幸せがどうしようもなく怖くなるんです。
明日には全部消えてしまいそうで。
大切に守りたいという想いこそが、幸せの実感だけど、
大切に守りたいと想えば想うほど、失う痛みは増し、
痛みを知れば知るほど、大切なものを大切にできる、
なんてパラドックスだね。
そんなことを考えながら月明かりの夜を泳いでいたら、月光の海にすべて流されて、残るはちいさな銀色の雫だけになりました。
きらきらわたしのたった一粒のこの雫を君にあげるよ。
朝がきてすべて泡になって消えてしまったら、その雫を飲み干してほしいな。
ちゃんと触れたこと。
ちゃんと感じたこと。
へたくそなわたしの大切な想い。
いつまでもずっと忘れないように。