ポルトガル旅記録。
アレンテージョに入りました。
盛りだくさんだったのですが、まずはホテルと到着日の夕食など。
今回、エリアとしては3ヶ所に泊まりました。
私は小さな街の宿、特色あるユニークな宿など、いろいろ体験したい方です。
1泊ずつは面倒にしても、例えば4泊以上するなら、街を変えて2泊ずつとか。
ですが、コロナ禍は続行中であり、他者との接点が増えるのは得策ではない・・という考えの人もおり
16日間の滞在で4ヶ所にとどめました。
アレンテージョではエヴォラを拠点とし、宿は Albergaria Do Calvario にしました
入口はこんな感じ。
私はあまり星の数も他人のレビューとかも気にせず、自己満足度優先です。
なので、後で気づきましたが、4つ星だったようです
レセプション。
Albergaria do Calvárioは、16世紀の古いオリーブオイル工場に建てられたホテルなんだそう。
選んだ決め手の1つは、インテリアのほとんどは、地元アレンテージョで調達されたもの、
モダンなデザインも取り入れつつ、古い建物と調和をとっている・・・というのを体験したかったからです。
雰囲気、素敵でした
アレンテージョといえば、ワインの産地としても有名。
Albergaria do Calvárioには、ワインバーも併設されています、普段なら
初日の到着時間が少し遅くなったので、アテにしていましたが、滞在した2月末は改装中でやってませんでした
オフシーズンあるあるですね
お部屋はシンプルで快適でした
部屋のある2階からは、中庭が見えます。
春夏はテラス席としても利用されます。
途中、数時間、仕事しなきゃいけない時があり、奥の角の席使わせてもらいました。
日が差していれば温かくて、気分良く仕事できました。
以後気に入ってしまい、”私の席”と言わんばかりに使ってました。
明けて、朝食ビュッフェはこんな感じ。
私的には、木造りの家具がポルトガルっぽく、ジャムやジュースも自家製の自然の味で満足。
ジャムがトマトとカボチャだったのは、やるなーと思いました。
ビュッフェの他に、オーダーできるのは、エッグアンドベーコンなど卵料理と、
このパンケーキ
洋梨のコンポートつき。
この垢抜けない盛り付けも、優しい味わいのパンケーキも、
「あ〜、ポルに来たなー」としみじみ
他に、マシンで作る、カプチーノやマキアートなどのコーヒー系ドリンクも追加でお願いできます。
(普通のコーヒーはビュッフェにあります)
ポルトガルの人は朝からガッツリ甘いもの食べますから、もちろんスイーツコーナーあります。
感動したのはこの入れ物
天然素材で、優しい雰囲気。
開閉もスムーズにできるので機能的でもあります。
これは欲しい!と思い、旅の間中探しましたが、出会えませんでした。
ちょっと長くなりますが、最後に初日の夜のごはん、紹介しておきます。
ホテルのワインバーがやってないと知り、レセプションで紹介&予約してくれたレストランへ。
"1/4 pras 9"って不思議な店の名前でした。
伝統的なアレンテージョ料理のお店です。
(以下料理の写真が壊滅的にピントが合ってなくて申し訳ありません。雰囲気だけでもお楽しみください)
会いたかったよー!Salada de Polvo(サラダ)
もうね、期待通りの純粋ポルトガルの味。
おいし〜
Carne de Porco á Alentejana
ポルトガル料理を代表する”豚肉とアサリのアレンテージョ風”は、エヴォラ含むアレンテージョの料理。
現地で食べられて幸せ。
はじめてポルトガルに来た20数年前、モンサラーシュでこれを食べて、大いにハマった。
それがその後の私のポルライフに繋がったんですよね
Carne de Porco á Alentejanaにはポテトフライが添えられますが、
その形状、サーブのされ方、お店によって違いが出ます。
ポルトガル人は本当にいも好きなので、皆さんこだわりがあります。
同じお皿に分けて盛られてくるのが多いと思いますが、あらかじめ全体が混ざっている場合もあります。
こちらでは、別皿に盛られてきました。
ポテトをCarne de Porco á Alentejana の煮汁に浸しながら食べると美味しいのですが、クタクタ派、中間派、カリッと派などいて、ここのシェフはカリッと派かなと思いました。
別皿にしてあると、食べる人の好みのタイミングでポテトを浸せるので。
また、細切りでなく、コロッとした形状のお店も多いです。
私も教室ではコロッと型で紹介してました。
相方は奥のラムチョップをオーダー。
アレンテージョの羊も定評があり、相方も感動していました
Bolo de Bolacha (ビスケットケーキ)をシメに。
とにかく量が多かったのですが、それ含め、ポルトガルの一般的な食事を体験したい方におすすめのレストランでした。
質素だけれど、おいしいものには手を抜かない=ポルトガル人の食いしん坊精神を、がっちり掴めます。
あと、ホテルも含めてですが、観光が注目されているポルトガル、観光地化が進んでいる街では英語が通じるどころか、かなり流暢に話す人がいるのですね。
エヴォラはそこそこ大きいとはいえ、地方都市で、このようなアレンテージョのローカルな食堂では多少心配していましたが、問題なし。
全員でないにしても、必ず英語が達者な人(主に若者)がいますね。
ただ、少し寂しく思ったのは、例えば、Carne de Porco á Alentejana”豚肉とアサリのアレンテージョ風”を説明する時に、ポルトガルの料理名さえ言わず、
「Pork and clam」と言ってました。
ポルトガル料理を外国人は知らないのを前提に、わかりやすくする配慮なんでしょうが、ちょっと切なく感じました
Restaurante1/4 pras 9 のサイトはこちらです