「空を見上げても何も感じなくなってるんだ」
君はそうつぶやいたけど、きっと心は枯れてないんだよ。
痛みを感じない痛みを、君の心はちゃんと感じているんだよ。
だけど、
わたしも同じ風に思うのです。
言葉にならない気持ちが溢れていまうときはいつも空を見上げていたんです。
うれしいときも、悲しいときも。
せつないときも、愛しいときも。
そんな気持ちはいつだって空にしか帰る場所がなかったんです。
空という帰る場所があったのです。
現実に押しつぶされて季節を抱きしめれない君。
現実が穏やかすぎて季節に心が震えないわたし。
全部なくしてからっぽになって、ただ空を見上げてみたいよ。
ただこの心に空だけ映して溶けていきたいよ。