花はいつか山口に帰ってきました。 とても気持ちがよかったので下道で5時間かけて帰りました。 やっぱりなかなか長い道のりです。 この街ももうすっかり桜の季節は過ぎ去り、あの日見上げた桜の木の下では誰も足を止めていきません。 だけど今日は思うのです。 今日なら信じられるんです。 季節は流れ、花は散り、きっと忘れていくのです。 でも何もなくなってはいないんだね。 もう二度とその目に映ることはないとしても、 懐かしい風の匂いに思い出す、 そんな花を咲かせたんだね。