念願のポルトガルへ(33)リスボン | M.K.S Blog

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料理家・栗山真由美 ライフワークは料理と旅

こんにちは。

長引いてます、ポルトガル旅記録ですが、ようやく出口が見えてきました。

もう少し、おつきあいくださいニコニコ

 

リスボンには国際列車の停まる駅が2つあります。

1つは昔からの玄関口、サンタ・アポローニャ駅。

もう1つがこちら上三角オリエンテ駅です。

 

1998年に開催されたリスボン万博を機に開業しました。

スペインのバレンシア出身の建築家サンティアゴ・カラトラバが手がけています。

レトロなサンタ・アポローニャ駅に対して、近代建築美を随所に感じることができます。

とりわけ、この屋根部分はフォトジェニックです。

 

オリエンテ駅は、空港に近いことや、国内の他の地区、スペインからのアクセスも良いことも特徴です。

 

そんなわけで今回は、オリエンテ駅と、そこからつながる国際公園周辺についてお伝えします。

 

万博の名残の建物は残され、国際的な雰囲気は保ったまま、今はアートの拠点ともなっています。

 

水族館と🚡

 

左奥にオリエンテ駅の屋根が見えてますね。

 

テージョ川と橋、タワー、公園に🚡が融合して、素敵な光景を見せてくれます。

サンセットの時間は空の色もすばらしい目がハート

 

すくっと美しい鳥もオカメインコ

 

水族館の前には、廃品を利用した恐竜(?)

夜見たくないなって思ってしまいましたが、これもアートなのか・・そうですね泣き笑い

 

爆笑

 

この写真奥に見えるのが、リスボン万博のポルトガルパビリオンだった建物です。

設計はポルトガルを代表する建築家、アルヴァロ・シザ。

1番の特徴は、幅58m×長さ65mの巨大なケーブル・ルーフ(吊り屋根)ではないでしょうか?

厚み20cmのコンクリートの屋根は、素材に似合わない柔らかな印象。

シザの才能を感じずにはいられません。

そして、中央にあるクリスマスツリーのような形オブジェからは水が流れていて、時間ごとに色が変わって美しい表情を見せてくれます。

人工池の各所に配置されています。

 

さて駅正面からまっすぐ歩くと、あるのがこちら上三角ヴァスコダ・ガマ・ショッピングセンターです。

実はこの日、アクシデントがあり、帰国便の飛行機を逃したんです。

1泊追加しなければいけなくなり、空港に近いオリエンテ駅そばに泊まったというわけです。

で、今更、リスボンの中央まで戻る気もなく、このエリアでレストラン探し。

ヴァスコダ・ガマ・ショッピングセンター内のレストラン Serra da Estrela にしました。

 

ショッピングセンター内のレストランですので、まあ、あれですがキメてる

唯一、ベーシックなポルトガル料理店で、ポルトガルらしくおっちゃんウエイターがキビキビと働いてるお店でした指差し

ワインはグラスワインでも、きっちりボトルも見せてくれたし、美味しかった。

 

パタニシュカシュ・デ・バカリャウ(干し鱈のかき揚げ)をメニューに見つけ、

更にセットで供されるのが豆のリゾットと聞き、むしろそれ目当てでオーダー。

パタニシュカシュはなんだか、バカリャウより粉の量が多くて、食べ応えはあったけど・・・私が作った方がおいしいと思ったり知らんぷり

リゾットは文句なしにおいしい、ポルトガルの味でしたよだれ

 

夜のオリエンテ駅もライトアップされて素敵目がハート

 

最後にお土産情報を指差し

アルカンタラ展望台に出ていたマーケットで見つけたコルクのメガネケースです。

ポルトガルはコルクの生産量世界一の国。

ワインの栓だけじゃない、コルク製品のショップが10年ぐらい前から増え始め、今は選択肢も増えました。

 

ひっくり返すと、こちらの柄。

地味になりがちなコルクですが、この鮮やかなプリントに惹かれました。

しかも、これ、両面別柄って、結構珍しい(同柄が普通)。

6ユーロはお手頃で良いお買い物でしたひらめき

 

相方がアートショップで買った、Tシャツと靴下。

かわいい飛び出すハート

 

路面電車シリーズ。

左上のはメガネケースなんですが、上にあげた、コルクのお気に入りが見つからなかった場合、

私も同じのを買おうと思ってました。

底部分は濃紺で、7ユーロ。

コメルシオ広場の観光案内所併設のお土産屋さんで購入でき、おすすめです。

 

今回、ポルトガルに住む、大切な人々にも再会できました。

コロナが私たちを阻んだ悲しい・・・でも、本当に会えてよかったです。

 

恩人、アナにいただいた天然石のネックレス。

彼女は私のパートナーを「ヨーロッパの男性がいいと思う」と予言してて、アントワープでの結婚式にも来てくれました。

 

この幻想的な表紙の本は、私の初代のポルトガル語の先生であるジョゼ・アルバレス先生にいただきました。

ジョゼ先生の主宰していた、ポルトガル文化センターが協力した本で、

著者は高円宮久子妃殿下、

翻訳をジョゼ先生の娘さん、Claudia Alvaresさんがされています。

リスボンでは、ジョゼ先生、奥様のマヌエラ先生とも再会ができ、感無量でした。

ありがとうございました。

 

最後に、急遽泊まる事になったホテルのブランケット。

ポルトガルでは羊毛製品も、質が良いと評判です。

お土産にもおすすめですよ。

 

続く。