闇を走るわたしはいつも走るその先を見てたから、辛くてもずっと走ってこれたんです。伸ばした指先はたとえ何もつかめなかったとしても走っていたわたしは幸せだったのかもしれません。だからこんな感覚忘れてました。闇を走るのがこんなに怖いってことを。何も見えなくて、何もできなくて、わたしは再認識するのです。なんてちいさなわたし。なんて非力なわたし。わたしの弱さを知るのです。乗り越えたくてすべては自分で選んだことなのに、なぜか震えがとまりません。それはきっとこの長い長い夜のせいだよね。