昨日見た夢の話しf^^*)
魔法戦争とは1000年もの昔、全ての人間は魔法使いだった。人々は魔法の力を使って、なに不自由なく暮らしていた。食べ物を作ることも、移動することも、何もかも魔法の力がやってくれた。
それに加え、使役する使い魔を使い、僅かな労働すらしなくてすんだ。人々の生活は豊かで、優雅に暮らしていた。
人類は繁栄を極め、この世の春を存分に享受した。ある者は大きな城に住み、王のように振舞い、ある者はありとあらゆるものを食べつ
くし、ある者は着飾り毎夜、社交界を楽しんだ。
全ての苦痛から開放され、究極の快楽を求めた。
しかし栄華を誇った時代は長くは続かなかった。
何もかも満たされた生活の筈だったのに、人間という生き物は貪欲だった。
次第に人間たちは、誰よりも裕福になりたいと願うようになった。魔法の力では、そのような願いは叶う筈もなかった。
やがて争いが起き、争いは戦争に発展していった。戦火は徐々に世界中に広がり、白の魔道士と黒の魔道士に別れ、争いは百年もの間続いた。
戦いが激しくなるにつれ、魔道士達は禁を犯し、究極魔法に手を染めた。これにより人間の数は更に減少し、疲弊していった。
残された人類も僅かになり、戦火に荒れ果てた大地を見て、やっと人類は自らの愚かさに気がついた。
僅かながらに残った人類は、魔法の力に頼り、自らの努力を惜しんだ結果、このような悲惨な歴史を刻んだ事を悔いた。
そして自らの過ちを深く反省し、二度と同じ過ちを繰り返さない事を誓った。
彼等の耳の後ろには、小指の先程の小さな角状の突起、魔法器官があり、それを切り落とした。
更にこの世界の奥深く、森の中にある巨木、魔法樹を切り倒した。
人間達が使う魔法は、魔法樹から発せられる力を、魔法器官で受け止め、増幅させて利用していた。このことで、この世界から魔法が消えた。
それ以降この世界では、子供が生まれると直ぐに、耳の後ろの魔法器官を取り除いた。
魔法樹が無くなった影響もあり、次第に魔法器官を持って生まれてくる子供はいなくなった。
しかし何時、魔法樹が復活するかもしれないめ、人間は生まれた子供達が3歳になると学園に預け管理した。
未来永劫、魔法を禁じたのである。
これが魔法戦争のあらましである。
すると絵画の下にある、重く分厚い鋼の扉に、魔法文字が光って、浮かび上がって見えた。
さっきまでは何も無かった筈なのに・・・・
俺は吸い寄せられるように、鋼の扉にゆっくりと歩み寄った。
後ろで話を逸らされた、学園長が俺に何かを言っているようだったが・・・学園長の声は耳には届かなかった。
扉の前に立つと、様々な種類の魔法文字が点滅していた。赤や緑、黄色など、様々な色で魔法文字は幾つも光っていた。
何を意味する魔法文字かは分からないが、子供の頃、叔父の書斎の書物に記されていた魔法文字だということは、はっきりと分かった。
「あなた、どうしたんですか?」
問いかける学園長の声は聞こえていたが、応える事ができなかった。
後ろで学園長が、呟いた。
「長きに亘って閉ざされた、魔法塔への回廊が開かれました」
忘れないうちに、書きますね(・ω・)ノ
...........................................................
