自由。
それがこんなに苦い味だったなんて。
徹夜でまとめた荷物を積み込んで、黒川をあとにして、小国で仲居の友達にさよならをしてきました。
自分が正しいと思って貫いた結果だとしても、こんな風に犯罪者みたいにここを立ち去らなければならないのはつらすぎます。
わたしみんなが大好きでした。
この町が大好きでした。
ここに居場所を見つけれる気がしていました。
さきやあやねちゃんとお風呂で騒いだり、ドライブ行ったり、仲居のお姉さんの家で手料理よばれたり、みんなで笑いながら働いたり、夜な夜な108に集まってバカ話して音出したり、たまには青空市場で待ち合わせてスタジオ入ったり、ちいさな世界だったけど、ささやかな幸せがいっぱいでした。
だからできればここの仕事が終わったあとも、また何度でも笑顔でこれるようにありたかったです。
それができなかったことがどうしようもなく悲しくて胸が張り裂けそうです。
やっぱり涙が溢れて仕方ありません。
さよなら。
どこまでいっても人生はやるせないさよならの繰り返しだね。
さよなら。
また心が音をたてて壊れていくわ。
さよなら。
きっと明日にはわたしが存在したことさえなかったことになるんだね。
さよなら。
さよなら。
さよなら。
