こんにちは。奥 武志です。
2013年8月1日に、私は独立をしました。
おかげさまで、本日で、独立4周年を無事に、迎えることができました。
コンサルメンバーさん、セミナー受講生さん、アシスタントのみなさん、事業家仲間、身内、友人のみなさん、ブログやメルマガの読者さん。
これまで支えてくださったみなさま、本当に、本当に、ありがとうございます!
(2016年の独立3周年のお祝い会にて)
現在、世の中の事業の、生存率はこうなっています。
1年 約40%
3年 約30%
4年 約20%→今ココ
5年 約15%
10年 約6%
少し前の統計なので、今は、もっと生存率が下がっているそうです。
なんとか、生存率20%の4年を、無事に終えることができましたね。
次の5年は、約15%。
いや、実際は、10%ほどにまで、下がっているそうですが・・・
まあ不安はなくはないですが、お客さまや仲間や、支えてくれている人に感謝して、甘えながら。
次の1年は、さらにアクセルを、もっと踏みこんでいきます。
あいかわず不器用だし、カリスマ性もないけれど、やりたいから、やります。
お客さまに喜ばれて、選ばれて、褒められて、嬉しそうな笑顔になれる人を、もっと増やしたい。
お客さまを幸せにして、自分も幸せを感じて、その幸せが日常にまで及び。
人生そのものが幸せになる人を、増やしたい。
青くさいし、偽善っぽいし、自己満足かもしれないけど、チャレンジしていきます。
共感してくださる方は、ついてきていただけたら、嬉しいです。
せっかくなので、先日、購入者さま向けメルマガで配信したお話を、こちらでもシェアしますね。
私がやってきたことを、ざっくりと振り返った、過去のエピソードです。
この過去のお話が、あなたの勇気やヒントになれば、幸いです^^
(2017年2月、お客さまにサプライズで開いていただいた、誕生日会にて)
● センスや才能がなくても、結果が出た方法をお話します。
「奥さんは、人見知りだったのに、なぜVIP担当になれたのですか?」
「奥さんは、どうやって、講師コンサルとして、成功できたのですか?」
この2つは、奥が、よくいただくご質問です。
ハッキリ言って、今でも、人見知りです(笑)
それに、成功したとは思っていません。
奥より、売れている人なんて、それこそ、星の数ほどいますから。
ただ、多くのお客さまに囲まれていることは、本当にありがたいことです。感謝しかありません。
そこで、ホテルお勤め時代と、起業してからと、2つのケースで、奥が何をやってきたのか?
センスや才能がなくても、成長してくる過程で、何を考えて、どう行動してきたのか?お話します。
何かのヒントになったら嬉しいです。
少し長いですが、読み物として、面白いと思いますよ(笑)
ホテル「パークハイアット東京」お勤め時代のお話です。
新入社員時代は、お客さまと雑談の「ざ」の字すら、できませんでした。
何を話せば良いのか?どう会話を広げれば良いのか?わからなくて。
当然ですが、一歩先を読んだ気配りなんて、できるわけがありません。
ただ、あるときに、気づいたのです。
うまく話せない!ではなく、お客さまの話をじっくり聞けば良い!と。
できない理由より、できる方法に目を向けたら、見える世界が一変しました。
それからは、どんな質問をしたら、お客さまが話しやすいか?お客さまの話をどう聞いたら、心地よく話せるか?
これだけを考えて、接客するようにしました。
すると、お客さまは、楽しそうに話してくれて、仲良くなれたのですね。
また、スゴイ気配りを、自分で考えようとするのではなく、先輩がやっていることをひたすら、真似をしはじめました。
よく考えたら、人間は、真似から入るよなって気づいたから。
そのおかげで、接客への苦手意識は、少しずつ減り、数人ですが、ファンのお客さまができました。
その後、ルームサービスに配属されてから、次の転機がやってきました。
あるとき、ホテル内の公募で、VIP担当「バトラー」になるための専門トレーニングの募集が、かかりました。
バトラーとは、厳密には違いますが、VIP担当、ではなく、日本語で執事という意味です。
ただ、日本では、バトラーを依頼するのは、VIPが多いのですよね。
ハリウッドスター、王族、石油王(笑)など。
VIPが宿泊している間に、専属でついて、あらゆるニーズを叶える仕事です。
動くコンシェルジュ、と言えば、わかりやすいかもしれません。
ところが、そのトレーニングに、参加申し込みをしていたのは、華のある超一流のコンシェルジュなど、大先輩ばかり!!