学園に向かうスクールバス。
バスの中には、俺と同じ16、7歳のから、
下は3歲位の幼児まで様々な年の頃の子が、たくさん乗り合わせていた。
中には知的障害の子供達まで含まれ、バスの中は、いろんな話し声で溢れかえっていた。
俺が住んでた田舎とは違って、この騒々しさは都会らしさなのかと、ふと考えてしまう。
叔父さんの伝で、田舎から引っ越してきた俺は、今日からセントラルの学園に通うことになった。
周りの連中は白い修道服だが、俺の制服は田舎の学校のスータンと呼ばれる黒衣だった。
騒々しい声の中には、俺の事を指した好奇のものもあった。
別にそんな事は気にならなかった。
俺が一番気になった事は、セントラルでは全てが高度に機械化されている事だった。
今乗ってるこのバスも、機械による自動運転。
車窓から街の人を眺めれば、全ての事を機械がやってる。
俺が居た田舎にも、もちろん機械はあった。
しかしセントラルでは、何もかもが機械化されている。歩く事も、食べる事も、寝る事さえ、人は全ての事を機械に任せていた。
あまつさえ人は、機械によって空を飛び、自由に移動している。
さすがに田舎では、そこまで機械化が進んでいなかった。多くの仕事を機械に任せたが、人間が食事を作り、自分たちの足で歩いた。
ここセントラルでは、それすら機械化されている。まるで魔法のように、俺には見えた。
バスの中で、俺の前に座ってる知的障害の男の子が騒ぎ出した。
俺に向かって、何かを叫んでる。
その子は俺の目をぎゅっと見つめて、何かを訴えているようにも見えた。
俺はその子の肩に、優しく手を添え、落ち着くように優しく微笑んであげた。
しばらくそうしていると、次第に落ち着き、ニコニコしながら、いつまでも俺を見つめている。視線をそらすことなく、屈託のない笑顔を、いつまでも俺に向けてくれた。
それは天使の微笑みのように、俺の心に響いた。
バスはセントラルの街を抜け、学園は街外れの閑静な場所にあった。
さっきまでの近代的な機械化の街とは打って変わり、緑溢れる中世のたたずまいだった。
大きな中庭には石畳が敷かれ、手入れされた芝生や植木が並び、年代を感じさせる学園だった。
さっきバスの中で騒いだ男の子は、俺になついてしまったようで、俺から離れようとしない。
仕方なく俺は、この子のクラスまで連れて行ってあげる事にした。
俺自身、今日が転校初日で、学園の中はさっぱりなのに、よくよく自分はお節介な奴だと呆れてしまう。
その子と手を繋いで、俺はそれらしい方向に学園の中を歩いた。年齢に応じた様々なクラスがあった。幼児クラス、低学年のクラス。
皆、お揃いの白の修道服を着て、可愛いかった。
しばらく適当に学園内を歩いて、それらしいクラスを探していたが、なかなか見つからない。
すると後ろの方で、大声で叫ぶ声が聞こえて来た。
「あなた、その子をどこへ連れてくつもり」
振り返ると白衣の先生らしき女性が、大股でこちらに近付いて来る。
「いや....俺はこの子をクラスまで、送り届けようと...」
「嘘をおっしゃい!あなた何者?見慣れない顔ね、どこから入って来たの!」
白の修道服を着たシスターは、まくし立てる様に俺に言った。そして子供の手を俺から奪い取り、子供を自分の背後に隠して、更にまくし立てた。
「あなた学園の人間じゃないわね!なにその服装は!しかもIDも持ってないじゃない!」
「いや...あの...俺は今日からこちらで、お世話になる者で....」
「そんな連絡は受けてないわ!直ぐに出ていかないと警備員を呼びますよ」
威嚇するような鋭い目付きで、シスターは俺を見た。俺は困った表情で思案していると、シスターの背後から、落ち着いた声で1人の年配の女性が声を掛けてきた。
「シスター...その子はここの生徒です。今日から来ることは聞いているわ....着いたら直ぐに園長室に来るように伝えたつもりだけど?」
「すみません、直ぐに行くつもりだったんだけど…つい...」
「....ま、いいわ。付いてきなさい」
俺はその女性に促され、歩を進めた。
背後で釈然としない表情のシスターが、まだこちらを睨んでいるのが読み取れた。
女性は中庭を突っ切って、大きな建物に向かって歩き出した。建物の周辺には蔦が絡まり、朝日をいっぱいに受け青々と茂っている。
