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夜が明けたら/CastingAroundドラムヒロヤユウコの日々のお話です


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早く帰る、と心に決めていったのに結局こんな時間です。

そしていつものことです。


毎日早朝勤務を始めて3年間、結局遅くなって深夜帰宅の5時おき、を一体何度繰り返してきたのでしょう。

早朝勤務をはじめる前よりよっぽど夜中出歩いていた気がします。

ホントに毎度毎度のことで、それでもあまり遅刻もせずタフだったなぁと思います。



通いなれた街を歩いて帰りながら思いました。

たぶんこのままここにいれば、こうやってきつくてもちょっとの不満があっても、大体は楽しくて同じように笑う日々が送れるのでしょう。

時に消えてしまいたいほど辛いことがあっても、また友達が助けてくれてこの街の優しさに甘えて生きていけるのでしょう。


それが悪いことなんて思いません。

わたしはそういうわたしの生活を愛してきたし、胸を張ってこれでよかったと言えます。


でももう行かなきゃいけないんです。

その理由はもしかしたらわたしにしかわからないことなのかもしれません。

どういう風に説明してもしっくりこなくて、とにかく行かなきゃとしか言えないのです。


寂しがってくれる人がいるのはとても嬉しくてわたしも寂しくて胸が痛いです。

引き止めてくれる人がいるのはとてもせつなくて時に後悔さえしそうになってしまいます。


でも行かなきゃいけないんです。

時間はかかったけど、この街でちゃんと自分の夢に、自分の意思に、自分の想いに答えが出せたからわたしは行かなきゃいけないんです。

ごめんね。ありがとう。



それでもホントにわたしがイチバン矛盾するくらいに寂しいんです。

思わず夜の街を後戻りするくらいゆっくり歩いてしまうほどです。


いいよね、きっと。

振り返りながら行こう。

きっとそれがわたしだから。