地球の歩き方WEB アントワープ特派員ブログ(72)を更新しました | M.K.S Blog

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料理家・栗山真由美 ライフワークは料理と旅

こんにちは。

地球の歩き方WEB アントワープ特派員ブログを更新しました。

今回のテーマは「モード博物館 MoMu」です。

こちらからご覧ください左下矢印

 

 
このブログでは、地球の歩き方WEB アントワープ特派員ブログに載せきれなかった写真を中心に載せていきます。
 
1階の常設展には、ベルギーファッションの中核を担うブランドの作品を中心に、新旧織り交ぜた展示があります。
このドレスも素敵でしたが、テキスタイルの展示も目を見張るものがあります。
 
2階は企画展の展示。
現在はECHO という展示が行われています。
触覚と感情の強さを作品に共有する 3 名のアーティストのレンズを通して、衣服と記憶の密接な関係をアプローチしています。3名とは、芸術家のルイーズ・ブルジョワ、デザイナーのシモーネ・ロシャ、振付家のアン・テレサ・デ・ケースマイケルです。
 
 
この展覧会では、幼少期、子供時代と母性の記憶、老化と郷愁、手作りと修理、そして衣服の身体的および感情的な記憶についてがテーマです。
 
3名のアーティスト、
芸術家のルイーズ・ブルジョワ、
デザイナーのシモーネ・ロシャ、
振付家のアン・テレサ・デ・ケースマイケル、
それぞれに関連する、幼少期の衣服などの展示は、保存状態もすばらしい。
 
今見ても決して古さを感じない、むしろ今では稀な繊細さに目が奪われました。
 
 
布物好きにはたまりません目がハート
 
続いて、ルイーズ・ブルジョワ制作の布製の本が、分解・展示されていました。
 
刺繍やパッチワークが施された1枚1枚が素敵で、特に好みだった部分を抜粋して撮影させてもらいました。
 
彼女の実家の隣にあった、家族にとって重要なビエーヴル川(フランス)が無くなったことに起因する物語を表しています。
同じ時期、母親の死もあり、”喪失感”が軸にあったようです。
そうとは思えないほど、私にはただただ美しい作品でしたが目がハート
 
ルイーズ・ブルジョワ制作の布製の本に関連してか、次の順路に、いくつか絵本の展示がありました。
そこに日本語の作品を見つけました。
”Mikio Sakabe"という、日本人らしいお名前もあります。
MoMu コレクションのポリシーはベルギー人デザイナーとアントワープ王立芸術アカデミーのファッション学科の学生の作品両方を展示すること・・・と聞いてますから、かつての生徒さんの作品かしら?と思ったりもしましたが、それにしてはもっと幼い印象かな。
アカデミーの大学生や院生の年齢の絵では無いかも?と思いつつ、追加情報を探しましたが、見つけられず、正解はわからないままです不安
 
左下は、ジャンポール・ゴルチエ、16歳時のイラスト。
既に完成されてる指差し
 
しかし、1番驚いたのは、クリスティアン・ラクロワ、9歳の作品上差し
すごすぎるあんぐり
 
ジャンポール・ゴルチエのテディベア"Nana”
当時彼がハマっていたのが尖ったブラジャーの広告で、そのようなものを装着させています。
奇妙な印象はそんなところから来ているのですね泣き笑い
 
3名の芸術家のひとり、アン・テレサ・デ・ケースマイケルは振付師でした。
舞踏家のステージ衣装や装飾品の展示も数多くありました。
 
左がドリス・ヴァン・ノッテン、右がプラダのシャツです。
MoMuはベルギーファッションが集約されているとされていますが、歴史を見ていくと、ヨーロッパはこの分野でも融合していると感じました。
デザイナーがベルギー人であっても、生地はイタリア、その他の素材はフランスから・・など、
技術の切磋琢磨もあれば、共有、融合と形を変えていくのが自然な流れだったり。
島国日本出身の私には、自然には考えられない何かがありそうです。
 
最後に、本編でも触れましたが、併設のMoMu Cafeがかなり好みでした。
そして、理想のシナモンロールに出逢いました飛び出すハート
高いけど泣き笑い
 
あと、ミュージアムショップが秀逸でした。
モード博物館だもの、おしゃれなものありそうひらめきではありますが、その通りありました飛び出すハート
店舗自体は広くは無いけれど、独自デザインのものも多くておすすめ。
私たちは、ここにしかない、MoMuオリジナルパズルを買いました。
まず、美しい色合いに引き寄せられました目がハート
 
もう一度、本編も貼っておきます左下矢印
 

 

そんなわけで、アントワープへ来られたら行ってみてくださいねニコニコ