建物の中央には、大きな石塔があり、威厳を湛え高くそびえ立っていた。
道すがら生徒やシスターが立ち止まり、女性に会釈をしてきた。きっとこの女性は、高位の人物に違いない。俺はそう思った。
「あの...もしかして、学園長ですか?」
俺は精一杯の作り笑顔で、問い掛けた。
「はい、あなたが今日合う予定の学園長です」
少し嫌味が混じった笑顔で、その女性は答えてくれた。続けて彼女は
「修道服は白と、あなたの叔父様に何度も申し上げた筈ですが…」
「すみません間に合わず、田舎の制服のままで失礼しました」
「ここでは黒の修道服は、異端の表れです。皆が動揺するので、直ぐに学園指定の修道服に着替えて頂きます」
「異端....ですか....」
「ええ、異端者です」
「でも俺が住んでた田舎では、黒は聖職の証でしたが...」
「その事については部屋に行ってから、ゆっくり説明させて頂きます」
そう言ったっきり、学園長は黙ってしまった。それ以上の質問は許さないと言わんばかりに。
建物の中に入ると、少し薄暗くひんやりとした。内装は、もちろん中世の様式で作られていたが、やはり所々に機械化がなされていた。でも機械化の程度は、俺が居た田舎と同じ位で、人間ができる範囲は機械に頼らないといった具合だ。
道すがら通って来た街とは大違いで、機械化文明から隔絶された世界の様にも思えた。
建物に入って程なく歩くと、吹き抜けの大広間に出た。大広間の突き当たりの壁には、大きな鋼製の開き扉があった。高さが3m程もあるその扉は、何年もの間、人の侵入を拒んでいるようにも見える。いったいどれ位の重さの扉なのか、見当もつかない。扉の横には、同じく鋼製の小さなレバーが付いていた。かつては、あのレバーで扉の開閉を行っていたのだろう。
今は固く口を閉ざし、沈黙を守っているようであった。
大きな扉の上には、更に大きな絵画が掛けられていた。その絵はたくさんの白衣の修道士と、黒衣の修道士が戦っている絵だった。いや戦っている様に見えた、が正しい表現だ。
ある者は拳を振り上げ、ある者は深く祈り、ある者は絶望に頭を垂れている。
天は漆黒の闇に覆われ、地は荒れ果て赤く染まり、この世界の終焉を物語るような絵だった。
なんとなく、この絵について質問してはいけない気がした。だが分かっているのに、行動に移してしまうのが、俺の悪い癖だ。
意を決して聞いてみた。
「あのう学園長...この絵は....」
学園長はキッと鋭い目付きで振り返り、俺の心を探るように、俺を凝視した。
しばらくの沈黙の後、重い口を開くように園長は言った。
「これは魔法戦争の絵です。」
「魔法戦争....ですか」
「ええ、あなたも叔父様から、魔法戦争の事は聞いているのではありませんか?」
確かに聞いてはいた。ただその話は、誰もが子供の頃に聞かされる、おとぎ話の類と思っていた。
この世界の子供なら、誰でも知っている話である。必ずといっていいほど、子供の頃に聞かされる教訓論だ。
魔法戦争とは1000年もの昔、全ての人間は魔法使いだった。人々は魔法の力を使って、なに不自由なく暮らしていた。食べ物を作ることも、移動することも、何もかも魔法の力がやってくれた。
それに加え、使役する使い魔を使い、僅かな労働すらしなくてすんだ。人々の生活は豊かで、優雅に暮らしていた。
人類は繁栄を極め、この世の春を存分に享受した。ある者は大きな城に住み、王のように振舞い、ある者はありとあらゆるものを食べつ
くし、ある者は着飾り毎夜、社交界を楽しんだ。
全ての苦痛から開放され、究極の快楽を求めた。
しかし栄華を誇った時代は長くは続かなかった。
何もかも満たされた生活の筈だったのに、人間という生き物は貪欲だった。
次第に人間たちは、誰よりも裕福になりたいと願うようになった。魔法の力では、そのような願いは叶う筈もなかった。
やがて争いが起き、争いは戦争に発展していった。戦火は徐々に世界中に広がり、白の魔道士と黒の魔道士に別れ、争いは百年もの間続いた。
戦いが激しくなるにつれ、魔道士達は禁を犯し、究極魔法に手を染めた。これにより人間の数は更に減少し、疲弊していった。
残された人類も僅かになり、戦火に荒れ果てた大地を見て、やっと人類は自らの愚かさに気がついた。
