世田谷と用賀の間にある小さな公園(大山道児童公園)で、大山道の旅人が休憩しています。
 

以前は煙管(きせる)をくわえて一服していたのですが、誰かに折られてしまったようです。
ひどいことするなぁ。
(Olympus PEN-F + G.Zuiko Auto-W 20/3.5 + Fujifilm業務用100)
 
江戸時代の旅人の雰囲気がよくわかります。
(Olympus PEN-F + F.Zuiko Auto-S 38/1.8 + Fujifilm業務用100)
 
ところで、これは2月半ばで、フィルムカメラのPEN-Fの試し撮りをしていました。
38mmの方だと、背景はけっこうボケてます。
 
こちらは現代のGRⅢで。
旅の人は、現代の大山道を眺めて、何を思う?
 
ところで、前回の用賀・真福寺の記事のあと、この旅人のことを書こうと思ったら、カステラくんたちが写ってる写真が見つからなかったんです。
 
で、またはるばる歩いて撮ってきましたおねがい
 
高崎で出会ったこんにゃくちゃんと大山道の旅人。
 
折られたキセルの代わりに、誰かが煙管を貸してくれたようです。
よかったですね。
(以下、α7Ⅱ+Sonnar T* 38/2.8)
 
ちなみに、この江戸時代の旅装束を見てみましょうか。
 
わらじの上は、脚絆(きゃはん)をすねに付けています。
 
左手で握っているのはキセル入れで、煙草入れがぶら下がっています。
一緒に腰に差すみたいです。
 
こんにゃくちゃんがのっているのは、行李(こうり)。
着替えなどを入れている箱です。
 
ただ、行李の下の包みがよく分かりません。
 
また、足下には菅笠(すげがさ)が置いてあります。
 
いい顔してますねニコニコ
 
そばの説明書きには、「大山詣はしだいに、信仰は口実となり、帰り道東海道に出て、江ノ島や鎌倉で遊ぶ物見遊山の旅に変わってきました。この像は、そんな大山詣をする商家の主人をモデルに、たぶん一服しただろうと思われるこの場所に設置したものです。」とあります。
 
ユルくていいな~~おねがい
 
この位置から南西へ、用賀に向かっていったんゆるい丘を越えます。
いい感じの坂道。
 
北東側も、世田谷・ボロ市通りの方へゆるい丘を越えます。
こちらもいい感じ。
ちょうど、埋められた蛇崩川の小さな谷になっています。
 

右上から左下に斜めに突っ切っている道が大山道です。

 

20210217, 0907 世田谷区弦巻
 Olympus PEN-F + F.Zuiko 20/3.5 + Fujifilm業務用100
 GRⅢ(GR LENS 28/2.8)
 α7Ⅱ+Sonnar T* 38/2.8