念願のポルトガルへ(19)カストロ・ヴェルデ | M.K.S Blog

M.K.S Blog

料理家・栗山真由美 ライフワークは料理と旅

ポルトガル旅記録。

今回はCastro Verdeという、偶然寄った街を紹介します。

 

といっても、ここの情報は全く持ってなく、詳しいことはわからないので、写真中心です。

 

アレンテージョ地区はBejaという都市を境に、地図で見て北側をAlto Alentejo、南側をBaixo Alentejoと呼ぶのだそう。

Castro VerdeはBejaから30分程度の南側に位置するので、Baixo Alentejoの一部になります。

街の入口のロータリー、アレンテージョらしいアート、わかりますか?

鉄製の2本立っているのが、どんぐりかオリーブの木を表していて、その足元に豚のオブジェ。

全てアレンテージョを代表する特産物であり、アレンテージョらしい風景を表しています。

 

歩き始めてすぐに出会ったのがこのわんこ。

 

お利口さんなんですよ。

カメラ構えたら、止まって、コチラを見てくれた。

かわいい、ありがとうニコニコ

 

ランチ時だったので、まずは腹ごしらえ。

 

相方は鶏肉のEstufado。

5年前、私がギマランイスのレストランで習ったメニューです。

 

私は待ってましたのArroz de Patoを。

なんとこの日のランチメニューに入っていて、ラッキー。

Arroz de Patoは北部発祥の料理で、リスボンや南部では定番メニューに入っていない場合もある。

レストランにもよるのですが。

で、突発的にランチメニューに出てきたりすることもあるのです。

私自身もこの時、旅の工程としては半分以上過ぎていましたが、出会えないままでした。

なので、チャンス到来指差しとばかりに即決しました。

 

出てきたArroz de Patoは簡略版はてなマーク

それともこの地区ではこれが定番なのかはてなマーク

Arroz de Patoは鴨のだし汁で炊いたごはんですが、炊いた後に鴨肉を細かく割いて、ごはんと混ぜ、耐熱皿に入れて、ショリッソをのせて、オーブンで焼きます。

表面をパリッとさせるのもおいしさの1つなのですが、オーブン調理は省いた簡略版のようでした。

ごはんはおいしい出汁で炊けていたので、まあ、おいしかったですが。

そうそう、あと、そのパリッとしたArroz de Patoにオレンジの果汁を絞ったり、果肉を混ぜて食べるのもおいしいのですが、オレンジがないあんぐり

すぐさま、お姉さんにお願いしましたが、なかなか来ない。

ごはん冷めるのも嫌だから、結局食べ進め、止めた所で、オレンジ到着悲しい

オレンジは食後のフルーツのようにいただきました。

Arroz de Patoは破格の6,5ユーロでしたし、簡略版でも納得するべきかな。

オレンジに関しては、地域によっての違いもあるのかもしれません。

私が初めて食べた時、オレンジは当然のようについてきたんです。

それが何年か続いたのと、本などにはやはり付いているので、そのように覚えたし、お教えしていました。

が、何度かついてこなかったこともあって、お店の人にお願いすると、

「おぬし、わかってるねー」とウインクされたりしたこともあります。

たいがい、言えば、私の意図は通じて、「あ、あれねウインク」とすぐに持ってきてくれるのが常でしたが、

今回のお店に関しては、え?なんで?みたいな反応でした。

同じ料理でも地域による違いは出ますよね、和食も同じく。

また調べてみたくなりました。

 

さて、街歩き。

 

本屋さんのシンボルにフクロウがなってることが多いのは、万国共通ですね知らんぷり

 

街の中心部に向かってみると、またロータリーが。

今度は羊のオブジェですひらめき

 

公的機関や学校が集まるエリア。

他のアレンテージョの街とも、どこか違いを感じますね。

 

こんな田舎に来ても(失礼予防)美しいアズレージョはそこかしこに。

 

黄色い家とレモンの木目がハート

 

窓枠の外側(何と呼べばいい?)のデザインがかわいい。

 

これはドアだけど泣き笑い

 

バジリカ教会

 

D,Maria's House

数少ない観光スポットも2月は閉鎖されていました。

 

有名人のお家らしいです。

 

ビビットな色のお家が多い中、珍しい色合いひらめき

 

この区画の狭さは、ポルトガルの田舎の街中ならではですね。

 

続く。