僅かながらに残った人類は、魔法の力に頼り、自らの努力を惜しんだ結果、このような悲惨な歴史を刻んだ事を悔いた。
そして自らの過ちを深く反省し、二度と同じ過ちを繰り返さない事を誓った。
彼等の耳の後ろには、小指の先程の小さな角状の突起、魔法器官があり、それを切り落とした。
更にこの世界の奥深く、森の中にある巨木、魔法樹を切り倒した。
人間達が使う魔法は、魔法樹から発せられる力を、魔法器官で受け止め、増幅させて利用していた。このことで、この世界から魔法が消えた。
それ以降この世界では、子供が生まれると直ぐに、耳の後ろの魔法器官を取り除いた。
魔法樹が無くなった影響もあり、次第に魔法器官を持って生まれてくる子供はいなくなった。
しかし何時、魔法樹が復活するかもしれないめ、人間は生まれた子供達が3歳になると学園に預け管理した。
未来永劫、魔法を禁じたのである。
これが魔法戦争のあらましである。
「魔法戦争の話って、実話だったんですか?」
「ええ、神話のように伝承されているけど、事実よ。この学園を筆頭に世界中の学園は、魔道協会が管理する施設なの。再び忌まわしき過去を繰り返さないように、私達が管理を任されていす。」
俺は1000年前に起きた魔法戦争の絵を見上げながら、考えに耽った。
「さあ、おしゃべりはこれくらいにして・・・」
あまり多くを語ろうとしない園長は、俺を促した。俺も巨大な絵画から目をそらし、あらためて広間を見渡した。
あの神話が真実と分かったせいか、この建物を見る目がさっきまでとは変わった気がする。
辺りには生徒の姿も消え、皆授業をを受けているようであった。
ある教室に目が留まった。
教室では一人の女子生徒を取り囲んで、何やら騒いでいる様子であった。
女生徒は耳を手でふさぎ、机に突っ伏して困惑している様子だ。
「ええ、神話のように伝承されているけど、事実よ。この学園を筆頭に世界中の学園は、魔道協会が管理する施設なの。再び忌まわしき過去を繰り返さないように、私達が管理を任されていす。」
俺は1000年前に起きた魔法戦争の絵を見上げながら、考えに耽った。
「さあ、おしゃべりはこれくらいにして・・・」
あまり多くを語ろうとしない園長は、俺を促した。俺も巨大な絵画から目をそらし、あらためて広間を見渡した。
あの神話が真実と分かったせいか、この建物を見る目がさっきまでとは変わった気がする。
辺りには生徒の姿も消え、皆授業をを受けているようであった。
ある教室に目が留まった。
教室では一人の女子生徒を取り囲んで、何やら騒いでいる様子であった。
女生徒は耳を手でふさぎ、机に突っ伏して困惑している様子だ。
その子の髪は綺麗な長い白髪で、真珠のような輝きを湛えていた。彼女の白衣と長い白髪が、妙に美しさを際立たせ、目を逸らす事をためらう程であった。
耳を塞ぐ白く透き通るような手は、聖母の優しささえ感じ取れた。大きくつぶらな瞳には、薄っすらと涙が輝いていた。
彼女の横で困惑していた一人のシスターが、こちらに気付き足早にやって来た。
駆けつけたシスターは、まくし立てるように学園長に言った。
「学園長、大変です」
「何事ですかシスター....礼を失する行為は、生徒を導く立場にある者として、慎まなければなりません」
「申し訳ありません学園長・・・でも、でも」
あわてんぼうのシスターは、まくし立てるように学園長に詰め寄った。
学園長は、さっき俺に向けたような鋭い視線で、シスターの言葉を遮った。するとシスターは何かを感じ取った様子で、落ち着きを取り戻した。
「失礼致しました。学園長お話があります。宜しいでしょうか?」
シスターは落ち着いた口調で、学園長に話しかけた。
「何でしょう?話して下さい」
「しかし・・・ここではちょっと・・・」
そう言うとシスターは、俺の方を見た。
何やら部外者には知られてはいけない内容らしい。
「いいえ構いません。彼にも知っておいて貰いたいので」
学園長はそう言うと、上目遣いに俺を探るように覗き込んだ。
仕方が無いと言わんばかりに、シスターは話し始めた。
「分かりました。あそこにいる彼女に魔法器官が見つかりました。つい先日の検診では、誰も見つかっていなかったんですが・・・
今朝、私がクラスに入ると生徒達が騒いでいるので話を聞くと、彼女に魔法器官が・・・・」
魔法器官だって!