ずっと気になって、募集の案内を毎日、チラチラ見ていたのですが・・・
参加者の名前は、風のうわさで、聞こえてきます。
「うわあ。あの人も申し込んだんだ。マジか。ちょっと場違いだな・・・」
こう思って、いつまでも、申し込むのを躊躇しました。
だけど、気になっている自分に、ウソをつくのが嫌になって、最終的には勇気を出して、申し込みました。
授業は、大変なこともありましたが・・・
レベルの高い環境は、成長が大きいと、その時はじめて、わかりました。
その結果、そのコースを卒業して、VIP担当になれました。
ある国のプリンセスを、10日間ほど担当したときは、毎日プレッシャーで吐きそうでしたが(笑)
チェックアウトの日に、手書きのサンキューレターを、直々にいただき、涙がこぼれそうなほど、嬉しかったのを覚えています。
今の自分のレベルに合っていることをやるのではなく、ワンランク上の人がいる環境に、飛び込んだおかげでした。
人間は、良くもわるくも、環境に左右されて、生きています。
だから、新しい環境に身を置くことが大切ですね。
こうして、人見知りで引っ込み思案で、不器用で気が利かない私は、それを克服しようとするのではなく。
発想を変えたり、チャレンジしたことで、VIP担当になれたのです。
才能やセンスなんて、関係ありませんでした。
気づけば、一流ホテルで11年も働けました。諦めなくて本当に良かった!そう思います。
ホテルから転職して、営業マンになったものの、悲惨な目に・・・
2007年の大晦日に、ホテルを卒業して、営業マンに転職。
11年のキャリアを捨てて、一念発起!
意気揚々と、新しい世界に飛び込みました。
が、超ウルトラブラック企業で、テレアポの携帯電話料金は自腹。
飲食店に契約をもらうため、毎日通いつめるも、その食事代も自腹。
お給料は、ホテル時代の半分になり、毎月、数十万円の赤字がつづき。
みるみる借金が増えて、クレジットカードの限度額いっぱいに><
スーツがほつれても買い替えられず、ホチキスで止めて、革靴に穴が開いても、そのまま履いて、雨の日は靴下がビシャビシャに。
売上は、0円行進で、毎日上司に、詰められて、精神的にやられました。
「売上どうすんの?今日どうやって売上たてるんだよ!」
「がんばって売れるなら営業いらねーんだよ!」
「売れるヤツが正義なんだよ。契約取れるまで帰るな!」
そんな癒しの言葉が飛び交う、愉快な職場でした(笑)
もうムリ!と思い、上司に教わったセールスを一切やめて、営業先の人と仲良くなることだけをやったら、紹介をもらえるようになり。
紹介の連鎖が起きて、売上の部署最高記録を達成。
今のやり方でダメだから、他の方法に変えた。そうしたら、状況が180度、変わりました。
そして、とにもかくにも、お客さまと仲良くなることが、やっぱり大事!ということを、あらためて痛感しました。
が、やったー!!と思ったのもつかの間、お給料は1円もあげてもらえず、騙されたことに、やっと気づきました(笑)
ストレスと疲労で、心臓を患ってしまい、退職を決意したのです。
あることがキッカケで、起業することに!
