今年2度目の伊豆諸島旅行に行ってきました。
とても素晴らしかったので記録を残しておきます。
11月の飛び石連休、今回は八丈島と青ヶ島(行けたら)を目指しました。
またしても竹芝より大型船、橘丸の2等客室、雑魚寝で10時間。
出発の1週間前くらいに連日欠航していたので心配していましたが無事出航しました。

寝ているあいだにあっという間に到着。
11月とは思えない暑さで空も晴れ渡り、島にきた感いっぱいです。


今回一応おおまかな予定はたてていましたが、2日目に目指す青ヶ島が日本一上陸困難な島(就航率50%)なのでこのあとどうなってもいいように、とりあえず1日目は駆け足で八丈島をめぐりました。
レンタカー借りてひさびさ運転。
ふれあい牧場。絶景!


八丈ビジターセンター。無料のガイドウォークなるものに参加しましたが素晴らしかったです。
八丈島の植物や自然のお話がたくさんきけました。

かなたくんは虫をつかまえるのに夢中になったり、キョンにどんぐりあげたり。


お昼は海鮮丼。
今回は前回式根島で知り合ったひとと移動とごはんをゆるく同行させてもらいましたので、お昼は落ち合って食べました。

まるで夏のような気持ちよさのなかドライブ。




海をみながら入れるみはらしの湯。最高!
この時期くじらが見えるかもということで一生懸命探しましたがそう簡単には見つかりません。

水着ではいれる裏見ヶ滝温泉は無料。最高!

湯上り散歩して足湯で夕日をみました。
海に沈んでいく夕日をずっと眺めていられるなんてとても贅沢で幸せな時間でした。



夜は民宿あしたば荘に泊まって島寿司をいただきました。
島寿司はズケのおさかなに甘い酢飯(普通の4倍の酢を使っているとのこと)、そして辛子で食べます。
ここのお料理はおいしいと聞いていましたが、絶品すぎました!

そのあと真っ暗な坂道を歩いてやすらぎの湯という温泉に。
誰もおらずのんびり入ると、温泉のおばちゃんたちが歩くと大変だから送ってやりなと常連さんに言っててその方に送ってもらいました。
途中で野生のイタチを見せてもらったりして、こういうフレンドリーな優しさに触れるのも島旅の醍醐味です。

そして2日目。
青ヶ島行きの船が出航するかどうかは朝7時に決まるのでびくびくしながら起きると…うすうす予感していた通りやはり欠航でした。
今回青ヶ島には船で行く予定でした。
青ヶ島は本島からの直行便はなく、八丈島からの定期船は海が荒れるとすぐに運休になり就航率は50%程度。
運航率80%のヘリコプターは1日1便、9席しかなく予約をとるのはとても難しいとのことで、まさに選ばれし者だけが上陸できる島です。
ひとまずバスで港までいきました。
ゆるく同行の人はほとんど八丈島はまわってしまったので船がでる三宅島に行くとのこと。
我々はどうするかなと思っていましたが、かなたくんが八丈島で全然遊べていないからのんびりしたい、ここに残ると言い張るので残ることにしました。
「遊ぶ」の感覚は大人と子供でずいぶん違うものです。
大人からするともう一通りみてまわったという感覚でも、子供はたとえ泳ぐなどはしなくても海や山でまだまだ遊びたいということだったようです。
言葉通り、海であそびまくったかなたくん。

長い時間歩いてお散歩。
ギョサンを買ったり、Tシャツ買ったり、ソフトクリーム食べたり。



バスに乗って温泉行ったり。
バスは2時間に1本で便利とは言えませんが、何度乗っても同じ運転手さんだったり、その運転手さんに地元のひとがお野菜あげてたり、窓の外の景色の説明が聞けたり、とてもほっこりのんびり、なかなかよいです。



またまた海で遊んで夕焼けを眺めたり。




急遽八丈島に残ることになったので宿をとるのがとても大変でしたが、無事見つかりのんびり楽しい2日目になりました。
3日目はこれまた急遽、八丈富士登山のツアーに参加することにしました。
前日いろんなアクティビティを問い合わせたのですが、なかなか子供を連れて急に参加は難しく、そんな中飛び入りで入ることを快く受け入れてくださった晴花日さんのツアーに行かせていただきました。
最初は山登りのツアーがこんなに高いのか…と躊躇したのですが、結果その値段以上の価値があった素晴らしい時間になりました。
八丈富士は標高854メートル。
山頂までは階段ですが、火口をぐるっとめぐるお鉢めぐりがなかなか大変とのことでちょっと心配でしたが、かなたくんも元気いっぱいとても楽しい山登りになりました。
我々を加えてくださった若い4人組もとても楽しく優しく、ガイドさんは八丈島の自然や歴史、かなたくんの好きな虫のことをとてもわかりやすく説明してくださったりクイズをだしてくださったりすごく楽しかったです。
山頂からの景色は素晴らしく、360度見渡せば海、世界は広くて大きくて。
はじめてヤッホーの声がかえってくるのを聞きました。
みんなでヤッホー対決したり、浅間神社におまいりしたり本当に楽しかったです。








ガイドさんがブログに書いてくださいました↓
みなさんありがとうございました!
下山後は洞輪沢温泉。
無料のちいさな温泉、これで島の温泉は全部制覇です。

裏見ヶ滝でまた登山の4人組にであったり、またまた足湯で沈む夕日を見たり。

夜はゆるく同行のひとと居酒屋にいきました。
帰るときに雨が降り出してきてどうしようと思っていると、居酒屋のお姉さんが宿までくるまで送ってくれました。
ホントみんな親切でありがたい限りでした。
ちなみに青ヶ島行きの船はこの日も欠航でした。
そして最終日。
早く起きてかなたくんは1時間近くナナフシ捕獲をしていました。(全員リリースしました。)

海ガメやクジラを探しながらゆっくり港に向かうとなんと!青ヶ島行きのくろしお丸が来ているではありませんか!