俺は驚き、心の中でそう呟いた。
耳を塞ぐ白く透き通るような手は、聖母の優しささえ感じ取れた。大きくつぶらな瞳には、薄っすらと涙が輝いていた。
彼女の横で困惑していた一人のシスターが、こちらに気付き足早にやって来た。
駆けつけたシスターは、まくし立てるように学園長に言った。
「学園長、大変です」
「何事ですかシスター....礼を失する行為は、生徒を導く立場にある者として、慎まなければなりません」
「申し訳ありません学園長・・・でも、でも」
あわてんぼうのシスターは、まくし立てるように学園長に詰め寄った。
学園長は、さっき俺に向けたような鋭い視線で、シスターの言葉を遮った。するとシスターは何かを感じ取った様子で、落ち着きを取り戻した。
「失礼致しました。学園長お話があります。宜しいでしょうか?」
シスターは落ち着いた口調で、学園長に話しかけた。
「何でしょう?話して下さい」
「しかし・・・ここではちょっと・・・」
そう言うとシスターは、俺の方を見た。
何やら部外者には知られてはいけない内容らしい。
「いいえ構いません。彼にも知っておいて貰いたいので」
学園長はそう言うと、上目遣いに俺を探るように覗き込んだ。
仕方が無いと言わんばかりに、シスターは話し始めた。
「分かりました。あそこにいる彼女に魔法器官が見つかりました。つい先日の検診では、誰も見つかっていなかったんですが・・・
今朝、私がクラスに入ると生徒達が騒いでいるので話を聞くと、彼女に魔法器官が・・・・」
魔法器官だって!
俺は驚き、心の中でそう呟いた。
学園長は見透かしたように、俺を見た。
そして俺の方に正対して、話し始めた。
「あなたは、どうお思いになりますか?」
「え?」
「1000年前の魔法大戦の後、魔法樹を切り倒してから、魔法器官を持って生まれてくる子供は一人もいません」
「・・・・・」
「彼女も生まれてきた時は、魔法器官は持っていませんでした」
「はぁ」
「ここに来て、突然彼女に魔法器官が発生した事は、何かの変調の兆しと見るべきでは?」
「変調の兆しですか・・・・?」
全く雲を掴むような話を学園長は何故、俺にするのか?返答に窮する俺は、再び白髪の美少女に目をやった。最初に見た時は、周囲が騒ぎ立てる声に耳を塞いでいると思ったが、彼女の手は魔法器官を隠していたのだ。
「使い魔!」
思わず声に出た。
机に突っ伏し涙を流し、途方に暮れる彼女の肩口に白い使い魔が心配そうに寄り添っていた。
その言葉を聞き逃さなかった、学園長が俺に詰め寄ってきた。
「今、なんと仰いました?」
「・・・・いえ」
「使い魔と仰いましたね」
否定を許さない強い口調と視線で、俺に問いただす。
「あなた、使い魔が見えるのですか?彼女に使い魔が付いているのですか?」
言葉を濁そうにも、今更否定を許さない学園長の問いかけに、なんと答えて言いか困惑し、俺はさっきまで見ていた魔法戦争の絵画に、ふと目をやった。
そして俺の方に正対して、話し始めた。
「あなたは、どうお思いになりますか?」
「え?」
「1000年前の魔法大戦の後、魔法樹を切り倒してから、魔法器官を持って生まれてくる子供は一人もいません」
「・・・・・」
「彼女も生まれてきた時は、魔法器官は持っていませんでした」
「はぁ」
「ここに来て、突然彼女に魔法器官が発生した事は、何かの変調の兆しと見るべきでは?」
「変調の兆しですか・・・・?」
全く雲を掴むような話を学園長は何故、俺にするのか?返答に窮する俺は、再び白髪の美少女に目をやった。最初に見た時は、周囲が騒ぎ立てる声に耳を塞いでいると思ったが、彼女の手は魔法器官を隠していたのだ。
「使い魔!」
思わず声に出た。
机に突っ伏し涙を流し、途方に暮れる彼女の肩口に白い使い魔が心配そうに寄り添っていた。
その言葉を聞き逃さなかった、学園長が俺に詰め寄ってきた。