六本木ヒルズにある、大型貸しギャラリーと、展望台のマネジメントする仕事に転職をして、統括マネージャーに転身。
あるとき、会社の経費で呼んだ、マナー講師の先生を見ているうちに、自分で仕事をする楽しさを、知ることに。
それまでの人生では、起業も独立も、1ミリも考えたことなんてなかったのに。
降ってわいたように、これだ!と確信。
接客のコンサルとして、副業で起業しました。
ブログが良いらしい!と聞いて、毎日毎日、1日3記事を書き続け。
1年で1000記事を、書いていたことになりますね。
でも、2年間、売上0でした・・・(涙)
ブログのアクセスだけは伸びるも、売れない。
無料の相談はくるのに、有料になると、ピタッと誰からも連絡がない。
いま、思えば当たり前です。書きたいことを、書いていたから。
お金を払ってでも、教えて欲しい!と思えるものでは、なかったから。
ある方のコンサルを受けて、間違いに気づいたのです。
ニーズのないものは、どうやっても売れないと(笑)
そして、もう1つ、気づきました。
自己流をやめて、素直に教わることが大切だなあ、ということに。
その後、他にはない独自のポジションを作ろうと思い、接客業界専門のカウンセラーになりました。
でも、当時の日々は、こんな感じ。
6時30分 起床
9時00分 本業の仕事開始
20時00分 本業の仕事終了
21時00分 出先で電話カウンセリング数件
1時30分 家でブログ作成、メール返信
4時00分 就寝
2、3時間睡眠の当時の生活は、もう二度としたくないです(笑)
でも、このケースでは、起業とは経営者になることで、社長、事務、経理、営業、広報、接客など、すべてをやるということ。
短期間で、なんとかしようと焦らずに、1つ1つ丁寧に、じっくり学ぶことが大事だと、痛感しました。
そして、ようやくサラリーマン年収の6、7割くらいまで、伸びてきて、2013年8月に、独立できたのです。
「リピート接客コンサルタント」がようやく、誕生。
ところが、お勤めをやめて、働く時間は増えたはずなのに、売上はサラリーマン年収と同レベルまで。
いえ、むしろ、自由な時間はどんどんなくなり、このままでは独立した意味がない・・・
どうにもこうにも、伸びなくなって、他の方のコンサルを受け始めてから、講師コンサルタントに、戻しました。
カウンセラーの仕事は、とてもやりがいがあって、辞めたくなかったけど。
でも、当時、コンサルをお願いしていた方に、変えましょう!と言われたので、1ヶ月悩んだ結果、やめました。
教わる立場なのだから、まずは言われた通り、素直にやってみたのです。
ただし、普通の講師コンサルでは、埋もれてしまう。
そこで、必死に考えました。
何が求められているのか?そのニーズを。
そして、お客さまがファンに変わり、リピート率が上がる一流ホテル直伝の接客術という、他にはないサービスを作りました。
教わる立場とはいえ、ただのコピーロボットでは、意味がないから。
教わった通りに、素直にやりつつ、それプラス、自分でも頭を使いました。
「これこれこういう理由で、ニーズがあるとわかったので、リピート80%を超える接客法、という切り口はどうでしょうか?」
「良いですね。やってみましょう!」
師匠に伝わるように、分析結果と理由づけを説明して、ゴーサインをもらいました。
もちろん、自分がやりたいこと(カウンセラー)を捨てるのは、最初はイヤでしたよ。
でも、考えたのです。自分がやりたいことって、根本は何だろう?って。
そうしたら、気づいたのです。
人の成長を応援することや、寄り添いながら成果をサポートすることが、好きなんだよなと。
お客さまに喜ばれて、選ばれて、褒められて、嬉しそうな笑顔になれる人を、もっと増やしたいのが、一番だよなって。
じゃあ、カウンセラーじゃなくても、手段は何でも良いんじゃないか?と思ったのですね。
ニーズのあることで、自分の思いも叶えられることは何か?を考えた結果、今の仕事にたどり着きました。
やりたいこととニーズ。両方を大切にした結果、難産でしたが、やっと自分の道が、見つかりました。
その後も、紆余曲折、試行錯誤をくりかえしてきましたが・・・
おかげさまで、セミナー講師、コンサルタントとして、まだまだ小さいながらも、成功することができました。
かなりザックリで、実際はこの数十倍は、事件が起きてますが(笑)
大きな出来事にしぼって、お話しました。
あらためて振り返ってみると、本当に失敗ばかりでした(汗)
不安と戦ったり、悔しくて泣きそうになったり、自暴自棄になったり、まあいろいろありましたね。
でも、次の1年も、1人でも多くの方の笑顔を、幸せを、増やしていきたいなと思います。
次の1年は、さらにアクセルを、もっと踏みこんでいきます。
みんな、ついてこい!!!
2017年8月1日(火)奥 武志より、みなさまに感謝をこめて
あっ!ホテル時代にどうやって成長できたか?その体験談は、こちらを読んでみてくださいね。