もともとこの日は運休日だったのですが、欠航が続いたので臨時便がでるとのこと。
まもなく出航とのことで、行きますかどうしますか、すぐ決めましょうと同行のひとに言われ、めちゃくちゃ悩みました。
数秒のあいだに、行ったはいいが帰れるのか、仕事や学校大丈夫なのか、島に閉じ込められたら連泊するお金大丈夫なのかとかざばーっと頭を駆け巡りました。
いや、でもここでNOといってしまったら後悔するだろ、そんな自分になりたくないだろ、と思い、行きます!と急いでチケットを買い、橘丸をキャンセルしました。
(なぜかかなたくんも行くと言い張っていました。)
いやはや、ここ数年で一番の決断でした、間違いなく。
くろしお丸は臨時便で乗客は自分たちだけでした。
八丈島から68キロ、3時間。ホントに行けるとは!

かなり揺れて酔うと聞いていたのですが、わたしは大丈夫でした。
かなたくんは酔いまくりで大変でした。
見えてきた絶海の孤島。
世界的にも珍しい二重カルデラの島で人口は約160人。
ホントにきたのかと感慨深かったです。


宿泊するあおがしま屋でお昼を食べてからドライブ。
村で1軒しかないお店でたまごを買って地熱窯へ。
(たまごはわたしたちが乗ってきた船できて、それまで島ではたまごがきれていたそうです。)
「ひんぎゃ」という地中からの高温の蒸気を利用した地熱窯でたまごを蒸していただきました。


地熱を利用したサウナにはいったり、他の旅行者とお話したり、大凸部から海と二重カルデラの絶景を眺めたり。
見渡す限りの海、ちいさな島、本当に世界の果てにきたみたいです。


夜はおいしいごはんをいただき、ちょっとだけ村で1軒だけの居酒屋に行って、ひとり夜散歩に行きました。
月のあかるい夜。
青ヶ島は満天の星が見えるということで楽しみだったのですが、月明かりが明るすぎてこぼれそうな星空は見えませんでした。
あぁ、でもこんなに静かで美しくて、ただただ空を眺めてあるく夜はどれくらいぶりでしょう。

いろんな夜を思い出します。
かつてはいつだって夜空を眺めていたように思います。
いつもの街で泣きながら笑いながら、真冬の流星に叶わない願いを想いながら、丘をのぼる月明かりにおどろきながら、オーロラを待ちながら。
最近のわたしはそんな時間もなく、この感覚もとてもひさしぶりな気がしました。
世界の果てで、たったひとりで。
世界は広くて美しくて、なにひとつかなうはずもなくて。
ここでしか見れないカノープスという星(南天の低空にあらわれる全天で2番目に明るい1等星)を見たかったのですが、もうちょっと遅い時間ということで見れず残念でした。
カノープスはわたしのスネアの名前の由来なので見たかったのですが、また今度ですね。
冬の大三角形はきれいに見えました。

翌朝、村内放送の「今日はくろしお丸が運行します」のアナウンスで目が覚めました。
前日から誰にきいても「明日は船がでるよ」と言っていたので期待はしていたのですが、さすがここの暮らす人たちにはわかるんですね。
別の展望台から景色を眺めたり、ちいさな牧場にいったり。




ヘリポート(ちょっとした空き地くらいです)にヘリを見に行くと、村のたくさんのひとが見に来ていました。
昨日もあった旅行者のひとも見学してたり、お店のおばちゃんや、村でひとりの駐在さん、いろんなひととお話しながらヘリを待ちました。
すごい風でヘリで目の前におりてきて、選ばれし9人がおりてきてまた9人が乗っていって、みんなで盛大に手を振ってなんだか不思議な感じ、これだけでひとつの出来事になって楽しかったです。


ふたたびひんぎゃでランチをたべて港へ。


またみなさんと楽しくお話していよいよ出航です。
短い時間でしたが、本当に楽しかったです。
島の容易ではない暮らしの話も聞きましたし、それでもみなさんあたたかく楽しく暮らしておられ、驚くことも感動することもたくさんありました。
運を使い果たしてくることができてホントによかったです。


八丈島に戻って、帰りはもう船はやめてさくっと当日中に飛行機で羽田まで帰ることにしました。

島から一緒だった人たちも、ゆるく同行のかたもみんな羽田でバイバイです。
なかなかに予定外のこともありましたが、結果全部うまくいってとても楽しくたくさんのものをもらった旅行になりました。
やっぱり島旅は最高です。
時間の流れ方や世界の見え方が全然違っていて、わたしはいつもいろんなことを思い出させられます。
今年は3月の式根島/新島、8月に青春18きっぷで白馬村、今回の八丈島/青ヶ島とかなたくんとふたり旅をしてきましたが、ものすごい歩くとか、ケチりごはんとか、雑魚寝とか、かなたくんはわりときつめの状況でもいつも楽しんでくれてよかったです。
年末年始には長めの18きっぷ旅をしようかなと思っています。
むかしは一人旅が好きでいろいろ行ってきましたが、いましかできないかなたくんとの旅もとても楽しいです。
自分ひとりだったら選ばないものを選ぶのも、かなたくんとだから楽しめているのかもしれません。
有限のときを大切に、まだまだ知らない世界を歩いていきたいです。