「今、なんと仰いました?」
「・・・・いえ」
「使い魔と仰いましたね」
否定を許さない強い口調と視線で、俺に問いただす。
「あなた、使い魔が見えるのですか?彼女に使い魔が付いているのですか?」
言葉を濁そうにも、今更否定を許さない学園長の問いかけに、なんと答えて言いか困惑し、俺はさっきまで見ていた魔法戦争の絵画に、ふと目をやった。
すると絵画の下にある、重く分厚い鋼の扉に、魔法文字が光って、浮かび上がって見えた。
さっきまでは何も無かった筈なのに・・・・
俺は吸い寄せられるように、鋼の扉にゆっくりと歩み寄った。
後ろで話を逸らされた、学園長が俺に何かを言っているようだったが・・・学園長の声は耳には届かなかった。
扉の前に立つと、様々な種類の魔法文字が点滅していた。赤や緑、黄色など、様々な色で魔法文字は幾つも光っていた。
何を意味する魔法文字かは分からないが、子供の頃、叔父の書斎の書物に記されていた魔法文字だということは、はっきりと分かった。
「あなた、どうしたんですか?」
問いかける学園長の声は聞こえていたが、応える事ができなかった。
俺は引き寄せられるように、レバーに手をやった。レバーを操作してみると、レバーは動いた。
レバーの操作によって、空間に新しい魔法文字が浮かんだ。
今度の魔法文字は、さっきまでの一文字ではなく、いくつかの文字が並び単語のようであった。
しかし俺には何を意味する単語なのかは、さっぱり分からなかった。
レバーを上下させる度に、空間に浮かび上がる単語が変わり、光った。
背後で、あわてんぼうのシスターが何やら叫んでいた。どうやら勝手に操作していることを咎めているようだ。俺はシスターの注意など意に介さず、操作を続けてみた。
そして気になる、ある文字列の所でレバーを止めた。
するとゆっくりと、恐ろしく大きな音を立てて扉は動き始めた。
あたかも長い年月、口を閉ざしていた恐ろしく大きな生き物が、大声で叫んでいるようであった。
その音で俺は、はっと我に返った。
レバーの操作によって、空間に新しい魔法文字が浮かんだ。
今度の魔法文字は、さっきまでの一文字ではなく、いくつかの文字が並び単語のようであった。
しかし俺には何を意味する単語なのかは、さっぱり分からなかった。
レバーを上下させる度に、空間に浮かび上がる単語が変わり、光った。
背後で、あわてんぼうのシスターが何やら叫んでいた。どうやら勝手に操作していることを咎めているようだ。俺はシスターの注意など意に介さず、操作を続けてみた。
そして気になる、ある文字列の所でレバーを止めた。
するとゆっくりと、恐ろしく大きな音を立てて扉は動き始めた。
あたかも長い年月、口を閉ざしていた恐ろしく大きな生き物が、大声で叫んでいるようであった。
その音で俺は、はっと我に返った。
後ろで学園長が、呟いた。
「長きに亘って閉ざされた、魔法塔への回廊が開かれました」
∑(๑°口°ll๑)はっ🗯📣🕒
ここで目覚ましで、目が覚めました。
長い!文章に起こすと、長い!
なんでこんな夢を見たんでしょうね?
こんなストーリーを考えた事は、
一度もないのにσ( ̄^ ̄)?
ブロ友さん?で、魔法嫁の記事を書いている方がいらして、その記事を毎回楽しく読んでた影響でしょうかf^^*)
使い魔の絵も、魔法嫁で見たような....
見てないような( 'ω')?
絵心がないのが、バレちゃいましたね(笑)
機械と魔法を対比させる着眼点は、自分でも面白いと思っちゃいましたwww
できれば、この続きの夢を見たいんですが…無理だろうなぁ〜
さて、メインのモンハンですがf^^*)
古龍イベントは、まだ行ってません
結局、レアは出ませんでした(´ω`)
最後に(・ω・)ノ
全国の受験生諸君!最後まで諦めず、悔いを残さず、突っ走れ(≧∇≦)/