのかたがたをわたしは大半は知らないのですが、なんだかそんな心を共有できたような気がして嬉しかったです。
予想以上にいろんな感動をくれたこの「Nipponia nippon」に行ってよかったです。
やっぱりわたしは人がなにかを生み出そうとする、なにかを、なんだかわからないなにかを知ろうとする、そんなアートが好きだなぁと心から思った日曜日でした。
