カントリーロード | It's a Beautiful World!

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夜が明けたら/CastingAroundドラムヒロヤユウコの日々のお話です

山口県防府市の実家に帰ってきました。
帰らなければならない用事もあったし、とても帰りたかったからです。

今回はあまった18切符の最後の一枚を使って電車で帰ってきました。
わたしは実家に帰るときはほとんど高速バスを使うのでなんだかとても新鮮な感じです。

電車は山口県に入ってからはほとんど人が乗ってなくて車内はホントに静かでした。
途中、厚狭という駅で飲み会帰りのサラリーマン集団がわいわい乗ってきて一瞬騒がしくなりました。
彼らは今日の飲み会の話をしながら、この電車のがすとやばかったから走ってきた、などと話してました。
まだ21時半ですよ!
さらには0時過ぎたらタクシーなんか一台もおらんしねー、などと話してました。
さすが山口。田舎だなぁ(笑)

でもこんな早い時間に飲み会を終わったにもかかわらず彼らはとても楽しそうで充実した様子でした。
それを見て、たぶんわたしもずっとそういう時間の流れの中で暮らしていたのに、いつからかすっかり都会に染まってしまったのかなぁ、となんだか少し寂しくなりました。

と同時に、この電車に乗っていた高校3年生のあの日のわたしを思い出しました。
大学に行った先輩のところにひとりで電車に乗っていった幼いわたしを。
あの日の涙を。

わたしはあれから10年、同じことばかり繰り返してきました。
いつになったら終われるの、なんてもはや愚問にしか思えないくらい。

それでもあの頃はいつも帰るところがあって幸せだったなぁ。
それにあの頃のわたしは全然気付いてもなかったよね。

いまわたしの帰るところはどこなんだろう。

窓に映る相変わらずのわたし。
遠くに揺れるあの日のわたし。
どこかに捨ててきた想い。
ずっと抱えたままの想い。



防府駅についてからは迎えにきてくれたお母さんと車で高校の裏山の桜を見て帰りました。
高校生の頃も何度もお花見にいったりお散歩に行ったりしていた山です。

福岡とは違ってちっとも華やかなライトアップもなく人も少なかったですが、そのぶん静寂と冷たく澄んだ空気を吸い込んでひっそりと佇んだ姿が美しく夜を彩っていました。

いつまでも変わらない穏やかなふるさとの夜です。