沖縄にやってきました。
暑い!夏ですね。
海から吹きぬける風がまだ少しの涼しさを残し、心地よすぎます。
あいにく天気は曇りでしたが、まるで別世界にやってきたようなこの空気、一気に現実が遠い世界になります。
あぁ、すべるように走るわたしの自転車。風になったみたいだよ!
初日は走りメインではなく那覇の街をぶらぶらすることにしました。
飛行機で那覇空港に着いてから、海岸通りを流して、街の中を走って、那覇って予想以上に都会でびっくりしました。
14時にはホテルにチェックインして最初にむかったのは首里城。
真っ赤な建物が琉球王朝時代を物語るステキな建物でしたが、なにせツアー客で満員で全然見れません。
これ、という場所では写真の嵐。
やっぱり観光地はこうなるよね、と残念に思い、足早に立ち去り、石畳の道を歩いて下りていきました。
不思議ですね。福岡と変わらないほど都会な街なのに、きっとこの街にしかないだろう風景が存在しています。
古きと新しいの混在する街です。
ほとんどの家にシーサー、のどかな街並みを見守るかのように立っています。
石畳の道を下りて行くと、開けっ放しの公民館といいますか、寄り合い所みたいなところがあり、小学生たちがランドセルを降ろし、大声ではしゃいで、遊んでいました。
日本の原風景のような穏やかなその景色に見とれていると、一人のおじさんに声をかけられました。
「本土からきたのか?」
それからその寄り合い所の縁側に腰掛けておじさんと小一時間ばかり会話をしました。
おじさんはとても物知りの「清光さん」というかたで、わたしは沖縄の歴史から雑学までいろんな話をききました。
吹き抜ける風、あまりにも穏やかなその空気は、子供の頃、夏休みにプールに入ったあと家の窓辺でまどろんでいたときの空気を思い出させ、とても心地よく解けてしまいそうでした。
散々話したあと、わたしが「帰ります」というと清光さんはせっかくだから、とわたしを歩いていろいろ案内してくださることなりました。
その後姿が清光さんです。
清光さんはブーゲンビリアはなぜ赤い、とかハイビスカスの花の遊び方、沖縄の歴史から言い伝え、漢字の雑学知識まで幅広い会話で、リアルな沖縄の生活をわたしに見せてくれました。
いろんな話を聞きながら、花にあふれる沖縄の街をゆっくりゆっくり歩いていきました。
地元の人しか知りえない名所にもたくさん案内してもらいました。
琉球王朝時代の王様の話もたくさん聞きました。
沖縄の街は花がいっぱい。
これはクチナシの花です。ブーゲンビリア、ハイビスカス、月桃、デイゴ、美しすぎて思わず笑顔になります。
神様のお墓に行ったり、伝説の橋を見たり、しまいには肩までもんでもらったり楽しく午後を過ごしました。
ホントは行こうかな、と思っていたところもあったのですが、そんなものとは比べ物にならないくらいの最高の観光をしました。
ガンドブックに乗ってない、生の沖縄の生活の話を聞き、その息遣いを感じ、一気にこの島が好きになりました。
なんてステキな時間の流れ方をするんだろう。
現地の人がこの島を心から愛していることも感動しました。
ひとり旅の醍醐味はこういう「出会い」ですけど、こんなに初日からいい出会いがあってホントにうれしいです。
清光さん、ありがとう!
沖縄の何気ない日常に触れて、あっという間にこの街の色に染まってしまったかのような一日でした。








